自分で読み返してみて、
へーって思うときと、なんじゃこりゃ?って思うときがある。
最近のは、どうも、
なんというか、つぶれたカエルみたいだ。
もう跳ばないし、鳴かない。
どういう動揺が隠されてるわけでもないのだが、
書く気が起きなかった。ぜんぜん。
ここに座って画面に向かうことが、忘れられたバカンスみたいなものになっていて、
半年前の手紙の封を、今さらながら切るような。
クーラーの壊れた部屋みたいだったのに。
机に便箋広げて、いちべつして、
一枚取り上げて、なんとなく4つに折って、
ペーパーナイフで正方形にしてみる。
ツルしか折れないんだけどさ、
よくできてると思わない? これ。
指先でつまんで空をゆけば、窓の前通るたび模様みたいな文字を透かせて、ご満悦。
どこかで電話が鳴った?
羽の先に単語が読み取れて、鼻白む。
もっと小さく切り取るべきだった。
放り投げて、頭を抱える。
土曜、日曜と、ウィスキー飲みながらずっとゲームしてました。
ネットにつながってたりしない、ぼく好みなやつ。
ベッドの上でコントローラー握って、横になったりタテになったりしながら。
時にうなったり、悪態ついたり、うとうとしたり。
画面みつめてる間は確かにあったんだけど、今思い出すと、いやにソラゾラしい。
アレも、コレも、結局ただの作り物だからなぁ。うすっぺらの。
なんか、思い出さなきゃならないことがあった、みたい?
そうだっけ?えーと。