「モンキーターン」も良かった河合克敏の作品。少年サンデーに連載していた。柔道マンガでは小林まことの「柔道部物語」と双璧だぜい!!
昇段試験会場で出会い、その年の試験で彼らのみが「抜群」にて黒帯GETした5人が「浜高」で出会う。そして何故か全員が浜高に柔道部が無いことを高校の柔剣道場へ見学に出向いてから知るという・・・・自分の入る高校のリサーチ不足にも程がある展開から物語りは始まる、学園青春柔道物。
それぞれのキャラがしっかり立ってるのは花男の好きなマンガの基本。それぞれの立ったキャラを生かした適度なギャグ展開と、それぞれの柔道家としての成長の過程や、高校生にしては地味な恋愛も、ライバルとの戦いや意地の張り合い、照れ隠しの合間に描かれる友情や互いへの尊敬など、こいつはきっちり「男の子向けグリコ&スポロガム」である。
「ぺヤングギャグ」の絶妙なタイミング、いきなりスカート丸めてバク転しようとするマリちゃん、おかまで多重人格の永田君、「格闘技通信とかかってんじゃねえか!?」と長谷に迫る宮崎・・・などなど、笑いの感覚は見事につぼ。ストーリーを阻害しない完璧なさじ加減だ。そして巧と藤田のライバルストーリーと、巧以外のメンバーの意地や頑張りは元「男の子」としては本当に熱くなる(特に杉と斉藤が良いなあ・・・)。
と言うことであくまでも男の子向けな「ポストスポコン」なほのぼの少年漫画の王道青春物。ピンと来た方は是非読むと良いのだあ!!
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