須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

猫も歩けば木に登る(2)~ブラックとムカデ

2020-05-07 23:10:29 | 猫の物語

ブラックという若い猫がいます。花月の猫は兄弟姉妹も多く、必然的に「白黒猫」が多いのですが、顔や身体の柄はそれぞれです。
ブラックは顔に黒色がガチャガチャしていて、毛並みもモフモフではなくて、見かけはあまり可愛くありません。また、性格も怖がりで用心深く、他の白黒猫に比べて人に懐こうとしません。
しかし、若おかみとマネちゃんによると、本当は甘えん坊で、かまってもらいたい性格だそうです。この性格の矛盾こそが、ある意味猫の魅力の一つでもあります。

私たちもずっと、何度声をかけても、ブラックにお尻を向けられていたのです。
他の積極的な猫ちゃんたちが、一緒に遊ぼうとして間に入ってくることも多いので、それっきりになってしまうのですが、何回目かの訪問時、猫じゃらしで一緒に遊んでくれて距離が縮まりました。

今回は最初から近寄ってきました。猫は人の顔と性格を結構、覚えていると思います。だからって、いつも愛想が良いわけではありませんが(笑)、今回はちょっと辛いことがあったようです。
先日ムカデに咬まれて前足がグローブのように腫れていたのが、やっと治ったところでした。すでに腫れは引いていましたが、ショックが大きかったのか、ブラックは甘えたい、癒されたいと思ったのかも知れません。


猫を知らない人は、「猫は猫だ」と思う方も多いでしょうか、猫の性格はみんな違うし、時々の気分も変わるんですよね。花月の猫は半分は野性で生きている分、過酷な体験にも遭います。野性を持ちながら共生できるって、ほんと凄い!ことです。

では、前回に続き、野性の呼び声「木登り」をどうぞ!!


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【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
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猫も歩けば木に登る(1)~福は内!猫は外!

2020-05-07 23:08:39 | 猫の物語
これは大切なことなんですが、花月の猫ちゃんたちが建物の中に入ることは絶対に許されていません。けじめがきちんとついています。お客様を守り、須磨観光ハウスという文化財を守るマネちゃんの決意の固さが表れています。

ですから、全てのお客様に安心してくつろいでいただけるお宿ですので、猫アレルギー、「料理は食べてみたいけど猫はちょっと苦手・・・」という皆さまも、安心してお越しください。

広いガラス張りのレストランホールからは、御馴染みの猫ちゃんたちが香箱を組んでウトウトしたり、横になって昼寝をしたり、石垣の間をさっと歩くのが見え隠れします。猫を見つけながらお食事やお茶を楽しむ・・・全く楽しいだけの時間です。
えらいもので、猫はな~んにもしないのに、いるだけで家族や夫婦、恋人同士、友達同士の仲を楽しく近づけてくれます。全く知り合いでなかったお客さま同士も、レストランから見える猫の話題で、けっこう盛り上がることがあります。

玄関近くには「春眠暁を覚えず」どころか、春風に誘われて爆睡中の子もいます。猫は絶対に中に入れないけれど、お客様との外でのふれあいは自由です。撫でられても起きないぐらい安心して眠っている子もいたりして・・・微笑ましい限りです。

お昼寝も終わり、そろそろ運動の時間です。猫のお宿~須磨観光ハウス花月では運が良ければ、珍しい猫の木登りが見られます。どうぞご覧ください!!


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