ガル白の憂鬱

仮想現実の世界をガル白として生きた管理人が、現実世界の出来事を記録するものです。

仁義無き戦い(深夜の激闘編)

2007年06月04日 03時52分41秒 | Weblog
なぜ日曜の深夜にブログを更新しているのだろうか?
それは、興奮して眠れないからに他ならない。

つい先ほど、ワシある戦いに終止符を打った。
今回のブログは、あと2時間で起きて空港に向かわなければならない男と、深夜に現れた突然の挑戦者との戦いを描いた、熱き魂の足跡である。

物語は2日前にさかのぼる。

6月2日土曜日。
テニスサークルのメンバーにお誕生日会を開いてもらったワシは、3次会が終了した深夜3時ごろ帰宅した。

歯磨きをして寝ようと洗面所に向かうワシ。
眠くて虚ろなワシの視界に飛び込んで来た黒い影。

やつの名は、ゴ・キ・ブ・リ。。。

奇声を挙げたワシは、ガラス窓をぶち破るダイ・ハードのジョン・マクレーン警部のような動きで洗面所から脱出。

即座に洗面所のドアを閉め、さらにキッチンのドアを閉め、部屋のドアを閉め、寝室へ逃げ込んだ。

これだけ厳重に扉を閉めればここまでは追ってこれまい、と考えたワシは、疲れからそのまま眠った。

翌朝、昨晩の嫌な出来事が頭をよぎる。
しかしワシは洗濯をしなければならないのだ、あの洗面所においてある洗濯機で!

テニスラケットを持ち戦闘体制をとったワシは、洗面所においてある洗濯物ひとつひとつを丹念に調べ、やつがいないことを確認し洗濯を行った。
どこに消えたのか分からないが、やつの姿はそこにはなかった。

夜、テニスの練習を終えたワシは、メンバーにゴキブリの話を報告。
ゴキジェットプロ、マジすげぇよ!(゜д゜ )
とか、コンバットがいいって!(゜д゜ )
とか、1匹いたら100匹いるっていうよね!(゜д゜ )
とかいろいろな情報をもらったが、晩御飯を食べて家に着いたころには、やつの存在などすっかり忘れてしまっていたのだ。

いつものように素敵な宇宙船地球号を見つつ出張の準備を終えたワシは、ベッドの上で魁!男塾を読みながら眠りにつこうとしていた。

そのときである。
右手の肘の辺りを何かが横切った感触。
血の気が引く音まで聞こえそうなワシ。
本当の恐怖に直面したとき、人は声を発することがないという。

やつはワシの腕を横切り、ベッドの下へと消えていったのである。

数秒で冷静さを取り戻したワシは、即座に今後の予定を検討する。
やつが姿を消した以上、これ以上この部屋に滞在するのは危険である。

ましてやこのまま電気を消して寝るなど、小西真奈美にお願いされたとしても無理な話である。

幸いにして明日の出張準備は終わっている、このまま漫画喫茶か車の中で朝を迎えるべく、ワシは自身に撤退命令を出した。

そのとき、やつがまた姿を現したのだ。
逃げようとするワシをあざ笑うかのように寝室の天井を闊歩するやつに対し、ワシの中のコスモが燃え始めた。

ここで逃げたら一生負け犬だ!それでもいいのか?

魁!男塾を読んでいたこともあり微妙にテンションの高いワシ。
この30年間の人生で、今まで逃げ続けてきたゴキブリとの戦いに、今夜こそ終止符を打つべくワシは自身の持つすべての勇気を振り絞った。

人間と節足動物との知能の違いを見せてやる!

ワシは身近なところにある武器になりそうなものを確認した。

・テニスラケット 6本
・ファブリーズ ボトル+詰め替え用
・松葉杖 1本
・靴下 3足
・ホウキ 1本

まともな武器は、ホウキくらいか・・・。
ファブリーズで威嚇するという手もあるが、これまでの経験上、確実にやつは飛ぶであろう。
それだけは避けねばならない・・・。

ホウキを持ったワシは、天井付近を徘徊するやつの動きをひたすら目で追った。

今、攻撃をしかけるのは確実に不利だ。
天井を攻撃するということは、失敗すればやつが飛ぶということ。
それすなわち、かなりの確率でこちらの敗北(失神or急性心筋梗塞)が確定する。

ワシはやつが降りてくるのをひたすら待った。
ネタではなく、ほんとうに2時間ほど待った挙句、ついにやつに動きがあった。

突然飛び始めたやつは、地上に着陸。
クローゼットの隙間付近に身を潜めたようだ。

チャンスは今しかない!

ワシはやつとの間合いを詰め、あと1歩近づけばホウキが届く距離まで近づいた。

しかし、そのあと1歩が近づけない。
これ以上近づけば、やつはきっとクローゼットの奥に隠れてしまうであろう。

まさに拳の達人同士が、お互いの間合いの一歩手前でにらみ合うかのような沈黙が、そこから更に30分ほど続いた。
かつてケンシロウとレイが、牙一族の陰謀によって戦うことになった、まさにあのシーンと言ってもいいだろう。

奥義を尽くさねばこの俺は倒せぬぞ(-ω-)

ワシはやつにつぶやく。

そして、勝負は一瞬にして決まった。

受けてみよ我が全霊の拳を!(゜д゜ )

クローゼットの影からわずかに姿を現したやつに対し、ワシは全力でホウキを振り下ろした。


永かった・・・。
今・・・すべてが終わる・・・。

お前もまさしく強敵(トモ)だった(-ω-)

やつをベランダに葬ったワシは、興奮冷めやらぬうちにブログに記録しておこうと思ったわけである。

これで、安心して眠れる。

あと2時間後には起きなければならないが・・・。