須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

2020年生まれイケメン御三家青春の終焉

2021-05-31 20:40:09 | 猫の物語
このブログを書き始めたのが2020年の連休中、昨年の春ですから、あっという間に一年経ちました。一年前に生まれたであろうコハル兄、チビ兄、一緒に男の青春時代を謳歌していたボブ(花ちゃんの兄)のイケメン御三家は解散の危機にあります。

コハル兄(男子です)

チビ兄

ボブさん

ボブは2020年の晩秋生まれ、既に母親ジジより大きいです。ボブはチロかバンの子供だと思います。母親のジジと違って体が大きくなるとは思っていましたが、わずか半年ほどで大成長しました。明るくて優しい、人懐っこい性格です。そして、最近生まれたジジの子供の教育係になっています。2年前のうし兄を彷彿とさせる優しさで、バックヤードにいることが多くなりました。なぜかウニ太郎と一緒に3匹の仔猫達を見守っています。ウニちゃんもやっと居場所を見つけたかな?

そうそう先日、ボブの伯父さん?バンちゃんの首にあった大きい毛玉を二つ切り取ってやりました。バンちゃん、恩義を感じる猫なのか、すっかり懐き、大きい頭もグリグリさせてすり寄ってきます。10キロ越え??の巨体で首にしがみつこうとしたり、膝に乗ってきたり・・・嬉しいけど重くて怖い~、特に雨の日はやめてくれ~~!!!ボブが大きく、優しく、人懐っこいのはバンちゃん譲りかな?


バンちゃん(石抱きの刑)

チビはシマ子の子供です。シマ子は柄から推測するに、大ボス縞次郎の娘だと思います。昨年初春、若年出産でチビ一匹だけを産み育てました。チビと言われただけあって、この子は小さくて鼻風邪と目ヤニが絶えず、片目が潰れたように充血して開かないこともあったような、どうにも心配の絶えない子供でした。性格は強気、コハルと同じように可愛がってもどこか不遜で、心から懐いてくるようなことはありませんでした。人を押しのけても食べるような、誰よりも食い気が勝った、勝気な子供でした。
チビは1歳を越えて更にグンと大きく強くなっています。体幹もしっかりしてきていますし、何よりとても気が強い。オス猫として巣立つ直前なんでしょう、先日東エリアに遠征してきました。もうすぐチロ&バン、マリオとも牽制しあう間柄に変わると思います。

少し前のチビさん

コハルはハルちゃんの一人っ子です。優しくて甘えん坊、気のいい兄ちゃんになりました。よく膝の上に乗ってくるのですが、先日、お客様の膝にも乗っているのを見てビックリしました。ブラシやハサミなどの入ったお世話セットかごをひっくり返したり、ブラシを回して遊んだり、まだまだ幼さが残ります。チビとコハル、最初はコハルの方が少し大きかったのですが、今では抜かれてしまいました。コハルは多分ハルちゃんに似たのでしょうね。身体の成長も緩やかになりましたので、このままあんまり大きくならず、西エリア残留男子となるのでしょう。今は甘えん坊のブラックと仲良しです。

同じくコハルさん

ブラック(左)と仲良し

チビとコハルは同じ頃に一人っ子同士として生まれました、柄がとても似ていて、本当の兄弟のようでたし、本当の兄弟のように長い期間を共にし、いつも取っ組み合いじゃれ合って遊んでいました。そんな一年が懐かしいです。

さらば青春!さらば友よ、さあ、旅立ちだ!!
道は違えど、会った時にはずっと仲良くしてくれるでしょう、ラビとウニ太郎のように・・・。ボブとも譲りあう間柄でいてくれるかな?同じ釜の飯を食ったもの同士、どこかで気持ちは通じあっていると信じています。


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ジジの子供達 ~ 2021年春4月後半生まれ:里親募集中

2021-05-24 06:41:02 | 猫の物語
花月のお母さん猫のジジは、他の多産系猫(ビビ・ニャニャ)より若干早く出産することが多いようです。彼女たちの中で一番モテるのがジジなんだと思います。
4月に生まれた仔猫達は3匹。縞2匹と白黒1匹、合わせて3匹なのですが、白黒はボブと相似形です。ジジは多分同じオスが好きなんでしょう。だから生まれてくる子供の柄がいつも同じです。



今回の3匹、子供の父親予想・・・白黒はチロ&バン兄弟の多分チロ、縞その1は縞次郎、縞その2は・・・濃い渦巻きのような模様、この模様は初めてなんですよね。そういえば心当たりがあります。ご近所さんのコマちゃんです。

若女将は「心配くん」とか「泣き顔の子」とか呼んでいますが、私は「コマちゃん」と命名しました。なぜなら目じりの下がった愛嬌のある顔、「泣いているような、困ったような顔」、をしているからです。



このコマちゃん、一時頻繁に出没していました。私はぎょっとして追っ払っていましたが、マネちゃんによると発情期にはたまによその猫が現われるそうで、「他の血が入った方が血が濃くならなくていいかも」ということ。

コマちゃんと黄縞猫が2月~3月にウロウロしていましたが、コマちゃんは父親になれたようですね。ジジは細くて小さい逆三角形の顔をしていますが、コマちゃんは丸い大顔です。はてさて仔猫の顔がどうなるのか楽しみでもあります。



ジジの4月出産に続き、5月に入り更に出産ラッシュ!が続いています。ビビはどこかで子供を産んだようですが、まだ連れてきません。ハナ(ニャニャ)は白っぽい子を4匹産みました。覗くと怒られるのでチラ見ですが父親候補はプレイボーイ・ラビだと思います。以上の3母猫はもう充分です。これからの病気や寿命を考えると、そろそろ避妊手術が必要です。

ゾロの子供は新猫小屋2F横に置いた段ボールの中で育っています。ゾロは懐かない奴らだったのですが、怖がりなだけで温和な性格です。母親になり授乳のためもあってか積極的に出てきて「ご飯~!」と鳴きながら近づいてくるようになりました。母は強し!です。



ビクトリア・・・4匹ほどお腹にいたんです・・・触ったので分かります。ある日お腹がぺったんこになっていました。どこで産んだか、どうなったか分かりません。今回の子育てはたぶん放棄したようです。

若年出産の姉妹、ゾロとビクトリアの命運を分けたきっかけは何だったのでしょうね。それは、「自然の摂理」のみが知っていることなんでしょう、残念でした。しかし母親たちと同様、産後で身体が弱っているのでたくさんご飯を食べて早く回復してほしいものです。


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もてもてロロちゃん ~ 恋はチョイス、そしてチャンスとタイミング

2021-05-11 23:56:50 | 猫の物語
妊娠出産未定のメス猫はオス猫に狙われているのですが、人間と同じくメス猫にも好き嫌いがあって誰でもいいわけではないようです。ですから春にはしょっちゅうメス猫がオス猫に声を荒げる威嚇や唸り声を聞いたり、激烈な猫パンチを食らわせているところを見たりします。

普段から強気のメス猫軍団は、マリオのように体が大きく強面のオス猫がいてもたいして気にせず、美味しい高級カリカリを目の前でかっさらっていきます。オス猫もたとえ自分の食べる分が無くなっても、暖かく見守るだけで怒ったりしないのです。それができれば男として一人前の猫なんでしょうね。

青年期から急成長し身体も気も大きくなったオス猫チビ、元から食いしん坊なんですが、ブラックやユキちゃんなどの先輩オス猫達はもとより、授乳中のジジを始め自分と同じく食い気がすごい妹分グー等の女性陣にも威嚇のうなり声をあげ、高級カリカリを譲りません。だから最近私に叱られることが多いのです。レディーファーストができないオス猫はまだ一人前のジェントルマンにはなっていないかもね、チビ。



仔猫から大人へ成長の過程で変わっていく性格や生き方、雄雌の性差によって違ってくる習性は、最初から室内飼いをする猫には見られないものですから、とても興味深く面白いです。

例えば、西エリアのグーちゃん、一歳に満たないのですが、一時ラビにしつこく追い回されていました。グーちゃんは鼻水やクシャミがとれません。しかし身体はプルプルつやつやで見た目はとても可愛い女の子です。相変わらず凶暴女子ですが、まだ少女のままがいいのかラビを嫌がって庭中を逃げ回っていました。そうかといえば、ビクトリアやゾロの例もあります。この3女子はほぼ同年齢です。



ウニ太郎が一途な純情男子(?)だとするとラビはプレイボーイです。料理長から「あの白い子はしつこいから嫌い」と言われるまでになりました。そうです、グーに相手にされないラビは相手を替え、しつこくロロちゃんを付け回しています。またうし兄もロロちゃんを狙っているようで、最近では毎日ロロちゃんの逆鱗に触れています。またチロも密かにロロを狙っています。

事件が起きました。もてもてロロちゃんは最近気が立っていますので、自分の身体ぐらい大きなヒヨドリを捕獲、唸りながら首根っこをくわえて振り回し、離そうとしません(ヒヨドリが可哀想なのはちょっと置いてくださいね)。スワっ一大事、みんながワラワラと集まってきました。お腹にムシが湧くといけないので、マネちゃんがロロからヒヨドリを引き離しました。それからロロちゃんは三角の大きな庭石の上に登りました。そこに、待ち構えたうし兄とラビ、サツキの陰からチロが目を光らせ、三つ巴でロロちゃんの気をひくチャンスを狙っています。庭の方からはブラックも見ています。





ロロちゃんは結構長い時間、じっと辛抱していましたが、初動はうし兄、不器用なので嫌われて失敗、次いでラビが素早く岩に登り素早くロロの首根っこに咬みつきました。ロロはかわして怒りながら逃げ去りました。やはり一番しつこいのはラビでした。



成猫メス猫にとっての大仕事は「出産と子育て」でしょう。出産子育てが絶えないメス猫(ビビ・ジジ・ハナなど)、あまり産まないメス猫(ハル・ミーコ・コロ・シマ子など)、そして全く産まないメス猫(ロロ・パン・クマなど)がいるのも興味深いです。

ロロは昨年はモテませんでした。それなのに今年は何故かモテていますので、2021年の結果はどうなるでしょうか。因みにクマちゃんはモテない女子の代表格、プレイボーイのラビや毎日顔を合わせるチロに秋波を送り、お腹を見せたり、鼻クンクンしたり、時々アプローチをしています。プレイボーイのラビにさえぷーんと横を向かれて可哀想なクマちゃん、オス猫も誰でもいいわけではなさそうです・・・なんかねぇ、人間と同じなのかもね。



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2021年春、またまたの出産ラッシュ

2021-05-09 08:23:45 | 猫の物語
またもや空前の出産ラッシュ・・・そろそろビビ、ジジ、ハナは避妊手術をする必要があります。今回の出産を終えたらまずはビビ。既にゴッドマザーとしての役割を十分に果たしました。「ビビはもう充分、身体を休めて長生きしてほしい」とマネちゃんも言っています。

ジジもずっと産んでいるのでもう充分でしょう。そのジジの子育てには最近、ウニ太郎がつき添って見守っていることが多いようです。花月のイケメンスタッフのお兄さんが「ウニ太郎は猫らしくない、律儀で純粋、一本気な男だ」と言ってました。そうかなぁ??ウロウロしてるけどなあ。ま、今はそうなんでしょうね。



最近本当に驚いたのですが、ビクトリアという一歳になっていない東エリアのメス猫、まだ子供だと思っていたメス猫のお腹が大きいのです!ビクトリアがご飯を食べている時お腹を触ったら、丸餅みたいな感触がゴロッゴロとしてビックリ!ええ⁉ビクトリア妊娠してるやん!!!!!!




そして同じく一歳になっていないゾロ、はい、女の子でした。料理長が「ゾロも妊娠してるみたい」と教えてくれました。そういえば体が太く丸くなっています。ゾロは「なつかない奴ら」の二番手だったのですが、最近頭だけは撫でられるようになりました。可愛くなったなぁと思っていた矢先の妊娠です。



以前、若女将が(亡くなった)ジャスミンの子供、ベンジャミンの父親はラビじゃないかな?ラビは出産時に嬉しそうだったと言っていましたが、上記ジジ&ウニ太郎の逸話で思ったことがあります。

ビクトリアは東エリア猫小屋の1Fに、兄ビリー&時々帰ってくる母ビビと共に暮らしていますが、最近は時々ニャン太かニャン吉(私には見分けがつきません)が猫小屋に入って寄り添っています。また、猫小屋の2Fにはゾロがいて、チロが寄り添っていることが多いです。



もしかしたら、出産を待つ父親???猫にそんな傾向があるなら新発見ですね。初産のビクトリアとゾロの安産を祈りつつ、生まれてくる仔猫の色柄が楽しみでもあるこの頃です。



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花月看板猫ちゃん達アーカイブス ~ 2019年秋の様子

2021-05-05 22:23:08 | 猫の物語
2021年5月がやってきました。「花月」の一大勢力、花の2019春組は5月生まれです。まもなく2歳の誕生日を迎えますので、それなりに大人になりました。



さて、私が「花月」に行ってする基本的なことは、

1 美味しい料理を食べる
2 マネちゃんや若女将の「お・も・て・な・し」で楽しく談笑
3 猫ちゃん達と遊ぶ

ですから、このブログを始める前は、自分で写真を撮る時間も気持ちもありませんでした。写真を撮るより、猫ちゃん達と遊びたかったのです。ブログを始めてからは、

4 料理と猫ちゃん達の写真を撮る

が加わりました、満足満足・・・。



さてさて、2019年秋の写真を入手したのでご紹介しますね。生まれてから4~5ケ月、みんな小さいけど頑張っています。

2019年の私は、「老舗料理旅館のお庭にいつまでも長居してはご迷惑だ」と思っていましたが、ブログという錦の御旗を得て、今ではけっこう長い時間猫ちゃん達と一緒にいられるようになりました。料理&猫ちゃん達・・・一粒で二度美味しい・・・満足満足!!

最近は花月猫ちゃん達に会いたいというお客様も増えたようです。マネちゃんはいつも心ゆくまで遊んでくださいとおっしゃいます。猫好きの方は歓迎しています。猫がよく見える席もご用意していただけるそうです。

とはいえ猫が苦手というお客様もいらっしゃいますね。花月猫は館内に入れません。時々いたずらしてドアが開いたとたんにダッシュ!!してくる子がいますが、すぐに退場!!!です。ですから猫が苦手なお客様にも、安心してお料理を楽しんでいただけます。

それでは写真のご紹介。
まず、手のひらサイズのモフちゃん。「手乗りモフ」でしたね。小さい模様が同じなのが可愛いです。最近よく食べて大きくなりました。さすがオス猫です。しかし、持病の癲癇があるようで心配・・・マネちゃん夫妻はお医者様に連れて行っていますが、今後セカンドオピニオンも視野に入れています。猫の癲癇情報をお持ちの方、また教えてくださいね。



それから、小さいまろ。まろちゃん元はキツネという名前でした。何かの拍子に玄関に紛れ込んで困っている様子。目やにが酷い!。花月猫の悩みの一つは猫風邪です。一匹でもかかるとご飯の時に集団罹患してしまいます。冬の須磨浦は寒~い谷風が過酷です。春になると治りますが、それでも鼻水やクシャミが絶えません。中でも目やには長いです。ステロイド軟膏を塗ったりして、5月になってようやく全員が完治するといった感じです。



そして、あった~!!!「ラビとウニ太郎兄弟船」の証拠写真。仲良く一つの段ボール箱に入っています。こんな時期もあったんですね。今後、チビとコハルの兄弟船も見られるのでしょうかね。大きさも強さも逆転、性格もはっきり変化してきた義兄弟「チビとコハル」の成長が楽しみです。



最後にみんなと一緒に暮らしていた頃の「うし兄」。最近時々帰ってくるようになりましたが、この頃のように撫でたり抱っこしたりはできなくなりました。ニャン生色々また心境の変化があるかもね!




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