バチカン奇跡調査団シリーズ全部入れるとシリーズ第25弾、短編集としては第7弾かな。
「貧血の令嬢」:ある食品会社の著名な先祖が遺したレシピを観たいロベルト。その代わりに12歳の偏食の娘が食べられる料理をと依頼され、平賀と類似する少女が愛しくもあり彼の助言も借りて準備した料理は・・・
「ウエイブスタンの怪物」:平賀の親戚がとある貴族に婿入りすることになり、結婚式での新郎側のゲストの人数カサマシのためロベルトも誘いその帰属の屋敷を訪れる。予期せぬ知人も来てたりしてなかなかいい感じだったが、その夜あるゲストが「怪物」に食い殺された様な無残な姿となり翌朝発見され・・・
「受難のカーニバル」:姉の予言で近しい二人の神父が大剣に刺されると知らされたシン博士は、ロベルト&平賀の事に違いないと二人を閉じ込めて運命の日に危険が起きないように画策し、一方の二人はどうしても行かなければいけない公務のため軟禁場所から脱出を試みるが・・・
「番外編・遭遇者たち」:バカンスで訪れたネミ湖で不思議な現象を目撃した平賀とロベルト。しかしその後二人は異世界に・・・??
そんな4編でした。
少女のために最新技術も織り交ぜてレシピを工夫する「貧血の令嬢」が一番好きでした。王道は「ウエイブスタン・・・」ですね。サスキンス&エリザベートも出て来て程よく味を発揮してたのもナイス。他の2作も良かったです。「番外編・・」は朱雀十五と言う筆者の別小説とのコラボと言うかマッシュアップ的なSFホラー。そっちは未読ですが今後読むことは・・・どうだろ?少し考え中。多分少なくともそれなりには面白いと思うので、気が向いたら。そんな感じでした。
面白かったです。
シリーズ過去作の感想↓↓↓↓↓↓↓↓↓
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