日々感謝しながら・・・

毎日が何事も無く過ぎる事の幸せに感謝しながら
庭の花々と日常生活でふと思う事等々を綴ります

「アルバイト」の思い出

2017年10月14日 | 振り返って思う事
孫が花を撮ってる私を見て「花爺」と呼ぶ・・・
その<花爺>が人生を振り返って記憶している事を綴ってます

今日は 数多く経験した<アルバイト>について思い出してみた

はじめての<バイト>は大学に入った夏休みだった
<ステレオ>を買う資金の為だった・・・
「日立金属」と言う会社で車の部品を製作していた
100名近い<バイト>製の一員として臨んだ
仕事内容はドロドロに溶けた鉄を型に受けてゆく作業
高熱で汗まみれになり岩塩を飲みながらの重労働だった
いかにも体力がなく見える<花爺>に期待などなかったようだ
余りの過酷さに1週間で半分以上の<バイト>はが止めて行った
結局最後まで頑張ったのはたった二人だった
もう一人のバイト生が「最後まで残った奴の顔を見に来た」
と<花爺>に逢いに来た・・・
何と同じ小学校の隣のクラスのちょっとやんちゃなN君だった
根性が気に入ったと意気投合され 以後アルバイトを共にした

「東京球場」千住に有った<永田雅一>氏が造った野球場
今は無くなったが<大毎オリオンズ>と言う球団の球場
外野席担当で席案内・入場者管理が仕事だった
総勢5・60名の責任者にN君と共に指名されてしまった
<巨人>が来た時はパニック状態でダフ屋ともめた事もあった

「ゴルフの玉拾い」今の東京ドームの前の後楽園球場で
昼間・ゴルフの打ちっぱなしをしていたことが有った
観客席からグラウンドに向かって打つ人で大盛況だった
金網で作った鳥かごの様なものを被ってグラウンドに出て
転がっている玉を拾い集める作業だった・・・
金網の目が案外大きかったのでバウンドした玉が飛び込み
身体に当たる事もごくまれにあり気が抜けない仕事だった

「中央郵便局」の仕分け作業は楽しかった・・・
宛先を<県別>に大別するのだが東京だけは<区別仕分け>
地理は好きだったので<花爺>には案外楽な仕事でもあった

「ラーメン屋」で今で言う<レジ>係+<フロント係り>もした
閉店後の食事は好きなものが食べられたのでラッキーだった

「家庭教師」は近所のお宅から頼まれて高校受験生をみた
余りに受験近くの急な依頼だったので残念ながら不合格
彼は今理髪店を経営していて「あの時落ちて良かったよ」と言う
中卒で修行し・免許を取って頑張り今が有ると振り返る

「デパート」の売り子にも行った・・・<浅草・松屋>だった
寝具売り場に配属され客扱いが良かったのか案外重宝された
呼ばれるまで傍に行かなかったのだがかえって良かったのかも

そして毛布会社の「派遣店員」に誘われ銀座と浅草の松屋へ…
歩合制だったが給料は良く3年間・冬の定番バイトになった
3社の毛布会社の3番目だったのをトップにしてボーナスまで
卒業後の就職を懇願されたが丁重にお断りさせてもらった

「ソフトボール・コーチ」町内の中学校から依頼されて行った
出ると負けのチームだったが 初勝利した時は・・・
付き添い先生・父兄・子供たちと大喜びしたものだった
一年間で勝てるチームに仕上げる事が出来た

<家庭教師>以外は常に<N君>と行動を共にしていた
彼とは人生で2番目の大親友となったのだ・・・

大学4年間でした<アルバイト>はその後大いに役立った

とにかく音を上げる事無く真面目に勤めあげる事
人を動かす事には相手を信用し性格を把握する事
教えるという時は 相手と同じレベルから始める事
販売するにはせく事なく相手の意見を聞いて希望に応える事
言い掛かり等には冷静に対処し理詰めで何度も話す事 


今・コスモスが綺麗に咲いている・・・
休耕田に蒔かれたコスモスがとても綺麗だった