特に親しかった訳でも無い同級生の葬儀。その後、その父親から学校経由で届けられた自分の名前の入った金属プレート。彼と一緒に火葬した詩集に挟まっていたものが燃え残ったらしいと。そしてすっかり忘れていた、半年ほど前彼から手渡された手紙、封も切らず机の引き出しに。友人から紹介された「記憶から消えた」小学校時代の同級生。自殺した友人のモトカノ・・・・そんなこんなが絡んだミステリィ。
主人公のもやっとした感じが終始淡々と。そう、実に淡々と・・・なんかクールで叙情的?そういう意味で「森 博嗣的」なのかも知れない。友人「姫野」が結構ナイスだったりします。その他色々・・・結局地味な感じですが、好きです。
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