KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

食べる

2022年07月26日 | 俳句
天気 雨のち曇??

好きかどうかを訊かれたらう~ん、と思ってしまうダリアの花。どこで撮ったのか覚えていない。

何だか、天気も出かけられないと思うと気を付けていないので、雨がいつ上がったのやら晴れたのやら・・とにかく蒸し暑い一日だった。
クラスターをちょっぴり心配したが、そこまでにはならないようだ。ただ、今は検査が殺到しているので、発熱者の検査の検体を医療機関に依頼しても結果がなかなか・・という状況らしい。当の本人は熱も下がり他の症状もなく、元気になっているよか。私の部屋の真ん前の人で、夏前に入所したばかり。軽い認知症の上に耳が遠いので、私はあまり親しくしていない。でも隔離の始まる前に「娘が来てくれたのよ」と、エレベーターの前で嬉しそうに私に話しかけてきた。歩行が少し不自由。
昨日も書いたとおりで、どこへも行かない彼女が感染したとなれば職員からの感染しか考えられないが、職員は今のところ問題ないし、2階の感染者(もう陰性になっている)の介護・看護に当たっていた人は他の階へ一切出入りしていない。去年のクラスターで学んだので、今年は大丈夫・・と信じたい。

他にかくこともないし食べることしか楽しみがないので、昨日と一昨日の昼の、完食した食事を。ここでは、夕食よりも昼食の方が充実している。行事食(七夕とか土用ウナギとか)も昼食になる。運営上、仕方がないのだろう。
鶏肉と野菜の塩麹炒め・ひじきの煮物・大根のゆかり和え・麩の澄まし汁


鯖とごぼうの味噌煮・春雨と鶏挽肉の炒め煮・スナップ豌豆と人参のサラダ・手毬麩と若布の澄まし汁。


鯖の味噌煮は腹身で脂がのっていて、美味しかった。尾の方になると多分、美味しくなかったかも。

でも、お吸い物や味噌汁の具に麩の入ることがとっても多い。豆腐が少なすぎる、と事務所へ文句言って少し豆腐の入ることがあったけれど、最近はまた、麩の方が勝ってしまった。麩なら切る面倒がないから?などと思ってしまう。
それは別として、完食するということは、味に口うるさい私にも何とか美味しかった、ということ。不味い味や材料の時は、完食出来ないこともある。
今夕も完食。お腹の調子は少し良くなってきたので、何とか、来月の点滴までに体重を少しでも戻したい。

土手の草刈つて特急よく見える  KUMI 
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感染者だらけ、のような

2022年07月25日 | 俳句
天気 晴 猛暑日

ひまわりは人を元気にしてくれる花。でも、ウクライナ戦争以後は、あの映画「ひまわり」の、一面のひまわり畑を思い出してしまうのであまり見たくない。確か、今戦場となっているへルソン州のあたりがロケに使われたとか。


何だか、東京だけではなくコロナ感染者が増えに増えて、今や一週間100人に1人の割合で感染している勘定になりそうだ。そう思えばこの施設内の感染者も珍しくはないし、でもワクチン3回打っているので高齢でも重症化はしないようだし・・
クラスターにはならなかったのでようやく、今日から少し自由になれて、朝一番でシャワーを浴びることが出来た。ルンルン気分になっていたら、今度は4階で発熱した人が居るので又隔離、浴室使用禁止・・。早い時間にシャワー浴びた私がとっても得をした気分。でも考えてみると、4階の住人は皆、隔離後4階を出たのは通院した私とあと二人くらいで、何処へも行っていない。症状を疑われているのは、通院で外へ出た人とは違う人らしい。って、私も何でもないのだし。
ということは、職員から感染したとしか・・そういう話もないようだし。別のことでの発熱では?と思いたい。
嫌ですよ~クラスターは。去年のように職員から始まり隔離中にまた感染者が出て隔離の延長・・で、延々と隔離生活が続いた。あの日々はもう嫌!!

テレビの画面の欧米では、日本と同じか日本より感染者が多くてもコロナ禍はもう終わった、という日常に戻っている国ばかり。イギリスなどは、感染者のカウントそのものをもう止めたという。
日本も、同じようにコロナから解放された暮らしを出来るのはいつのこと?日本ばかりが取り残されたように見えるが、数の上ではそうではないらしい。

今日は朝から富士山も見えていたし、珍しく尾長も電線に止まっていた。ツバメの親子の飛ぶ姿を楽しんだりして、良い一日の始まりだったのに。

猛暑来るか朝を尾長のギイと鳴く  KUMI 
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涼しい風景と思いやりと

2022年07月24日 | 俳句
天気 晴
大暑は昨日だったが、今日の方が暑そうだ。余程の用がないと出られない身なので、暑かろうが寒かろうが・・

写真は、無論、ナイアガラの滝。最後の海外旅行になるかも・・と思いつつ行ったので、えっと、いつだっけ?写真のファイルにはナイアガラ、としか記入していない。何しろ、9.11のテロ事件のあと2年後くらい? デトロイト経由でトロントへ行ったので、デトロイト空港でとっても不快思いをしたことと、ナイアガラの滝観光のあとでも、不快な思いをしたことを思い出してしまう。
まあ、ともかく写真は涼しい。下が、滝壺に近付く観光船を撮ったもので、この船と同じような船に乗り、滝壺へ近づく順番待ちの時撮ったもの。青いビニールコートを着せられて、何だか難民が運ばれるみたいな・・でも、とにかく遠くから見るのも滝の飛沫を浴びるのも涼しいこと間違いなし。




さて、乗り換えのデトロイト空港の話。テロ防止対策で厳重な手荷物検査をするのは、今も変わりないだろう。あれっきり海外へ行っていないので解らないいけれど。スーツケースには施錠しないように、と言われていた。大体が、日本人の団体ツァーはヨーロッパでも一番信頼されていて、スーツケースの中は調べなかった。時代はあのテロで変ってしまったのだからそれは許せる。乱暴にスーツケースの中へ手を突っ込んで掻き回されて滅茶苦茶にされた。それも許そう。あの、9.11の映像を思えば・・
日本人にとって許せなかったのは、そのあとのこと。警察官だか軍隊だか解らないが、編上げ靴を履いた男女の兵士(か警察か)に、靴を脱ぐように言われた。え?ここ、むき出しのコンクリートの床でしょ、成田空港と違い土埃だらけのこの床を、靴脱いで歩け、っていうこと? ツアーでご一緒の前を歩いていた御婦人が躊躇っていたら「急ぎなさい!」と軍靴の女性に怒鳴られた。靴の中と足元を調べるのだ。男性は、靴下の中まで調べられていた・・土だらけの空港の床を靴なしで歩かされて。何だか、罪人のような気分になった。

同じことを日本の空港でもせねばならないとしたら、必ず床にはカーペットが敷かれたはず。入国する観光客は「お客様」なのだから、不愉快な思いをさせない気配りがあったはず。スーツケースの扱いだって、荷物の底へ手を入れて掻き回す、あとがぐちゃぐちゃでも押し込んで蓋を閉める・・なんてことはしないはず。
トロントでの、カナダの入国では手荷物検査はなかった。アメリカで済ませたからだろう。ただ、ホテルへ到着したら、バスに、ツアーの客のものではないスーツケースが余分にあった。添乗員が「数は数えて人数分だから良いと思ったのに・・」ゴメンナサイ、短いツアーだったので、我々夫婦は大きなスーツケース1個に纏めてしまったのです。でも、私が悪い訳じゃない、明朝解ったことは、そのスーツケースは、デトロイト空港で別の国内便に乗る筈のものだったのだという。航空会社の責任。
やっと寛いで靴を脱いだら・・ソックスの足底が真っ黒。慌てて替えの靴下を出して履き替えた。

日本人の気持の基本には、相手に不愉快な思いをさせない、ということがある。これが良い意味でも悪い意味でも日本人なのだと思う。ナイアガラの滝での「不快事件」は省略するが、少しでも相手に良かれ、と日本人なら誰でもしている行為が、誤解を生んだ。
「人に見られている」から、あとで文句言われると困るのでマスクは外せない。
でも大勢の人の居る場所で「人に見られている」から、日本人はそんな場所で他人のものを盗んだりはしない。アメリカでは(多分、他の多くの国でも)そんなことはあまり考えない。人の見ている前でも油断している人は「置き引き」に遭う。カフェの席取りに、日本人は貴重品が入っていない鞄を置いておく。外国では、考えられないことらしい。日本人は、人が見ているお店の中で貴重品の入っていない鞄を盗む人は居ない、と考えている。他の国では、貴重品が入っているかどうか、人目があるかどうか、には関係なく盗むらしい。

人の目を気にする日本人気質、いいではありませんか。
それが、人に不愉快な思いをさせない気配りに繋がる。「嫌な思いをさせたら、何と言われるか解らない」だから、接客はとても丁寧親切なのだ。私も「人さまの嫌がることはしない、言わない」と自分の毎日に言い聞かせてきた。でも、自分の気づかないところで随分人さまを傷つけてきたかも。

さて、感染者はノーマスク集団の2人だけにとどまったので、感染者の居住階以外は自由に往来できることになった。無論、面会はまだ出来ないが。私の使う浴室のある3階へ行けるので、明日からはシャワーを浴びて良い。良かった~もう、清拭だけでは真夏を乗り切るのは大変。去年の苦労を思い出した。

カナダのライラック。


滝壺の奈落の底を見たしとも  KUMI
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土用の丑の日の土曜日

2022年07月23日 | 俳句
天気 晴のち曇がち

20日が土用の入りで、今日が丑の日で土曜日。ややこしいこと。
土用の丑の日、というと、思い出すことがある。もう10年以上前の土用の日曜日のこと。この日は、身内の一周忌だったと思うが電車で田舎のお寺さんで法事があった。夏の週末には実家のお寺さんのある房総半島へは車では近づけない。とくに日曜は海から帰る車で大渋滞するので、電車で日帰りしていた。その、帰路の中央線での話。
浴衣姿の若者が多いと思ったら、その日は隅田川花火大会と、多摩地域では立川花火大会のある日だった。喪服姿の夫婦は何とも場違い。
座っていた座席の前に、すてきな浴衣姿のカップルが立っていて、話が弾んでいた。わざわざ聞いていた訳ではないけれど疲れて無言の夫婦に話は筒抜け。
漫才みたいな会話は、まず彼女から・・
「〇さん、昨日は土用ウナギを食べた?」
「土用ウナギ・・金曜の会社の帰りに○○さんたちと食べたよ」
「金曜に?それじゃドヨウウナギにはならないじゃない」
「そんなことないよ、土用の丑の日は一昨日だったし」
「一昨日は金曜でしょ、昨日がドヨウでしょ」
「何言ってるの、土用の丑の日は一昨日だよ」
そんな話が延々続く。彼女は7月の土曜日の丑の日が「土曜の丑の日=ウナギを食べる日」と思っていたのだ。もう、可笑しくて可笑しくて、喪服を着たまま噴き出しそうになって堪えるのに困った。彼の方が無論途中で気づいて彼女を説得したが、彼女が「土用」と「土曜日」との違いを理解するのに時間がかかって、漫才みたいな会話は延々続いていた。紙に書けば解りやすいし、今ならスマホでサッと検索出来たのに・・彼氏さん、お疲れ様でした。

という土用の、今日は正真正銘土曜日で土用の丑の日。当然、施設でも昼食にウナ丼が出た。右下の茗荷入り胡瓜揉みは、自分で作ったもの。親指と人差し指だけで輪切りにしたので、厚さ3ミリくらいはありそう。部屋食だとこんなことの出来るのが嬉しい。あとは人参と大根のなますと、キウイ、お吸い物。


が、私の食べたのはウナギではなく写真のとおりの豆腐ハンバーグが乗った丼です。ハイ、私が世の中でたった一つ食べられないものがウナギ。漢字で書くのもおぞましいくらい嫌いなのでカタカナで書く。去年はこの日に後輩が面会に来てくれて、外食した。というか、この日に来るよう私が指定した。
錦糸卵と細切りの海苔と白髪葱を敷き詰めたご飯の上に、ウナギはどのくらい乗っていたやら。最近は高値のようだから、せいぜい半身を半分にしたくらいのものかも。コロナ騒ぎがなくていつものように食堂で食べることになっていたら、また、外食しなければならない所だった。何しろ、食べるのも嫌だが、あの、匂い(私には臭い)が我慢出来ない。嗅覚だけは正常なので、大勢が食べていたら、お粗末なウナ丼でもニオイはするだろう。今日だけはコロナ禍に感謝。絶滅危惧種なのだし無理して食べなくたって。

え?あんな美味しいものが嫌いなんて変な人・・ですって? いえいえ、ウナギが嫌いで困ることは全くありませんでした。野菜の半分くらいは嫌いだった夫に苦労したので、常食する訳ではないウナギなんて食べられなくても日々の料理には困らなかったから。ピーマン駄目、胡瓜駄目、生の大根駄目・・もううんざりでした。
食いしん坊なので喰わず嫌いではない。食べた時の苦労話をすると長くなるので省略。

土用になってようやく、蝉が鳴いた。でも朝、ちょっと鳴いたと思ったらもう止んでいた。今年は何処も蝉があまり鳴き始めない、と聞いていたが。

初蝉のみんみんみんとそれつきり  KUMI
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楽しみは食べることだけ

2022年07月22日 | 料理
昨日は免疫療法の治療のための通院日。写真は病院の1階ロビーから外を観た風景。写真なんか撮ってるところを見つかると即座に「撮影しないでください!」と職員か守衛が飛んでくるので窓際で瞬撮。人が写っていなければいいのでしょ?

通院が楽しい、と言ったらおかしいけれど、閉じ込めの身には外へ出られるのは「仮釈放」の気分で身が軽くなる。もっと体調悪くなっているかと思ったら、案外と足も軽々と運ぶ。昨日は友人が付き添ってくれて、会うのは春以来なので話も色々あり、待ち時間にも楽しめた。

いつものように午前が検査で午後に診察と点滴。昨日はそれに加えて膠原病の診察も。ここの検査は呼吸器科や循環器科と同じ検査データで解るので問診だけ。他の科のカルテも共有できるのは何とも便利な電子カルテのシステムで、この病院はそのシステムへの移行が早かった。もう20年以上になるだろうか。なので、カルテを患者が持たされて各科へ移動・・なんて時代が大昔にはあったっけ・・と懐かしく思い出す。

治療は、今月はお休みさせてもらった。副作用でお腹の調子が悪くて体重が減る一方なのでとにかく体重減少を止めたい、と。疼痛などの我慢出来ない副作用はあまりないが、体重の減少には恐怖すら感じるくらいだ。食欲があって食べても食べても体内を通過するだけで栄養にならないような・・病状が悪くなっていないし、次回の治療の前には心臓の検査もあるので、それも参考にして8月に再開を考える、ということになった。
これで胃腸と口内炎が回復して、暫くでも好きな物を食べられればいいのだが・・今日も相変わらずで。
昨日の夕食には、右手中指が大分回復した、と思い右手で箸を使ってみた。包帯したままではぎこちないものの、左手よりは抜群に食べやすい。フォークは左手で常用しているので、右手は箸でご飯、左手はフォークでサラダ・・これ、本人にはとっても便利なのです。でも、みっともないから外ではするな、と夫からキツく禁止されていた。無論、部屋で一人だからしていることで。
などと図に乗って夕飯食べたあと、右手でお茶を飲もうとしたら、うわ、中指がズキズキズキ、っと。湯呑をとり落しそうになった。
食後、なかなか痛みが治まらず、ブログは諦めた。

結果、昨夜は指が痛くて目を覚ますこと何回か。
免疫療法を休んでいる間に、指の治療を・・とも思っていたが、感染者の恐ろしいほどの増加と、夏休みは皮膚科が子供で溢れることと・・考えると、やはり行くのは怖い。今日はまた左箸使いに戻した。腫れはひいていて、見た目はもう治りそうなのに。

写真は昨日の朝食。冬瓜と笹かまぼこの煮物、卵豆腐。


最近は冬瓜の煮物やスープがよく出る。安いのかな? 1個貰うと、夫が嫌いだったので私一人で本当に「冬瓜と格闘」だった。でも好きなので、ここで食べられるのは有難い。
そして、今日の昼食。ぶりの照り焼きと里芋の含め煮だったのでこれも完食。


厨の灯消すや冬瓜床に置き  KUMI
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