福島県飯舘村は、村づくりの基本理念として「までいライフ」をキャッチフレーズにしていたそうだ。
「までい」とは、「手間暇を惜しまず」「心を込めて」「丁寧に」「慎ましく」といった意味の方言。
→http://www.magazine9.jp/don/110824/
よりによって、原発交付金とも無縁の、人間らしいスローライフで自立をはかっていた村までも、原発事故は台無しにしてしまった。
飯舘村の山津見(やまつみ)神社、11世紀に創建され、神の使いとして白いオオカミを祀ったこの神社で、2013年火災発生。
が、避難指示区域のため消防団がいなくて、消火が遅れ拝殿消失。天井に描かれた240枚のオオカミの絵も燃えてしまった。
・・・原発事故は、人々の暮らしだけでなく、長年培ってきた土地の文化も奪ってしまうのですね。
この現実、原発立地地域の方たちは、決して他人ごとではないはずです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/e6/e2628ccbca0276b10cae0585a9e50fdf.jpg)
東京芸術大学の大学院生らが写真を元に杉の板に描いたオオカミ
=18日午後、東京都台東区、井手さゆり撮影
飯舘の守り神・オオカミ絵復元へ 「復興のシンボルに」
08月21日 10:12朝日新聞
東京電力福島第一原発事故で全村避難が続く福島県飯舘村の山津見(やまつみ)神社で2013年に焼失した、オオカミの天井絵の復元が東京芸術大学(東京都台東区)で始まった。「被災地の文化の継承に貢献できれば」と取り組む日本画の専門家に、避難中の住民らは「復興のシンボルに」と期待する。
11世紀に創建された神社は山の神のつかいとして白オオカミをまつる。1904年にできた拝殿の天井には約240枚のオオカミの絵があった。2013年4月、火災が発生。避難指示区域で住民の消防団がおらず、村外の消防が着いた時には、拝殿はほぼ焼失していた。
ニホンオオカミを調べていた和歌山大学の加藤久美教授(環境学)らが火災直前に偶然、天井絵を全て撮影していた。NPOなどが写真を元にした復元を模索し、伝え聞いた東京芸大の荒井経(けい)准教授(日本画保存修復)が引き受けた。
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再現された絵のオオカミは、どこかユーモラス。(*´艸`*)
火災直前に、偶然、すべての天井絵が撮影されていたのは、神様のはからいだったのか。
原発事故のため人がいなくなった地区は、イノシシやネズミなどの野生動物が増え、家屋を荒らしていた。
西洋のオオカミは、家畜を殺すにくい奴、という感じですが、かつて日本にいたオオカミは、神の使いとして、田畑を守る頼もしい動物だったのだろう。
私も、今一度、人々の暮らしを守ってほしいと、すべてのオオカミの絵の復元を祈りたいです。
「までい」とは、「手間暇を惜しまず」「心を込めて」「丁寧に」「慎ましく」といった意味の方言。
→http://www.magazine9.jp/don/110824/
よりによって、原発交付金とも無縁の、人間らしいスローライフで自立をはかっていた村までも、原発事故は台無しにしてしまった。
飯舘村の山津見(やまつみ)神社、11世紀に創建され、神の使いとして白いオオカミを祀ったこの神社で、2013年火災発生。
が、避難指示区域のため消防団がいなくて、消火が遅れ拝殿消失。天井に描かれた240枚のオオカミの絵も燃えてしまった。
・・・原発事故は、人々の暮らしだけでなく、長年培ってきた土地の文化も奪ってしまうのですね。
この現実、原発立地地域の方たちは、決して他人ごとではないはずです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/e6/e2628ccbca0276b10cae0585a9e50fdf.jpg)
東京芸術大学の大学院生らが写真を元に杉の板に描いたオオカミ
=18日午後、東京都台東区、井手さゆり撮影
飯舘の守り神・オオカミ絵復元へ 「復興のシンボルに」
08月21日 10:12朝日新聞
東京電力福島第一原発事故で全村避難が続く福島県飯舘村の山津見(やまつみ)神社で2013年に焼失した、オオカミの天井絵の復元が東京芸術大学(東京都台東区)で始まった。「被災地の文化の継承に貢献できれば」と取り組む日本画の専門家に、避難中の住民らは「復興のシンボルに」と期待する。
11世紀に創建された神社は山の神のつかいとして白オオカミをまつる。1904年にできた拝殿の天井には約240枚のオオカミの絵があった。2013年4月、火災が発生。避難指示区域で住民の消防団がおらず、村外の消防が着いた時には、拝殿はほぼ焼失していた。
ニホンオオカミを調べていた和歌山大学の加藤久美教授(環境学)らが火災直前に偶然、天井絵を全て撮影していた。NPOなどが写真を元にした復元を模索し、伝え聞いた東京芸大の荒井経(けい)准教授(日本画保存修復)が引き受けた。
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再現された絵のオオカミは、どこかユーモラス。(*´艸`*)
火災直前に、偶然、すべての天井絵が撮影されていたのは、神様のはからいだったのか。
原発事故のため人がいなくなった地区は、イノシシやネズミなどの野生動物が増え、家屋を荒らしていた。
西洋のオオカミは、家畜を殺すにくい奴、という感じですが、かつて日本にいたオオカミは、神の使いとして、田畑を守る頼もしい動物だったのだろう。
私も、今一度、人々の暮らしを守ってほしいと、すべてのオオカミの絵の復元を祈りたいです。
本日東京新聞夕刊、8面にも
載ってますね。
つらい子は図書館へおいで
司書の資格を活かす機会がなかなか
ないのですが
私自身いつでも、気がすむまで^^;
居ました。
若い時ほど、狭い場所から、するりと
解き放たれてほしい。
と思っています。
少しずつ変わってきたみたいで
うれしいな。
無理して、いからせた肩の力がゆるむような・・・
ほっとすることば。
ローズクォーツさんは司書の資格を持たれているのですね!
私も図書館が大好きでしたよ。
電子社会で、小さな画面睨みつけて、セロトニンが出せなくなってイライラしたり、へこんだり。
それよりも、アナログだけど紙の世界に、別世界がひろがっているよと、本当に思います。
昨夜の報道ステーションでも言っていましたが、図書館には利用者の秘密を守る決まりがあるので、
いくらいても、追い出されないし、詮索もされない。
みなさん、つらかったら図書館に。
運が良ければ、人生を変える本との出会いもあるかもしれませんし。
新学期になってからの子どもの自殺が顕在化してきた。
間に合わなくて死んでしまった子供たちのことを考えると悲しくなります。
このブログでも、ごくたまにですが検索ワードに、「睡眠薬 楽に死ねる」なんていう言葉がひっかかっていて、切なくなります。
つらかったら逃げていいのに。残念ながら社会全体がそういう風潮にまだなっておりません。
子どもの学校からの逃避場所としての図書館。それも図書館の新たな役割であっていいと思います。