
パンクと呼ばれるものは割りと苦手かも知れない。特別嫌いと言うことも無いのだけど好んで聴く音楽ではない。80年代半ば~後半にパンクブームの再来みたいな感じになったが、その時聞いたピストルズもクラッシュもジャムもあまりピンと来なかったし、色んな日本のパンクバンドも周りが熱中する理由が判らなかった。
ノイズミュージックと呼ばれるものの割と苦手かもしれない。ジョンゾーンとか全然判らなかった。アートリンゼイが参加してたっつうので気になっていた「DNA」言うバンドの演奏も含まれるNYアンダーグランドシーンのコンピ「No New York」がCD化された時も飛びついたが、どうもピンとこなかった(コートーションズとか言うバンドがちょっと面白かったけど)。
で、このポップグループである。何故か好き。自分にとってぎりぎりの線なのか?
「僕は昨日楽器を買いました。友達も楽器を買いました。だからバンドを始めました。FUNKをやりました。そしておおきな音でレコーディングをしてみました。楽しかったです。」
ぐらいの勢いで作られたわけでもないんだろうけど・・・当然FUNKにはなっていない。ニューウェイブっつうらしいがFUNKと言うよりはPUNKの方が近い。ピストルズがロックンロールを「めたくそ」に解体したよりずっと「わけわかめ」にFUNKを破壊している。手探りでよれよれの演奏ながらノイズと「おいしいリフ」をかき集めコラージュしまくったサウンド。そしてボーカルはわめき散らすのみ。ほとんどノイズ・・・・ぎりぎり音楽。なのにどうも気持ちが良い。そしてカッコよいと思ってしまう。ただそう言った類の演奏なのでどの曲がどうっつうんじゃなく全体の雰囲気が好き・・・なのかなあ。
歌詞の方は抽象的ながら結構シリアスでメッセージ色が強いらしい。自分でも何で好きなのか判らないので・・・お勧めはしにくいけど、好きなアルバムなので書いてみたよ。
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