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花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「ボサ・ノーヴァ物語○青春篇」 オーディブック 1993

2006-03-11 23:42:50 | 音楽の話とか
体調はまだ微妙だが体重は一日で元に戻った・・・どうやら水分が抜けていただけらしい。しかし3kg・・・・俺の体はスポンジかよ!?

と言うことで、病み上がりにも優しいボサノバのコンピです。もう13年くらい前かあ・・・社会人になった頃だな。調度まあ大人ぶりたいっつうのもあったりで・・・ボサノバには興味があるけど何から聴いて良いかわかんないなって頃にこのアルバムが発売になり「おっ、じゃあこれが良いじゃん!!」と購入したのが出会い。結局の所、花男はその後はちょろちょろとはボサ関連のCDも聴くようになったが熱心なボサファンにはならなかった・・・でもこれは良く聴いたなあ・・・やっぱ調度良いボリュームでいろんな人の演奏がバランスよく聴けると言うのが吉だったのかも知れない。他のボサのCDは判らないけどこのCD とは今後も末永く付き合っていきそうなそんな気がしてる。

全27曲、花男でも知ってる有名どころから、あんま良く知らない人達まで1960年前後の演奏を収録。調度ボサノバが誕生した若い頃の演奏集っつう訳。全曲丁寧な解説付きと言うのも嬉しい。曲の方はもう全篇気持ちよい演奏が収録されているけど、特に好きな曲を取り上げると、まずはバーデン・パウエルのギターインスト2曲がすっげえカッコイイ。この人のアルバムもその後購入したりしたが、やっぱこの人のギターは良いなあ・・・何と言うか音色とか、キレとか、タイミングとか、構成とか、和音の中に浮かび上がるメロディーとか・・・すべてが気持ちよい。パーカッシブでメロディアスで豊かなハーモニーで・・・「それって普通にボサギターじゃん?」って思う人も居るかも知れないけど、なんか特にこの人のは気持ち良いです。一応花男はギターを弾く人なんだけど・・・もう聴く時は棚上げしてますので(最近ちゃんと弾いてないし、そもそもボサギターなんか弾けないし・・・)、別にギターとか興味ない人が聴いても「特に気持ち良い!!」って思うんじゃないかな・・・って思うわけです(訳わからないなあ・・・)。つまり・・・演奏が凄いとかテクニックが凄いとか(どうやらかなり凄いらしいんだけど・・)、そういう聴き方じゃなく普通に聴いて「特別気持ち良い!!」演奏だと思いますですよ、バーデン・パウエルさんのギターは。

あと、なんと言っても大好きなのがジョルジ・ベンの「マシュケナダ」。この曲自体は後にカバーしたセルジメンデスの演奏がずっと有名だけど、この人のがオリジナルらしい。一方ジョルジ・ベンさんはボサノバっつうよりはもうちょい後のブラジリアンポップスでブレイクした人で、ロッドスチュワートがこの人から盗作で訴えられて負けたっつう事で記憶してる人も居るかも知れない。ここに収録されてるバージョンは二回目の録音らしい。初回録音ってのも後に入手し聴いたけど、断然ここに収録されてるバージョンが良い!!めっさかっこいいっ!!もうセルジオメンデスのバージョンにいたっては、これ聴いちゃうと犯罪的に「かっこ悪い」とすら思えてしまう。バックの演奏もえらくカッコイイんだけど、何よりボーカルが良い。なんと言うか、「ルパン三世」の初期シリーズに通じる「悪カッコよさ」と言えば良いか、夜と強い酒が似合いそうなカッコよさ(真昼間に生茶飲みながら聴いちょリとかしてますが・・・)・・・もう男です。野郎です。しかも良い感じにキザです。でもってナイフみたいにとがってます。そしてエロいっ!!ものごっつエロいっ!!抱かれたいくらいエロいっ!!これを男のSEXYと言わずして何をそう呼ぶかっ!!

他もジョアン・ジルベルトさんとかやっぱりさすがです。アントニオ・カルロス・ジョビンさんとかもう渋いとしか言い様に無い。若い頃のカエターノ・ベローゾとかもボサっぽい中にもちょっと異質な感じもしてなんか面白い。他も全篇おしゃれで気持ちよく癒されます。なんかボサノバ聴いてみようかなっつうひと、これなんかどう?


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