ヤンチャで爛漫な天才ボクシング少年鏑矢。その親友、いじめられっ子で特待生の木樽。鏑矢の以前からの誘いとある屈辱的なきっかけでボクシングを始めた木樽。愚直なまでにひたすらボクシングに打ち込み・・・一方の天才鏑矢は・・・そんな感じ。
あまりと言えばあまりに王道なネオスポコン。きわめて少年マンガ的。あ・・・こいつ死ぬな・・・とか・・・ひたすらこれでもかと定石を積み重ねた故、そこに新しさは一切無い。意外性や裏切りも無い。そういう意味で物足りなさと安心感が同居する。ただ定石の積み重ね方が丁寧で、それゆえかなりのボリュームも結構一気には読めた。「ビバ予定調和」とか言ってみたくもなるほどきっちりと仕上がっている。
面白かった・・・・のかな?うん・・・多分面白かった。少年マンガ好きだし。