花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「狼のようなイルマ」 結城 充考

2015-10-21 23:44:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


IT系の腹黒社長を巡り・・・ありとあらゆる毒を魔法の様に扱う殺し屋=蜘蛛。紆余曲折も彼の下で専属的に腕を振るうことになる。中国黒組織の武闘系超絶殺し屋=低温。組織の名誉と復讐のため腹黒社長の命を派手に狙う。そして特攻野郎系女性刑事イルマ。腹黒社長を殺人教唆で追いながらも、殺し屋たちからも守らなきゃいけない感じ・・・この三つ巴の戦いなアクション小説。って事で良いですか?


この人の以前の作品は好きだったんだが、しばらく書かなかった後復活後の作品は・・・1冊は読み始めでくじけてずっと放置中、もう一冊は読み切ったけどどうも、う~ん・・・って感じだったので、これも買おうかどうか一瞬迷った・・・買ったけどね。で、最初はなんかやっぱ入れなくて・・・ああ、でも読んでくと「これは行けるかも」と言う感じで・・・しかし、色んな描写がものすごく細かく詰め込まれてる。細部が多すぎてストーリーのダイナミズムが・・・なんて感じたりもしたんだけど・・・なんか良くわからない面白さみたいなのが漂ってる??そして・・・そのうち、これはあれだ、総合格闘技確立前の昔の異種格闘技戦とかの面白さみたいなのも出てくる???一体誰が強いんだ的な?千代の富士とモハメドアリとアントニオ猪木と戦ったら誰が勝つんだみたいな???そうか・・・細部は格闘家たちのプロフィールなんだ。それぞれの戦士たちの背景を描くことで強さへの妄想と思い入れを同時に上げていくと言う・・・ホントか???でも結果的にはそんな風に感じました。


正しく読めたかは不明だけど・・・結果的、最終的には面白かったです。




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