のぞき穴のむこう

後援:博愛主義ネクロフィリア協会(嘘)

すべらず乗り込めバナナのボート?

2008-07-28 02:55:47 | Weblog
  

だめだわ。ねむくて。
飯食って飲んだから、当然か。

一日色々読んでたし。
なんの推進力にもならないようなのを。

灯りも点けずに。


コンビニで、なんとなく立ち読みしてた雑誌に、
心霊スポットとして、秩父のダム湖に架かってる吊り橋が載ってて、
渡った先が通行禁止になってる、謎だ、恐怖だ、心霊だっ、て大騒ぎしてるけど、
そりゃ、その先の道が一部崩れてるからだよ。(実際に行ったことがある)

ちょっと取材行ってきま~す。きゃ~、こわ~いっ

げんなり。一目で嘘と判るネット伝説なんか集めてないで、もっと勉強しろよ。オカルトの歴史を。その真摯な探求の姿勢を。おまえらと一緒にされたら、かわいそすぎだよ、先人たち。


だめだ。ちっとも駄目。

またもや始まる一週間。何を目安に漕げばよいやら。




レセプター故障中

2008-07-28 01:16:10 | Weblog

あ アノマロカリス
い イカの塩辛
う 宇宙戦艦
え 鉛筆
お 温度管理

いや、今日の心理状況はどうかな、って。



今度こそは、って思うんだけどね。毎週末。




解説をつけた方が、わかり易いかな。  分析するとき。


あ アノマロカリス  
い イカの塩辛 
う 宇宙戦艦
え 鉛筆   
お 温度管理

あ:へんな形の生き物は好き。自分を含めて、当たり前の形なんてないことを示唆してくれるので。い:イカの面は、今でもある種の衝撃がある。え:絵を描こうとして、何度も買うものの、使ってない。

か 牡蠣
き 金時飴
く クリームソーダ
け けんちん汁
こ 金平糖

か:こないだ食った き:製作法を知って、えらく感心した記憶が く:あまり好きではない け:給食で、マーガリンを入れてみたらのけぞる不味さに こ:これも製作法が不思議だった

全般に、お菓子の類はどうやって作るのか、興味を誘うものが多い。
ここ、全部くいものだ。

さ サッカリン
し 心拍数
す スパイダーマン
せ 戦利品
そ 曹洞宗

さ:スーパーでふつうに売ってるのを発見 す:こどもの頃テレビでやってた特撮モノが自分の基準になってるので、アメコミや映画版に違和感がある そ:なんで教義がこんなに分かれるのか。なのになぜ信じられるのか。

た 短波ラジオ
ち 地下街
つ 爪切り
て 天主堂
と 飛び入り参加

た:外国の放送が聞ける、高いラジオってイメージが。 て:長崎の原爆を、クリスチャンはどう合理化しているのかという点に興味が。

な ナビゲーションシステム
に 煮崩れ
ぬ ヌーベルバーグ
ね 猫の額
の ノウゼンカズラ

に:面取りという技術に感心 ぬ:なんだか知らない の:植物だろうが、どんなのか知らない

は ハバロフスク
ひ ヒラマサ
ふ 袋叩き
へ ヘーゼルナッツ
ほ ホータン

ひ:魚だったような ほ:都市名?

ま マンドリル
み 三国連太郎
む ムワッヒド朝
め メルトダウン
も 紋付はかま

ま:持ってた絵本で、マントヒヒの隣に描いてあって、すごかった み:その事務所は、略して国連事務所と呼ばれるという む:北アフリカだかにあったイスラム王朝・・・?

や ヤスリブ
ゆ ユーステノプテロン
よ 羊羹

や:たぶん都市名 ゆ:最初に地上に上がった魚、だっけか

ら ランプシェード
り リンパ球
る 累積赤字
れ 連判状
ろ ロンドベル

ら:ガラス細工が出来たら楽しかろうと ろ:なんだかわからない

わ わんこそば
ん ンジャメナ

ん:アフリカにはンから始まる地名がいくつかある


あんまりたのしくないな。


シナプスで描くセフィロトの樹

2008-07-23 03:02:59 | Weblog
 
あ 亜空間
い インキュバス
う うみうし
え 役小角
お オラトリオ

五十音順に、その頭文字ではじめに頭に浮かんだ単語を書いてみる練習。

なんのため? ほら、その時の心理状況とか、判るんだよ。きっと。




うそ。思いついただけ。
たぶん、逃げ回る手段として。

つづき、書いてみる?


か カシパン
き きんかくし
く 熊手
け 倦怠感
こ コーラン

さ サクラダファミリア
し 支離滅裂
す スーダラ節
せ 洗顔料
そ ソーンダイク

た タガメ
ち 血だるま
つ 詰め将棋
て 点滴台
と 謄写版

な 南蛮揚げ
に ニライカナイ
ぬ ぬらりひょん
ね 猫かぶり
の 脳幹

は ハンチング帽
ひ ヒッタイト帝国
ふ 風船おじさん
へ 兵器廠
ほ ほや

ま マリンバ
み ミシシッピ川
む ムラービト朝
め メンタルヘルス
も モルフォ蝶

や ヤンバルクイナ
ゆ 湯の華
よ ヨシキリザメ

ら ランタノイド
り リスフラン関節
る ルイ16世
れ レニングラード
ろ 蝋燭

わ わらしべ長者

ん ンゴウンデレ



あらためて思い起こそうとすると、それっぽいのを並べようとがんばっちゃうのか、
割と長い単語になりがちだなあ。

思いついただけで意味わかんないのがけっこうあるし。
ニライカナイってなに?


なーにやってんだか。

なーんか、がっかりしてんだよ。何に?何にだろう。

自分の人生に?
違うか。限りなくイマサラだしなあ。

じゃなにさ。




自分を大事にしない人が、世界を大事にするわけがない。

世界とは、自分を成り立たせるものである(でしかない)からには。




つづきの11

2008-07-14 00:34:59 | Weblog
 
強い香りにむせそうになりながら、おざなりに洗顔。
本当は風呂にでも飛び込んで目を覚ましたいところだが、
この時期水はわりと貴重品だ。王室のお荷物であるところの第18王子としては、贅沢も言えまい。


‘中世ヨーロッパ的’世界に、雨季と乾季があるかは知らないが、
ふと思いついた面白げな設定は何も考えずに盛り込んで、後でツジツマ合わせる方針で。
でないと全然進まなくなるから。経験済み。
いよいよの時は戻れ。禁じ手もナンノソノ。


うやうやしく差し出された大きな白い布を受け取って、顔を拭く。木綿なので肌触りはイマイチ。
ほれ、と返そうとして、メイド服のくすんだ色合いと比べてしまう。

うーむ、この白さにも、国民の血税が。

もっともらしく難しい顔。ふと気づくと、所在ない手をもてあました、不安げな顔が、上目遣いでこちらを伺っている。
そういえば昨日も見た顔。一昨日もだったか。

今朝も、かわいいね。

なんて笑顔で囁きかけたら、どうなるだろう?
真っ赤な顔して、

きゃー、どうしよう???

とか思ってくれるんだろうか。仲間内で自慢話のタネになったり。
イヤむしろ、ヘンな噂が立ってイジメられるかもしれないな。
権力の周辺は、色々複雑だから。こんな辺境でも。

次の間で、流れるようにお召し替え。そこらへんはさすがの熟練度だ。あっという間に帯を解かれて袖を通される。出された椅子に腰掛けて、髪を梳かれて帽子が乗る。同時に足元では靴紐が編み上がる。どちらも身分を示す印でもある。あんまり好かないが、これも定めか。

すべて抜かりなく終えて、道具を揃え、壁際に整列する。
次はお決まりの‘本日のご予定’だ。
大した人望も能力も権力も無い者に、要求されるスケジュールがそうあるわけはなく、
毎度聞き飽きた形ばかりの公務が並ぶだけ。
知らず不機嫌な顔つきになる。眉間にシワ。

だが今朝に限って、いつまでも扉が開かない。



たぶん、こっちの世界だと、こんなにシステマティックな日常送ってるのは、ずっと下った時代の、それもかなり権力の中枢に居た人たちだけだと思うのね。でもまあ、この方がギャップが分かり易いかと。



目配せするが、皆空中の一点を見つめて緊張するばかり。
仕方ないので、一番年長そうな手前のお召し替え役に声をかける。

「おい。」

「はいっ。」

直立不動だ。こちらを見るどころか、更に真っ直ぐに伸び上がる。
ダメ王子でも、身分の差は硬直に値するらしい。影では散々馬鹿にしてるくせに。

「えーと、あれはどうした?」

「あれと申しますと?」

(そういえばまだ名前を決めてなかった・・・。)

勝手に決めても怒らないだろうか。怒るだろうな。やっぱり。

「ほら、毎朝そこから出てくる。」

妙な空気が流れる。姿勢を崩すまいと、必死に耐えている気配。
つまり、笑いをこらえてるんだろう。またネタを提供してしまったかもしれない。

「導師さまは、今朝はまだお見えになってらっしゃいません。」
「お、おそれながらっ!」

割ってはいる、端から二番目。まだ少女だ。

「さ、昨晩のご公務が深夜にまで及んだご様子、まだ・・・まだお休みなのではと!」

上役に睨まれつつも、必死の弁護。やつは城の下働きに妙に人気がある。これも落ち度に対する、気まぐれな懲罰を恐れてのおせっかいだろう。

「心配するな。咎めるつもりはない。」

ほっと安堵のため息。一つではない。
それをうろん気に見やって、しばし思案のフリ。

「でもまあ予定がないんじゃ仕方ないな。
 じゃ、今日は自由行動ってことで。」

悲鳴の中、引き止めようとする十数本の腕をかいくぐって、廊下へ走り出る。
誰か!とかいう緊迫した声が上がるが、毎度のことなので、衛兵の動きも鈍い。
なにがあったかしらないが、寝坊はよくない。職場放棄に等しい。
責任転嫁には、もってこいだ!
今日こそ大義名分をもって、思う存分逃げ、もとい、見て回ってやろう。
ほら、舞台を整える上でも、周辺情報は必要だしね?

つづきの10

2008-07-13 21:43:22 | Weblog
  
結局、怖いだけなんだよ。 形にするのが。



ひとりごとにすぎないので、
進み様がなくて、困る。

わかり切ってる結論が、つまんなそうにそこにあるだけで。

齢を経るに従って、‘当たり前’が増えてゆき、
手の届かないところへも、独断が届くようになって、
世界の四隅が、90°で、固定する。
見渡す景観の、完成。それは額にはまった、名画のようで。
正直なところ、寿命なのではないかと思うのだけど。
なんで続きが、あるんだろう?

いやいや、わかってるんだよ?そんなことは。
歩きたいんだ。夜の街を。外国の路地、砂漠の丘、海の彼方、星の合間を。
でもね、額からはみ出た絵を、壁画みたいに描き広げて、
ふと我に帰って二歩退いて、
腰を伸ばして仰いだとき、
あはは、なんだこりゃ。って乾いた笑いが、
すべてを台無しにしないか、心配でね。
それこそ、もはや逃げようのない、神話の崩壊。
‘作品’の破壊。
理論で導かれる、必然の‘予定不調和’。
それに抗える力が、在り得る?
そこに無責任な信仰は、介在し得ない。

なのに歌わなければいけないのだろうか。

だろうね。


がっかりだよ!
なんで音痴に歌わせようとするんだろうね!
そういうふうに、出来てないんだってばっ!
そういうふうに、出来てないんだってば!

かなしいだけだとおもうんだけど。

わかったよ。探しに行くよ。


でもそれには舞台が要る。物理的な足がかり。
あえて避けてきたのに。しょうがない。


逃げられると思ってか。

中世ヨーロッパ風の、城だろう?
ええと、どんなだ?石造り?

寝台には天蓋。ごてごてした刺繍に縁取られて、重苦しく垂れ下がる。
見慣れた光景だ。元の持ち主は我でないから、もう相当に古めかしくて、ホコリ臭いが、毎朝のこと。気にもならない。
まだ薄暗い寝所は、溜まったまま動かない、ひんやりした空気に支配されている。
抵抗するように身を起こす。次の間に、人の気配。
この微かな衣擦れに反応しているのだろうか?毎度ながら、大したもんだ。
まあそれが、正確にいえばそれだけが仕事なんだろうから、役目を果たしているだけだが。おろそかにすれば、それなりの報いを受けることになる。
敷物を通して、素足に固く冷たい感触。

「おい。」

寝起きの、つぶやくような一言。
それでも動き出す新しい一日。垂れ幕を割って、お支度役が次々と入ってくる。
組み立て式の台。厚い布を二枚重ねて敷いた後、真鍮の盥が据えられる。
大きな水差しから、湯気と共に注がれる洗顔用の香水。すべてがテキパキとこなされる。
あくびしながら立ち上がる。居並ぶお拭き役。白い布を下げて、緊張感に包まれる。
ああ、キツイのは苦手だって言ってるのに。
ご丁寧に花びらまで浮かんでいる。
まあ、これもいつもの気遣いなんだろう?好意的に解釈して指をひたす。



あの、映画だのアニメだののは、多分もっと下った時代の、それもごく一部の例外だろうけど。
もっともらしさを出すには、間違った思い込みにも配慮せねばなるまい。
ということで、無責任にも強調気味。






つづきの9?

2008-07-12 00:25:32 | Weblog

まるでやる気が出なくてなあ。

一体何度目だい?そのつぶやき。





うまくできるって予感がないと、
ソノ気ってのは、出ないもんで。

思えば動機にふた色あって、
快を求める
不快を避ける。

ぼんやりとしたふあん
の中に居るとき、
そのどちらも得られない。

方向が見えないから
どちらにも進めないし、
逃げようもないし。

闇雲に走れる人は信仰心が深い人で
平らな地面に目盛りをふって、
踏んで歩いてふり向かず
ふとした弾みでふらつかない。


だからなんだってんだよ。
わけわかんないよ。
否、わけわかってることをまたぞろならべることにどんなわけがあるのかがわかんないよ。

ふでそろえようとかするからだ。



叫ぶ所でいいのだ、と思う。なにもかも忘れて。
やっと乗り越えて、たどり着く場所。
ぽかんと空いてて、どうとでもなる。
いやむしろ、どうにもならない。
うまく言葉に乗らないな。

イメージで言うと、あれだ。
誰もいない体育館の真ん中に、
なぜか昨日まで無かったデカいトランポリン。

白いやつね。

思わず駆け寄って飛び乗るわけよ。
で、無心で跳ねる。独り言つぶやきながら。

そんな感じ。


実は毎日座ってんだ。ここには。


なんで書き接がないのかってえと、
うまく書けないからだ。
うまく書こうとするから?
いやいや、そんなレベルにはないやね、そもそも。

虚空に文字を放つっていうのは、
しんとしたホールで、最初の白鍵を叩くようなもので、
その意味に、もしくはその意味の無さに打ち勝たねバいけないわけよ。
だから問題は、その音色ではなく、指の、筋肉の、骨の、
曲がり具合だとか、
縮み具合、だとか。
上手に弾く、以前の、
音の存在、力の流れの発見、
それがこぼれ落ちる、傾斜の、度数。

要するに、きっかけ、なんだな。


じゃあ、つづきでも。書きますか?










あれ?










おーい。


正調 「世界にひとつだけの花」

2008-07-06 15:25:43 | Weblog
  
ナンバー1になれなくてもいい  もっとずっと深刻なオンリー1


花屋の店先にならんだ  いろんな花を見ていた

人それぞれ好みはあるけど  売れ筋だからきれいだね

この中で誰が一番だなんて  値札に抗議もしないで

バケツの中 根を切られて  悲愴な顔で見上げてる

そうなのだ ぼくら人間は  どうもこうもない すべてを比べていく

一人一人違うから その中で  一番を選び取る

そうさ ぼくらは

世界にひとつだけの花  一人一人違う定めを持つ

その花を咲かせることだけに  一生懸命になればいい



困ったように笑いながら  ずっと迷ってる人がいる

頑張って咲いている花はどれも  哀れだから仕方ないね

やっと店から出てきた  その人が抱えていた

色とりどりの花束と  うれしそうな横顔

花の気も知らない その顔は  あの日のぼくを不安にした

誰も気づけないような場所で  咲いてる花のように

そうさ このぼくは

世界にひとつだけの花  一人迷う不安の種を持つ

その花を咲かせることだけに  一生懸命になるしかない


見えない花や咲かない花は  一つとして数えられないから

ナンバー1になるつもりはない  じっとただ抱きしめるオンリー1


 

世界にひとつだけの花?

2008-07-06 14:14:42 | Weblog
 
ナンバー1にならなくてもいい  もっともっと特別なオンリー1


花屋の店先に並んだ  いろんな花を見ていた

人それぞれ好みはあるけど  どれもみんなきれいだね

この中で誰が一番だなんて  争うこともしないで

バケツの中誇らしげに  ちゃんと胸を張っている

それなのにぼくら人間は  どうしてこうも比べたがる

一人一人違うのにその中で  一番になりたがる

そうさぼくらは

世界にひとつだけの花  一人一人違う種を持つ

その花を咲かせることだけに  一生懸命になればいい


困ったように笑いながら  ずっと迷ってる人がいる

頑張って咲いた花はどれも  きれいだから仕方ないね

やっと店から出てきた  その人が抱えていた

色とりどりの花束と  嬉しそうな横顔

名前も知らなかったけれど  あの日ぼくに笑顔をくれた

誰も気づかないような場所で  咲いてた花のように

そうさぼくらは

世界にひとつだけの花  一人一人違う種を持つ

その花を咲かせることだけに  一生懸命になればいい


小さな花や大きな花  一つとして同じものはないから

ナンバー1にならなくてもいい  もっともっと特別なオンリー1



(注・外人が歌ってるのを耳で移したので、どっか間違ってるかも)



こないだ古本屋で、外人が合唱してる中古CDを250円で買ってみたら、
ケースがぱかんと開いて、もう一枚出てきた。
「ボーナスCD」。その中身が、これ。


かつてどこかで初めて耳にしたとき、
その うさんくささ にびっくりして、
まあ歌ってる人が人だし、
あえてダマサれる快感なんだろうと、
タカくくって見ないようにしてきたが、
「いい歌」として大人気を博するに至って、
ぬぐえない不安が、こう、べったりと。

それが、今更ながら、この眼前に。

あらためて直視するにあたって、抑え切れないぎ、疑問が。


「 ナンバー1にならなくてもいい  もっともっと特別なオンリー1 」

ってのはつまり、
(頑張らないとなれない)ナンバー1じゃなくても、
(全員が生まれつき達成済みな)オンリー1なんだから、
「あなたもそのままでだいじょぶっス!オッケエっすよ!」
っていう意味で、それが主題なんでしょうな。

なのに、
殺伐とした生存競争で研かれ抜いた武器 であるところの 花 を、
しかもそれを、
カワイイだのキレイだのと評して愛でたり飾ったり値をつけて売り買いしたりするヒトの傲慢さ・シタタカさの象徴 たる 商品としての花 を、
モチーフとして選択する意図が読めない。
「まさに最適!」なんて膝打って一晩で書き上げたりした詞だったりしたら、
あまりにあんいでかってでごういんすぎない・・・?

きっと、眠かったんだと思う。〆切が迫っていたのだと思う。
作品とは、打算と妥協の産物である。でなければ何一つ完成などみることはないであろう。仕方ないのである。(疑問に思ったときはいつもそう割り切ることにしている。)

それはそれでいいとして。
問題なのは、それがなんの疑問もなく受け入れられている(ように見える)ことの方で。
端的に言って、この「いい歌」が世にハビコルことで、

悪人が増える

と思うのだ。つまり、なにか深刻な問題があっても、


「あーあーわかったわかった!でもな、俺たちってばオンリー1だから。気にするなって。」

「でも、」

「ノープロブレーム!くよくよすんなって!」

「だって、」

「大丈夫だっての。しつこいよ?おまえ。」


とかいう状況が、そこここに現出しやしないかと。
こういう強引な人は、あなたにとって、常に「いい人」?
ぼくは、無神経な悪人と呼ぶ。

つまり、現状の無条件な肯定ってのは、諸刃の剣でありまして。
直視してみれば大したことなかったような些細な問題事をすっきり解消できるかわりに、
見落としちゃいけなかったかも?というようなのも、いっしょにばっさりいってしまうわけよ。
まあ大抵はそれでうまくいくのだろうけれども。みんな心配性だしね。

ただ、一部の人にとっては死活的に対処せねばならないようなのが、含まれることは確かで。



スーパーで、七夕の短冊をながめてみると、

「おはなやさんになれますように」

ってのが、けっこうあるけど、(一番多いのは、「ぷりきゅあふぁいぶになれますように」だが)
そんな澄んだ目で無邪気に書くようなことではないのだ。本来。
もっと辛酸を舐めた上で、しぼりだすように、
「オレ、花屋になります・・・」
って感じで口にするべき決意なのだよ。たぶん。