そろそろ、なんかしないと。
なんかって、なにさ。
わからないけど、意味のある、なにかを。
意味のあることなんて、あるの?
じゃじゃーん!
やけくそ気味に大仰な身振り、振り上げた刃に集まる視線。
サァっと振り下ろせば血にまみれた夢のはじまり、
しぶき上げてのたうち飛び出る極彩色の世界の臓腑は、
みな真実の子供たち!おぎゃーっと産まれてぶちゅっと潰れて押し寄せ絡まりねじれ連なり積み上がっては倒れこむ!耳を裂くのは怒号か悲鳴か渦巻き地を這い穴を穿って流れ出す。四方八方惨烈凄愴阿鼻叫喚の地獄絵図。
じゃじゃん!
鼻をつまんだ興行師、タクトよろしく血刀を振るう。
最後はやさしいセレナータ。横笛は骨、眼窩の虫。慇懃なお辞儀を繰り返す。
ぱたんとオルゴール閉じるように。まぶたは重く、鎖にからまって、遠く夜空を想う。
勢いだけでわめくと、ぜんぜん違ったものになる。
ふしぎだけど、不気味。つま先でつついて、とびのく。
ちゃんと読み返して構成し直したりすれば、なんか“作品”めいてくるのかもしれないけど。
死体がいっぱい並んでるとこ、どこだ?
え? ・・・霊安室?
ブブーッ!こたえは、 さかなやさん!