これは出た当時から今まで本当によく聴いたなあ~・・・当時、花男が最強のバンドだと思っていたFISHBONE。デビューミニアルバム→ファーストフルアルバムを経由して、こいつが最強のセカンドフルアルバムだ!!
FISHBONEの魅力ってなんだろうなあ。よく言われる「好きな音楽は何でもやってやるぜ!!」ってな感じの雑食性ごちゃ混ぜ感とか、身体能力とはんぱ無い個々の演奏力に裏打ちされたぶっといグルーブや疾走感とか・・・まさにその通り。でも実は結構良いメロ書いたりとか、凄く緻密なアレンジのバージョンを今で言うマキシシングルで出してたりとか、体力や勢いだけじゃない「知的さ」も実は見え隠れしたりする。ともかくそう言った色んなもんひっくるめて花男はFISHBONEが大好き。
演奏の方は本当にすげえ。残念ながら超強烈だった当事のライブは画質の悪いビデオでしか見たこと無いけど、スタジオ録音でも演奏のカッコよさは当然堪能出来ます。ケンダルのギター本当に大好き!!FISHのドラムはぶっといし(レッチリの”母乳”で一曲だけFISHがドラムたたいてるけど、チャドより全然良かったりする)、ベースのノーウッドはかなり達者。クリスのキーボードは”イカシテル”し、アンジェロのボーカルは本当に最高だ!!アンジェロ&ウォルターのブラスも効果的だし他のメンバーのコーラスも良い味出してる。満点だね、まさに!!
このアルバムの曲の方に目を移す。一曲目の「Freddie’s Dead」はカーティス・メイフィールドのカバー(アルバム”Super Fly”より)。これが本当に良い。実は原曲よりこっちを先に聴いてたんだけど、原曲の魅力をしっかり出しかつ自分たちの持ち味も出している。彼らがカーティスをリスペクトしてるのがよく判る(B級っぽい映画のサントラで、”He’s Flyguy”っつう曲で共演してたりもする)。
2曲目の「Ma&Pa」はFISHBONEの曲の中でも花男が一番好きな曲。スカをベースにしながら、疾走感と腰に来るグルーブを併せ持ったなんかすげえ生かしたリズムにキャッチーなメロディーをのせアンジェロのかっとんだ声のボーカルが乗っかると・・・これを「最高にイカシテル」と言わずして何をそう言うべきか!!
この調子で全曲紹介してくとすげえ長くなる・・・いやもう他の曲もすべて良いっ!!どの曲にもFISHBONEの魅力が詰まりまくってます。スカ、ハードコア、ヘビーFunk、ウエスタン(?)・・・・何をやっても最高にFISHBONE、そんな感じのアルバムです。
この次に出た急にヘビーでややシリアスなサウンドになった「Reality of my Surroundings」もすっげえ最高!!後は馬鹿っぷりが本当に素敵なデビューミニアルバム「Fishbone」も捨てがたい。他のアルバムにも良い曲あるけど、この3枚がやっぱ最高だな。
残念ながら現在は大好きだったケンダルとクリスが離れちゃってるんだよね・・・2000年にでたアルバムも悪くは無かったんだけど、全盛期を知ってると歳とったのかなあなんて感じて寂しかったり・・・もしFISHBONE未体験で興味のある人はまずは是非全盛期の作品から接してちょうだいね。
先日のTTDやStevie Salas、今回のFishboneと、自分と音楽の好みが合う方がいらっしゃるんだなあ、と嬉しくなりました。
かなか周りにこの手の音楽好きな人少ないですよね。花男も非常に嬉しいです。これからも好きなものを時代にこだわらず羅列して行きますので宜しくお願いします。