須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

花月のおせち料理

2020-12-30 18:54:23 | 花月のお料理
花月のお節料理、ご予約承っています!!!!!!
東は宝塚、西は姫路まで31日にご配達いたしま~す。

さてさて、大事な宣伝を忘れておりました。go to トラベル年末年始中止のあおりで「花月」もまた大打撃を受けています。助成金にはお泊りが必要なので、レストラン営業のキャンセルは痛いそうです。

ここのレストランホール、全く密にならないので大丈夫だと思うのですが・・・。ちょっとご年配の方々が多いのですが、予約してお越しになり、ゆったりとした食事の後、猫に話しかけたり頭を撫でたりして、寛いでいらっしゃいます。よろしければ、クリスマスの後土日まで、また新年年明けには営業しておりますのでお越しください、事前にご連絡いただければ助かりますとのことです。

でもやっぱり・・・自宅のほうが心配ないって方が多いのでしょうか。そこでお節料理。はっきり言って値段は少々お高めです・・・うんうん、花月ですから。では、花月のお節料理と他との違いをご説明しましょう。

先週、今週は料理長が頭を抱えて献立を選んでいました。里芋or海老芋?マネちゃんも協議に参加し、海老芋で最終決定!芋坊と同じ海老芋です。わーいわーい大好き!!
偶然耳にした一品ですが、こうして厳選された食材が使われています。

そしてここからが真骨頂。花月のおせち料理、全て30日の夜から詰めます。おせちの鮮度優先のため、暖房を入れず寒いレストランテーブルに重箱をぎっしり並べ、仕上がった料理から順に、不眠不休で詰めていきます。完成は明け方。出来立てを車に積み込み、朝から三手に分かれて配達します。

そうです、花月のおせち料理、前もって作り置きしたものはないのです。ですからもちろん、防腐剤等は一切使われていません。食材が傷まないようにと、配達車3台にはヒーターを入れません。そんな徹底ぶりで皆さまのお手元に届けるのです。

このクオリティの守り方をご理解いただけたら、花月のおせち料理の見事さをご納得いただけるでしょう!





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「花月猫」動画(2)

2020-12-23 23:32:16 | 猫の物語
キツネ改めまろちゃん、ハルちゃんとジャスミンは兄弟姉妹です。そして、コハルは甥っ子にあたります。

5 猫じゃらしを取り込んで遊ぶコハルとちび、見守るジャスミン。縞に茶色が入っている方の仔猫がコハルです。


6 自撮りで猫じゃらし振りなのでうまく撮れませんが「キツネ組」ほぼ全員集合。ジャスミン、ハル、コハル、ちび



7 手遊びが好き。いたずら元気者コハル





暖かく長かった秋も終わり、本格的に冬が近づき、空も海も重く神々しく色が変わってきました。寒い地方は大雪に見舞われているのですね。

花月猫ちゃん達にも厳しい季節です。古いフリースやセーターを敷き、できるだけ使い捨てカイロを入れてあげようと思います。総数20匹から30匹。縄張りの力関係でご飯の時しか帰ってこれないお兄ちゃん達もいます。心配ですが、家猫にはない自由がある。それはもう運命、どちらがいいとは言えません。

マネちゃんは「お城」のような猫小屋を作る計画を話していらっしゃいましたので、今度行った時が楽しみです。どんなお城かなあ?でもね、猫がダメなお客さまもたくさんいらっしゃるので、そこは目立たないお城じゃないとダメなんですよね。組み立て式キャッスルかも・・・??

追記:「お城」は言ってみれば・・・今はなき香港の九龍城のようなお城でした。寒くないように段ボール二重構造です。香港の九龍城は一度迷い込むと出てこられないと言われた、廃退的な魅力に満ちた場所でした。「ブレードランナー」的世界観が実在した場所・・・おっと脱線・・・花月猫九龍城は季節ものですから、取り壊しも簡単に出来ます!


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「花月猫」動画(1)

2020-12-22 23:05:20 | 猫の物語
キツネ改めまろちゃんの幸せを感じていただけましたか?
今回アップする動画は寒くなる直前、12月11日のものです。この動画集を読んでいただいた後の方が分かりやすく親しみが増すかと、情報が前後することをお許しください。

まず、「僕はモフ、モフ!」のモフ。キツネ(まろちゃん)にとっては同じ年の甥っ子です。

1 広い花月の庭で佇むモフ。こんな広くてきれいなお庭、お外で遊べるのは幸せだよ、モフ!






3 移動するモフに仕掛けるチビ、モフは階段の向こう、郵便ポスト裏の狭い縄張りへと逃げ去る。座ってみているのがまろちゃんの姪っ子コハル。



4 呼びかけに頭だけ隠すモフ。キレッキレだよ!



続く・・・。


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花月のお料理(48)~甘鯛の幽庵(柚庵)焼き

2020-12-22 20:58:31 | 花月のお料理
幽庵焼きは、他の当て字として、「柚庵焼き」「幽安焼き」「祐庵焼き」等があてられ、由来は人名など諸説あるようです。

和食の焼き物のひとつで漬けダレを幽庵地といいます。基本は濃い口しょう油、酒、みりんを同割で作り、それに輪切りの柚子やカポスを入れます。この地に魚や鶏肉等を数日漬けて、汁を切り、柚子の香りが移ったものを焼き上げます。



魚はアマダイ、マナガツオ、イナダ、サワラ、カマスなどの切り身が使われるようです。ここでまた冬の香り、柑橘系のお料理が登場です。柚の香りが清々しいです。

冬の味覚には香りの強い、柚、金柑、蜜柑等、清々しく爽やかな柑橘系が合うんですね。料理長の技のおかげで、冬と柑橘系の味覚コラボについて、人生初めて思い至りました。「寒い冬はこたつで蜜柑」というフレーズに永遠の魅力を感じるのも、冬と柑橘系の味覚がマッチングしているからなんでしょう。

更に、朴葉を使って少し焼くと朴葉の甘い香りが染みこむのです。でたっ!冬の技、甘味+α、この料理、甘味と酸味のマッチング!!

美しい三角形の朴葉は閉じられています。それを開ける楽しみ、・・・開けたとたん、ふわっと酸味(柚の香り)が甘味(朴葉の香り)に加わります。甘鯛の上に、柚の輪切り文様が可愛い、時差を使った二つの香りが食欲を増幅させるのです。



お料理に目や手の楽しみが加わると美味しさもひとしおなんですね!

料理長は食べる人の目や手の楽しみをを知っている方なのでしょう。技を楽しむとお料理も更に美味しくなります。実は料理長、工作も得意で、時間のある時には花月猫ちゃん達にキャットウォークを作ってあげたりする多才な方です。

料理長の多才と遊び心が生んだ一品に何度も楽しませていただきました。感謝!



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須磨浦公園(9)~冬の残秋:高台から観光ハウスまで

2020-12-19 15:13:37 | 日記
須磨浦公園(8)の続きです。
のり面改修工事、もう少し詳しい写真や動画も撮りました。やっぱり山陽ちゃんが頭を出しています。可愛いですね。ここでよく写真を撮っているので、のり面工事の方に「なんやねん」と思われているかも。でも負けずに動画撮影したのでご覧ください。



山のほうへ向かって方向転換90度。坂道を上ります。途中の茶屋の前、木にはたわわに実がなっています。これはハッサクか夏ミカンか???植物を知らない私や友人で情報交換しましたが、なかなかラチがあきません。落っこちている実を一ついただきました。



夏ミカンは単純に名前から考えて、夏に大きく実がなると思っていました。ホント何も知りません。実った果実が冬を越して翌年の夏が食べ頃になることから夏ミカン。寒さには弱い性質があり、気温が低くなれば冬に木が耐えられず実を落としてしまうことが、しばしば起こるそうです。

また母によるとハッサクと夏ミカンでは肌質が違うらしく、持って帰ってみた実を見て「夏ミカン」と言ってました。夏ミカンは肌質がボコボコしているそうです。とても食べられるものではないらしく試食せずに仏壇へお供えしました。ご先祖様、酸っぱくてごめんなさい。



花月の玄関口、またイロハモミジかな?、レストランから見る紅葉もまだまだ美しかったです。



①モミジ≦カエデ、②夏ミカンは越冬する・・・ホント何も知らない私ですね(笑)残秋は12月11日の話です。その後12月14日には須磨の海はグラデーションに色を変え、そして冬がやってきました。




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