ガル白の憂鬱

仮想現実の世界をガル白として生きた管理人が、現実世界の出来事を記録するものです。

ある東京の一日

2008年07月31日 21時12分35秒 | Weblog
相変わらず東京と福岡を行ったり来たりの生活を繰り返しているワシ(-ω-)
今週も、福岡空港の手荷物検査場で育毛剤のスプレー缶がひっかかり悲惨な目にあっているオッサンの頭を尻目に、東京にやってきました。

手荷物の中にスプレー缶をお持ちですか?(-ω-)←検査員
中身を拝見してもよろしいですか?(-ω-)←検査員

あぅぅ、あぅあぅ・・・(-д-;)←オッサン


東京で暮らす皆さんには本当に申し訳ないのですが、ワシはこの町が本当に苦手です。

今回はそんなワシの視点からみた、ある東京の一日をお送りします。

朝、身支度を手短に済ませていつものようにホテルを出る。
今日もあの電車に乗るのかと思うと足取りは重い。

JR蒲田駅に到着すると、相変わらず政治家が駅前で演説中。

無駄を減らせば消費税は上げなくていいんです(゜д゜ )

って・・黙れビッチ(゜д゜ )
どうせ上がるんだからしょうもないこと言うな(゜д゜ )
庶民に言わずに国会で言ってろ(゜д゜ )

イライラしながらアホのように湧き出てくる群集をかき分け階段を登る。
自動改札機にひっかかるオバハンの脇をすり抜けホームに着くと、3分置きに来る電車に駆け込む亡者の群れ。
ワシも亡者の一員と化し、おしくらまんじゅうを思い出しながら電車に乗り込む。

夏のオッサンの加齢臭は甘酸っぱい酢酸のかほり、女性が近くにいるときは痴漢冤罪を意識して左手つり革右手ポッケ。
並行して向かいを走る山手線の電車のドアガラスに顔を押し付けられているオッサンとのアイコンタクト。
あの目はどこかで見たな・・・、あ、小学校の時に釣りに行って、帰りにバケツで死んでたあの魚の目だ(-ω-)

駅でドアが開けば降りる人と乗る人で、そこは戦場。
ホームから見えるでかいビールの看板に写るアイドルと、この庶民の温度差・・・。

ようやく目的の田町駅に到着すると、そこはなぜか毎日シティマラソン大会。
駅を出た群集は、一心不乱に目的地に向かって歩きはじめる。

ピンヒールが排水溝にはまり転ぶ女性、そばには別のオッサンのこなごなに踏み砕かれた銀縁メガネの残骸。
流れに逆らってようやく到着したコンビニのレジには長蛇の列。

交差点のデカイ看板に広告募集中と書かれているのを見て、

お前ら必死すぎやろ!(゜д゜ )

って広告を出してやりたい気分になる。

昼食はどこに行っても行列、高い・遅い・まずいの3セット。
昼間に私服で歩いている人がみんなニートに見えるワシは、かなり危険な精神状態にあるようで。
顔の半分くらいの大きさのグラサン(トンボのめがね)かけて歩いてる人たちに、毎回毎回、

芸能人気取りかよ(゜д゜ )
って突っ込むのもめんどくさい昼下がり。


深夜残業を終えて電車に乗り込むと、床にぶちまけられたゲロ・・・。
シャーレで細菌を培養する抗菌実験の結果ように、ゲロの周りだけぽっかり空いてるいびつな空間。

電車の吊り看板には、「パチンコ屋」「消費者金融」「債務整理の弁護士事務所」の3セット。
君たちグルなんですか?(-ω-)

消費者金融ディックの広告には「主人公は自分だから・・・」ってキャッチコピー。
主人公になるには金借りないとダメですか?(-ω-)

消費者金融アコムの広告には「新提案!ボーナス+アコム」ってキャッチコピー。
ボーナス出たら借りる前に返したほうがよくないですか?(-ω-)

到着した夜の蒲田駅は、まるで腐ったミカンのような輝きをはなっている。
駅前のロータリーに点在するホームレスの方々を横目に、両隣を消費者金融ビルに囲まれたパチンコ屋の角を曲がり、気さくに話しかけてくる外国人女性とキャバクラの呼び込みを軽くかわしてようやくホテルに到着する。

さぁ、明日もがんばろう(゜д゜ )


【次回予告】
胸チラカレーの完成されたビジネスモデル

ブライダルフェアの心理学

2008年07月30日 22時35分24秒 | Weblog
次回予告を書いてしまったので、仕方なくそれに従うことにする(-ω-)
先月電撃入籍したワシは、結婚式場を決めるべくブライダルフェアというものに参加してみた。

会場見学や試食会をして見積りを出してもらうというのが一般的な流れのようだ。
ワシが常日ごろから疑問を抱いていた冠婚葬祭の料金体系について、するどくメスを入れる機会がやっと訪れたというわけだ。

サービスという目に見えにくいものを提供する場合、基本的に定価というのは形だけで、実際はあってないようなもの。
それが如実に現れてくるのが冠婚葬祭である。

おめーそれボッタクリだろ(゜д゜ )
と心の中では思っても、もう大人だからそんなことは口にしない。

ボッタクリ上等(゜д゜ )
今回ばかりは派手にボッタクられてやろうという前向きな意気込みで会場へ向かった。

何件か回ってなかなかよさげなハウスウェディング会場を発見し、そこと契約することになった。

庭がついてるので犬とか連れてきてもいいそうなのだが、ムサシは来年で15歳。
車酔いもすることを考えると、連れてくるのはちょっと無理そうである。


さて、結婚式の見積りというのは、最初に提示される見積りから、最終的には大幅に増額になるのが一般的らしい。
最初の見積りは最低限のものしか入っておらず、料理の金額なども最低ランクのもので提示される。
最低限どころか、必須と思われるものまで含まれないまま出てくることもある。

契約後にいろいろと金額が上がるのが嫌なので、ある程度必要十分な内容で見積りを出してもらったワシ。
豪快にボッタクられるつもりではあったが、やはりなかなかどうして、敵もさるもの、事実上意味を持たない価格に対して値引きという武器で交渉してくる。
事前に同じタイプの式場からも見積りをもらって、それを持参したのが効いたらしい。

やはり車を買うときと同じパターンが通じるということか(-ω-)
8台もの車を買い換えたワシからすれば、このようなケースでの相手の心理は理解しやすい。

ちなみに見積りの項目には以下のようなものがある。
それぞれについてワシのコメントを入れてみる。

【料理】
料金によってピンキリのようだが、やはり下位のランクは少し物足りない感じがする。
5000円上がっただけで100人なら50万円の増加に・・・。
なかなかよくできてる・・・エロい・・・。

【ケーキ】
生ケーキとかいうので何かと思ったら、ケーキカット用の食べられないケーキというのもあるそうで・・・。
生って加熱処理してないって意味じゃなくて、別の意味があるんですかね・・・?

【飲み物】
フリードリンクで種類が増えるごとに金額が上がるらしい・・・。
しかし、冷静に考えると高い・・・。
飲み会だったら、食べ物までついてこの値段くらいだったと思うが・・・。

【乾杯用ワイン】
そうですか、フリードリンクとは別にしますか(-ω-)
まぁ、その程度では動じませんよ、普通にありなんでしょ?それが普通なんでしょ?

【サービス料】
飲食代金の10%がサービス料として発生するらしい。
いいんじゃないですか、そのくらいのサービスしてもらえれば。

【引出物】
個人的には引出物っていらないんだけどなぁ・・・(-ω-)
もらっても持って帰るのめんどくさいし。
まぁ、今回は自分がもらうわけではないので、それなりのものを選ばせてもらいましょう。

【引菓子】
うまい棒100本くらいでいいのでしょうか?(-ω-)
原料価格の高騰で、うまい棒は8グラムから6グラムになってしまいました・・・。

【バッグ】
紙袋くらいタダでくれても・・・・(-ω-)
最近はエコブームですから、エコバックにしたいところです。


【招待状、席札、メニュー、席次表、芳名帳】
いわゆる印刷物一式。
しかし、料理のメニューくらいタダで印刷してくれてもいいんじゃ・・・。
席札って名前書いてるだけやし・・・。
芳名帳も異様に高いけど、ジャポニカ学習帳じゃダメですか?(-ω-)


【会場使用料】
ま、これはいいですよ、使用しますから。
金額も高いのか安いのかよく分からんけど、ま、いいですよ。

【テーブルコーディネート】
テーブルクロスとか椅子の装飾とかですか?
ま、いいんじゃないですか、よく分からないけど。

【挙式料】
教会で神父さんが何か喋ったり、歌うたってくれたりパイプオルガンひいてくれたりするやつですよね?
ワシが笑わなくて済むように、神父さんに日本語練習してもらえればそれで満足です。

【フラワーシャワー】
あの、落ちた花びらを撒くやつですよね?
え?落ちてないんですか?

【ブーケ・ブートニア】
花の塊みたいなやつですね。
高いなんて野暮なこといいませんよ(-ω-)

【メインテーブル装花、ゲストテーブル装花、両親に渡す花束、ケーキ装花】
意外に見落としがちなテーブル装花。
花って高いんですね・・・、あまり買ったことないから知らなかった・・・。
でも10万円も出せば小さい花屋の花くらい買い占められそうなきがするが・・・。

その他まだまだたくさんで書くのがめんどくさくなってきた。
写真や衣装やなんやらで、全部書いてたらきりがないのでこの辺で。


結局心理学でもなんでもなくなってしまったが、結婚式というのは想像以上に奥が深いということを実感したふ~みんであった。

今後も適時進捗状況を報告させていただく予定である。

次回予告:ある東京の一日



おいしいウナギ捕まえた!

2008年07月10日 19時36分14秒 | Weblog
おーい(゜д゜ )
誰かまだ見てるのか?(゜д゜ )
10ヶ月近く放置していましたが、とりあえず更新してみます。

このタイトルは、日本橋付近のウナギ屋の看板に記載されていたものだ。
ウナギの産地偽装問題が話題になる半年以上前の話である。

ワシはこの看板を見たとき、つい独り言が出た。

「捕まえてねえだろ(-ω-)」

正しくはたぶん、「おいしいウナギ育てた!」

百歩譲って、「おいしいウナギ育てたやつをいけすで捕まえた!」だろう。

養殖ウナギのシェアが95%以上の日本で、一瞬でも天然ウナギを連想させるような嫌らしいキャッチコピー。

ワシは企業と商売人が何を言っても信用しないことにしているため、騙されることはほとんどない。
正確には、「騙されたと思うことはほとんどない」と言える。
始めから信用していないからね(-ω-)

企業というのは、とどのつまりが「庶民からどれだけ金をむしりとれるか」ということを根底に活動している。
地球環境を考えるのも、お客様満足度を重要視するのも、金をむしりとるためのひとつの手段にすぎない。

偽装問題でインタビューを受ける主婦どもは、「信じてたのに悔しい・・・」などと模範解答している場合ではないのだ。
悔しい思いをしないために、物事の正しい理解の仕方というものを勉強してほしい。

朝摘みイチゴオレっていうのは、1ヶ月前の朝摘んだイチゴと賞味期限切れの牛乳でできてるんだろうな(-ω-)
とか、

おふくろの味っていうのは工場のパートのおばちゃんが誰かのおふくろなんだな(-ω-)
とか、そんな風に考えるだけで被害者意識も薄らぐというもの。

長いこと東京で暮らすと、このように心が荒んでしまうものですね。

最後に、牛ミンチ偽装事件で話題になったミートホープのプロジェクトXっぽいパロディを2chから引用しておきます。


メーカーから、もっと安い牛肉コロッケを作れと迫られていた。
 思案に暮れていたとき、社長は意外な事を言った。
『牛肉を抜いてみたらどうだろう』
 工場長は戸惑った。
 牛肉コロッケから牛肉ミンチを抜いたら牛肉コロッケでなくなってしまう。
『無理です。出来ません』工場長は思わず叫んだ。
『俺たちがやらずに誰がやるんだ。俺たちの手で作り上げるんだ!』
 社長の熱い思いに、工場長は心を打たれた。肉屋の血が騒いだ。

『やらせてください!』
 それから、夜を徹しての偽装ミンチ作りが始まった」

 牛肉の代わりに、肉なら何でもミンチにして混ぜてみるが、本物の牛肉コロッケの味は出ない。苦しむ工場長のところへ社長が現われ、こう呟く。

「『発想を変えるんだ。牛は肉だけで出来ているんじゃない』
 そうだ。血だ。牛の血があった。暗闇に光が射した気がした。
 工場長は何の肉を入れたかよくわからないミンチに牛の血を混ぜてみた。
 牛肉ミンチ特有の鮮やかな赤みが蘇った。
『これだ、これが探してた俺たちのミンチなんだ!』
 牛肉抜き牛肉風味コロッケの誕生だった
 
 
 
【次回予告】ブライダルフェアの心理学