濱寅の好き勝手BLOG

好き勝手に書いていますので、気にしないで下さい。

行政用語を変更『痴呆』は「認知症」

2004-11-20 | 健康

厚生労働省の検討会は、痴呆に代わる新呼称を「認知症」に大筋合意した。
来月に予定している検討会報告書の取りまとめを受けて、行政用語を「認知症」に変更、
来年の介護保険制度改正でも法律用語として使う方針。
これを機に医学界も用語の見直しに向け検討に入る予定。
ただ、痴呆という言葉は広く浸透しており、普段の生活で引き続き使われる可能性が高い。

検討会は候補を6つに絞り込み、9月から国民の意見を募集。
「認知障害」「認知症」「記憶障害」「アルツハイマー」「もの忘れ症」「記憶症」の
順だったが、「認知障害」はすでに精神医学分野で使われているため、
今後混乱する可能性があるとして、2位の「認知症」がふさわしいと判断した。
検討会では「言葉を変えるだけでなく、全ての能力がなくなるといった誤解のないよう
理解を求めることが必要」などの意見もあった。

寄せられた意見は6,333件、候補以外「認知記憶障害」「健忘症」が多かったほか、
「お年寄り症候群」「たそがれ症」「宇宙症」などの提案もあった。
痴呆という言葉には侮蔑(ぶべつ)的意味合いが強く、必要なケアや予防対策から高齢者を
遠ざけているケースがあるとして、厚労省は早期の見直しを目指していた。

(夕刊フジ記事参考)
sho