ガル白の憂鬱

仮想現実の世界をガル白として生きた管理人が、現実世界の出来事を記録するものです。

確率統計で暴くギャンブルのからくり

2006年09月04日 22時28分18秒 | Weblog
先週金曜日、横浜で行なわれたシステム開発の大規模なセミナーがあったので行ってきた。
ついでなんで、いつも遊びに行っている横浜の友達の家に泊めてもらって、また週末を横浜で過ごしてみた。
この友達の名前はタケ、こいつとは幼稚園の時からの付き合いで、かれこれもう24年近い付き合いになる。
幼稚園、小学校、中学校、大学と同じ学校だった。

泊めてもらうのはこいつが勤めている会社の独身寮。
フロが共同で大浴場なのが気分いい。
当然フルチンの知らない人に会うわけだが、とりあえず
「あ、お疲れ様です(-ω-)」
など適当に言ってみる。

さて、土曜日何するかという話になったが、別に野郎ふたりでどこかに出かけるつもりもないわけで。。。

「パチンコで信長の野望が出たらしいで(-ω-)」←タケ

「まじで?(-ω-)」←ワシ

また信長の野望か・・信長はどんだけ野望を持ってるんだ(-ω-)

思えばワシが信長の野望と出会ったのは小学校5年のとき。
ファミコンの「信長の野望 戦国群雄伝」が出たときか。
当時一緒にやってたのもこのタケ。
ワシら何年経っても進歩ないな・・・。

スロットならともかく、パチンコって退屈であまり好きではない。
まぁ信長の野望がどんなもんか見てみたいし、ふたりで打ってればそんなに退屈でもないかな、と思って行ってみることにした。

あんまり大負けするのも嫌なので、ふたりでノリ打ちすることにした。
ノリ打ちとは、ふたりで勝ち負けを折半するというもの。
つまりワシが5万負けて、タケが10万勝ったら、お互い2万5千円づつ勝ったことになる。

さて、土曜日にさっそく打ちに行ってみる。
うーむ、最近のパチンコはほんとすごいね。
液晶画面はでかいし、なんかボタンとかついてるし。

大当たり確率を見てみると1/330と書いてある。
これは、330回回せば必ず1度は当たるという意味ではない。
パチンコの抽選方式は、毎回抽選の完全確率方式。
簡単に言うと、330枚のくじの入った箱の中から、毎回1枚引いては戻し、引いては戻しを繰り返し、1枚の当たりを引き当てたら当たり。
またそのくじを箱に戻し、同じように抽選を繰り返すというもの。

つまり確率分母の330回を回したときに1回でも当たる確率というのは、330回連続してはずれを引くことの逆の事象になるので、

(1-(329/330)の330乗)*100 ≒ 64%

となるのである(-ω-)
意外と当たらないのだ。

とりあえず隣同士で座って打ってみる。
なにやら大名を選べるらしい、このボタンってそうやって使うんだ(-ω-)

もちろんワシは大友宗麟・・・っておらんやんけ(゜д゜ )

九州は島津しか選べない。
どうやら選択できるのは、島津、毛利、長宗我部、織田、武田、上杉、伊達、北条の8種類らしい。

しゃあないなぁ、武田信玄で行くか(-ω-)
と思って武田を選択。

しばらく打ってるといろんな演出が発生する。
武田信玄の家臣の山本勘助や山県昌景なんかが出てくる。
ほほう、選択した大名によって出てくる家臣が変わるわけか(-ω-)
なかなかよくできてるではないか、と感心して打ってると50回転目くらいで当たった。
それを皮切りに、なんかよく分からんけど台がぶっ壊れた?って感じで当たり、パチンコ玉を入れる箱(通称ドル箱)がワシの回りに積み重ねられていく。
その隣であまり当たらずにハマるタケ・・・。

ノリ打ちだから、あんまり当たってもそれほど嬉しくないワシ(-ω-)

そうこうしてると店員がやってきて何か話しかけてきた。
あまりに当たってるから怪しまれてるのかなぁ(-ω-)と思ってたら、箱の置き場所がなくなったので、10箱くらい先に交換させてください、とのこと。
ウハwwwOkwwwww

途中からタケもそこそこ当たって、終わってみればふたりで約40箱。
金額にして約20万円(-ω-)

とりあえず欲しいものもないので、i-podをもう1台くらい買うか(-ω-)

さて、長かったけどここからが本題。

このタイトル「確率統計で暴くギャンブルのからくり」というのは、数年前にワシが購入したブルーバックスの本である。

ギャンブルの必勝法とは何か?
それは「胴元(どうもと)」になることである(-ω-)

つまり、ギャンブルを運営する側になる、ということだ。
カジノやパチンコ店の経営者、競馬・競輪・競艇などの運営側がこれにあたる。

そりゃそうだろ(゜д゜ )

って言いたくなるが、実際そうなのだ。

例えば宝くじ。
1等3億円(゜д゜ )
などと言ってるが、宝くじの還元率は45%しかない。
つまり、宝くじの売上が100億円あったとして、当たりくじとして払い戻される金額は45億円しかないのである。

競馬の還元率は75%。
残りの25%は、馬主への賞金や人件費などの運営費に回されるのだ。

つまり、運だけにたよって100億円分馬券を買えば、約75億円が返ってくるということ。
胴元が儲かるのは当然であって、ギャンブルに参加する人が負けるのは必至なのだ(-ω-)

そんなギャンブルの中でも、参加者側が必ず勝てるギャンブルというのをワシは知っている。
教えないけどね(-ω-)

とにかく確率統計というのはとても大切なのだ(-ω-)

以前のブログにも書いたが、ワシが思うに学校の授業で習う科目の中で、人生で役に立つのは英語と数学(確率統計)のみ。

以前一緒に仕事していた北海道大学の先生が、
「ふ~みん、人生は微分積分だよ(-ω-)」
と言っていた意味は未だに分からないが、ワシの持論は
「人生は確率統計(-ω-)」である。

時々ワシは考えるのだ。
今のこの状態というのは、とんでもないくらいの偶然が重なり合って存在しているのだと。

例えばワシの存在というのは、父さんの父さんの母さんの父さんの父さんの父さんの父さんの母さんの父さんくらいが、戦国時代に鉄砲の流れ弾にたまたま当たって死んでたらなくなっていただろうし、もっとさかのぼって縄文時代くらいのオッサンがたまたま発見したナウマン象をしとめるとこができたから、その近くにいたワシの先祖が飢え死にせずにすんだから、ワシがここにいるのかもしれないし、もっとさかのぼると、地球が誕生したときにたまたま今の月に当たる衛星が地球の近くにいたから、月の引力の影響で潮の満ち引きが微妙に作用して地球に生命が誕生したのかもしれないし、考えるとキリがないけどもそんな偶然の上に今が成り立っているのだと思う(-ω-)

つまり何が言いたいかというと、過去に起こったどんな些細な出来事が少しでも変わってしまえば現在は存在しないわけで、ドラえもんに出てくるタイムパトロールの人たちにはしっかりとがんばってもらいたいということ、それだけ。

めんどくさくなってきたのでこの辺で終わる(-ω-)