花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

一人称

2007-07-02 23:53:31 | 分類なし
どーでも良い事なんだけど。

昔確か筒井康隆のエッセイで読んだ事、ちょっとニュアンスは変わってしまってるかも知れんが大体こんな趣旨だった

「大人の男の場合自分の心の中の一人称は大概『俺』のはずだ。だから自分の事を『僕』と言う奴が信用出来ない。うそ臭い。」

なんか良く判る。当時激しく同意した。目下の人間に対して「僕」を使うのはまあ許せる(花男は使わないが)。でも対等の立場の友人に「僕」と言う一人称を使う奴には未だにどうも激しく違和感。「それなんか違うだろう?」ってな感じ。森田健作っじゃねえんんだから(太古だな・・・)。

でも、なんとなく・・・まあ歳を重ねていけば色んな文化の人に会う。「激しく違和感」でも色々「許容」は出来る様にはなった。まあ、そいつのキャラにもよるのだが・・・んで、どうやら関西方面やら西の方の出身者には比較的「僕」を使う人がちょろちょろ居る事に気づく。まあそう言う事もあるのか。ところで、彼らの心の中の一人称もやはり「僕」なのだろうか?そう言えばたずねて見た事も無い。

一方、文字で書くときの一人称=「俺」。字面的には結構きつい。なんかマッチョを気取ってる気がしてしまう。いっそ「俺様」まで言ってしまえばすがすがしいのだろうけど、それも使い方が難しい。「私」を使うような文章、あるいは相手なら良いのだが・・・そう言う文章ばかりでは無い。かといって「僕」を使うのはやっぱキモイ。

変な所気にしすぎなのは重々承知。しょうがないので使わざるをえない場所では「俺」を使う。でも、最小限に。一人称を出来るだけ避ける様な文章構成にしたり、「自分」とかあるいは名前を一人称代わりに使ったり・・・・・

そういえばちっちゃい頃、自分の中での一人称は「僕」だったはずだな・・・何時、心の中の一人称が「俺」に変わったんだろう?恐らく小学校の高学年位か・・・なんとなく自我と虚勢の相乗効果で徐々に僕→俺へと変わって言ったんだろうな。

二人称の「君」もキモイな・・・・もう多分かれこれ25年くらい使って無いと思うが。ああ、そういえば小説での「僕」「君」は意外にキモく無い。実際に友人で居たらきっとキモイのに・・・何故?

どーでも良い話なので相変わらずオチは無い。

と言う事で今週のセブンイレブン