この世に17年の生涯で、心に残るメッセージを与えた、少年がいたことを、
知っている人は、どのくらいいるだろうか?
2004年3月の映画公開、ビデオ・DVDの発売で知った方も多いと思います。
中学生の時、試験で点数をつけられるのが馬鹿々々しくなり答案用紙を試験中、
紙飛行機にして窓の外に飛ばしてしまう、エピソードは有名である。
成績優秀な、かまちは自分を、そんなことで評価されるのが嫌だったのだろう。
恋愛のこと、将来のこと、十代の頃にだからこそ感じる、苦悩に共感してしまう。
「自分もそうだった!」と、かまちと同世代の私にとって、一致するところが、
どんなに有名な詩人よりも、無名だった少年の詩に親近感をもてしまった。
17歳のあまりに若い死、しかし、かまちは自分の人生を一生懸命に熱く強く、
彼らしく『生きることを生きよう』としていた。
『一日が24時間じゃ足りない』は、かまちの有名な言葉です。
絵や音楽、趣味にと、瞬間を大切に一生懸命生きていた、かまちなら言える。
『一日が24時間じゃ足りない』そう言う言葉を、心から思える人は、
どのくらいの人がいるでしょうか?
『おまえはおまえしかないのだ。
おまえがおまえでなくてどうする?
おまえは生きることを生きろ!』
かまちのメッセージですが、どんな時でも自分らしくいられるだろうか?
だけど、それはそんなに難しいことでもないと思う。
自分らしく生きて行く、どんな時も自分自身を見失わずに自分を生きよう!
1960年7月21日、群馬県高崎市に生まれる。
幼初期から画才を発揮し、水彩画、パステル、デッサンなど約1,000点を制作。
その他、ノートに記された絵や詩は18冊分にもなる。
中学に入ると、ビートルズをはじめとするロックミュージックに傾注して、
作曲や演奏など音楽活動に熱中、1977年、高校1年の夏、愛用のエレキギターの
練習中に感電し、不慮の死をとげる。享年17歳。
死後、絵や詩、ノートや日記がベッドの下から発見され、かまちの才能を惜しむ
人達の手で展覧会が開かれる。
会場になった広瀬画廊の所有者は、1992年山田かまち水彩デッサン美術館開館。
無名の少年の遺作を展示する美術館は珍しく、テレビ・新聞などで紹介される。
☆ 山田かまち水彩デッサン美術館
17歳のレクイエム山田かまちの作品を展示
住 所 群馬県高崎市片岡町3-23-5
電 話 027-324-3890
営業時間 10時~18時
休 業 日 水曜(祝日の場合は営業)、年末年始
入 場 料 500円(20名以上 400円)
料 金 小中高生 200円(20名以上150円)
駐 車 場 15台
アクセス JR高崎駅西口より西へ車10分
17歳で短い生涯を終えた、画家であり、詩人であり、
ミュージシャンである「山田かまち」の人生を映像化。 かまち 映画オフィシャルサイト
17歳の短い生涯を終えるまで、膨大な絵や詩を遺した山田かまち。
その作品は展覧会や書籍などを通じ、あらゆる年代の人々に深い感銘を与えてきた。
『かまち』は、彼の人生をスクリーン上に再構築した、青春伝記映画である。
但し、ストーリーには、引きこもり・ネット自殺など現代の病んだ世相も織り交ぜ、
単に、山田かまちの足跡を追っただけの作品に終わっていない。
生きることにエネルギッシュな、山田かまちの生き方と世間にうまく適応できない
現代の若者との比較を通して描かれている。
監督は『鬼火』『恋極道』『皆月』などの作品で高く評価されている望月六郎。
主役 山田かまちを演じるのは、ヒップホップダンスユニット「Lead」の谷内伸也。
「Lead」からは、古屋敬多、鍵本輝、中土居宏宜が重要な役で出演している。
山田かまちが恋する女性、菅野洋子役は、少女時代役を映画初出演の姫野史子が、
現代役をベテラン女優の檀ふみが演じている。
《 STORY 》
1970年代半ば、かまちは中学に通う多才な少年だった。
絵を描き、詩を作り、音楽を通して表現したいことが山ほどある、かまちにとって、
1日がたった24時間しかないという事実は堪え難いものだった。
そんな、かまちにも、他の中学生と同様に高校受験という関門が待ちかまえていた。
「学問でも音楽でもトップにたってやる」と決意するが、志望した高校の受験に
失敗してしまい、浪人生活がスタートする。
予備校で、医者を志望する飯島という少年と出会う。
親しくなた飯島に、かまちは、少女「菅野洋子」への恋心を打ち明ける。
ある日、かまちは洋子に想いを告白、返事は「友達としてなら」というものだった。
そして、再び受験で、志望校に合格したかまちは、ようやく高校生になるが、
しかし、思いがけない悲劇が彼を待ち受けていた。
20数年後、洋子は塾の講師として働いていた洋子の生徒の一人がクスリを飲んで、
倒れているところを助ける。
一命を取りとめたその生徒を前に、彼女の胸には、生きることに一生懸命だった
かまちの想い出が蘇っていた。
《 COMMENT 》
物語は、二つの流れで展開、一つは「かまち」の短い青春を描いた伝記的な流れ、
もう一つは「かまち」と関わった人達が、現代の若者達と、どう関わっていくか、
今の若者たちはどう生きているのかという「現代の青春」を描いている。
こうした構成になったのは、山田かまちの伝記だけでは、現代の若者達には、
山田かまちの生き方やメッセージが、きちんと届かないからだと思う。
だが、このアイデアが現代編では、取って付けたような印象があったように、
かまちの伝記の部分をもっと膨らませて欲しかった。
自転車で駆け回る、かまちの姿に、かまちの書いた詩をオーバーラップさせたり
ナレーションと次々と現れ消える文字のアイデアは面白くて素晴らしいと思う。
少年・少女の棒読みの台詞、素人っぽいのは良しとしよう。
1970年代の時代背景の撮影にも問題があるが、それも良しとしよう。
劇中、かまちの詩をラップ調にアレンジした曲をユニークな試みで良かったと思う。
知っている人は、どのくらいいるだろうか?
2004年3月の映画公開、ビデオ・DVDの発売で知った方も多いと思います。
中学生の時、試験で点数をつけられるのが馬鹿々々しくなり答案用紙を試験中、
紙飛行機にして窓の外に飛ばしてしまう、エピソードは有名である。
成績優秀な、かまちは自分を、そんなことで評価されるのが嫌だったのだろう。
恋愛のこと、将来のこと、十代の頃にだからこそ感じる、苦悩に共感してしまう。
「自分もそうだった!」と、かまちと同世代の私にとって、一致するところが、
どんなに有名な詩人よりも、無名だった少年の詩に親近感をもてしまった。
17歳のあまりに若い死、しかし、かまちは自分の人生を一生懸命に熱く強く、
彼らしく『生きることを生きよう』としていた。
『一日が24時間じゃ足りない』は、かまちの有名な言葉です。
絵や音楽、趣味にと、瞬間を大切に一生懸命生きていた、かまちなら言える。
『一日が24時間じゃ足りない』そう言う言葉を、心から思える人は、
どのくらいの人がいるでしょうか?
『おまえはおまえしかないのだ。
おまえがおまえでなくてどうする?
おまえは生きることを生きろ!』
かまちのメッセージですが、どんな時でも自分らしくいられるだろうか?
だけど、それはそんなに難しいことでもないと思う。
自分らしく生きて行く、どんな時も自分自身を見失わずに自分を生きよう!
1960年7月21日、群馬県高崎市に生まれる。
幼初期から画才を発揮し、水彩画、パステル、デッサンなど約1,000点を制作。
その他、ノートに記された絵や詩は18冊分にもなる。
中学に入ると、ビートルズをはじめとするロックミュージックに傾注して、
作曲や演奏など音楽活動に熱中、1977年、高校1年の夏、愛用のエレキギターの
練習中に感電し、不慮の死をとげる。享年17歳。
死後、絵や詩、ノートや日記がベッドの下から発見され、かまちの才能を惜しむ
人達の手で展覧会が開かれる。
会場になった広瀬画廊の所有者は、1992年山田かまち水彩デッサン美術館開館。
無名の少年の遺作を展示する美術館は珍しく、テレビ・新聞などで紹介される。
☆ 山田かまち水彩デッサン美術館
17歳のレクイエム山田かまちの作品を展示
住 所 群馬県高崎市片岡町3-23-5
電 話 027-324-3890
営業時間 10時~18時
休 業 日 水曜(祝日の場合は営業)、年末年始
入 場 料 500円(20名以上 400円)
料 金 小中高生 200円(20名以上150円)
駐 車 場 15台
アクセス JR高崎駅西口より西へ車10分
17歳で短い生涯を終えた、画家であり、詩人であり、
ミュージシャンである「山田かまち」の人生を映像化。 かまち 映画オフィシャルサイト
17歳の短い生涯を終えるまで、膨大な絵や詩を遺した山田かまち。
その作品は展覧会や書籍などを通じ、あらゆる年代の人々に深い感銘を与えてきた。
『かまち』は、彼の人生をスクリーン上に再構築した、青春伝記映画である。
但し、ストーリーには、引きこもり・ネット自殺など現代の病んだ世相も織り交ぜ、
単に、山田かまちの足跡を追っただけの作品に終わっていない。
生きることにエネルギッシュな、山田かまちの生き方と世間にうまく適応できない
現代の若者との比較を通して描かれている。
監督は『鬼火』『恋極道』『皆月』などの作品で高く評価されている望月六郎。
主役 山田かまちを演じるのは、ヒップホップダンスユニット「Lead」の谷内伸也。
「Lead」からは、古屋敬多、鍵本輝、中土居宏宜が重要な役で出演している。
山田かまちが恋する女性、菅野洋子役は、少女時代役を映画初出演の姫野史子が、
現代役をベテラン女優の檀ふみが演じている。
《 STORY 》
1970年代半ば、かまちは中学に通う多才な少年だった。
絵を描き、詩を作り、音楽を通して表現したいことが山ほどある、かまちにとって、
1日がたった24時間しかないという事実は堪え難いものだった。
そんな、かまちにも、他の中学生と同様に高校受験という関門が待ちかまえていた。
「学問でも音楽でもトップにたってやる」と決意するが、志望した高校の受験に
失敗してしまい、浪人生活がスタートする。
予備校で、医者を志望する飯島という少年と出会う。
親しくなた飯島に、かまちは、少女「菅野洋子」への恋心を打ち明ける。
ある日、かまちは洋子に想いを告白、返事は「友達としてなら」というものだった。
そして、再び受験で、志望校に合格したかまちは、ようやく高校生になるが、
しかし、思いがけない悲劇が彼を待ち受けていた。
20数年後、洋子は塾の講師として働いていた洋子の生徒の一人がクスリを飲んで、
倒れているところを助ける。
一命を取りとめたその生徒を前に、彼女の胸には、生きることに一生懸命だった
かまちの想い出が蘇っていた。
《 COMMENT 》
物語は、二つの流れで展開、一つは「かまち」の短い青春を描いた伝記的な流れ、
もう一つは「かまち」と関わった人達が、現代の若者達と、どう関わっていくか、
今の若者たちはどう生きているのかという「現代の青春」を描いている。
こうした構成になったのは、山田かまちの伝記だけでは、現代の若者達には、
山田かまちの生き方やメッセージが、きちんと届かないからだと思う。
だが、このアイデアが現代編では、取って付けたような印象があったように、
かまちの伝記の部分をもっと膨らませて欲しかった。
自転車で駆け回る、かまちの姿に、かまちの書いた詩をオーバーラップさせたり
ナレーションと次々と現れ消える文字のアイデアは面白くて素晴らしいと思う。
少年・少女の棒読みの台詞、素人っぽいのは良しとしよう。
1970年代の時代背景の撮影にも問題があるが、それも良しとしよう。
劇中、かまちの詩をラップ調にアレンジした曲をユニークな試みで良かったと思う。