のぞき穴のむこう

後援:博愛主義ネクロフィリア協会(嘘)

よるの熱病

2005-07-27 00:17:29 | Weblog
体が熱い。
全身がぼーっとしてる。
熱があるわけでなく、
眠いだけ。


旅のあいだ中、ちっともよぎらなかったから、もうだいじょうぶかと思ったんだけど、
新しいこと見つけるイタズラ神が目を覚ましたかと思ったけど、
ここんとこ、また色々、思い出す。

自己肯定に暮れるのは、いわば必要なことだと、目をつぶるにしても、
やはり、醜いよな。ぞっとするくらい。
かなうなら、震える指で、全部えぐり出してしまいたい。

こんなに汚いものに囲まれて、
その中をはいずり回り、
ちょっとでもましな所と見れば、
うわべを払って、むさぼり喰らう。

表情だって、声だって、臭うわけだ。


自らの休息のために、
いま必死に熱を放射してる。
こんなに余分があったなんて、
昼間はよっぽど無理してるらしい。

覚悟のあくび

2005-07-16 03:32:49 | Weblog
眠いがこれから出かけるつもりの書き始めは、どんな終わりを希求するかの観察

思い浮かぶことといえば・・・

シモネタふられただけで悲しくなっちゃうのは、末期症状だなあ、とか。
そんな大したことじゃないと思うのだけど、やっぱりどこかで特別なものにしておきたいと願ってるんだろうな。


くだらねぇ。




体が熱い。
全身が睡眠を要求してる。
なんで人間は眠らねばならぬのか。
意識のどこかに適当な空隙を作っておかないと、
処理し切れなかった矛盾を詰め込む場所が見つからないから。
ぼくらは完全を目指せるようには、出来てない。
でも、そういった概念は持ってる。
つまりカタチでなく方向。
そのまま。


サン・テグジュペリの本、読んでると、いかに自分の言葉がごつごつしているかを思い知る。
訳がひどい。と思う。
なのにこれだけの世界を現出する。
こねあげてごてごて盛り付けるのが美徳だとは思わないけど、力を持っててかつぼくにはできないんだから、素直に頭を垂れるべきであろう。
どうすれば、ともくろむたび、手遅れ感がのっそり起き上がる。やたら目ざといやつなのだ。


だめです。なんにも出てこない。
のどに指つっこんで、胃液も吐けなかった時に似てる。
こんな気持ちで出発したくなかったなぁ。

朝の予感なしに走るには、もう遅いから、
気恥ずかしくなっちゃうくらいまっすぐなあの白い空気のまん中を、貫いてみますか。








おめえの言うことなんて、聞いてねえんだよ と、聞こえる

2005-07-15 05:07:24 | Weblog
車いすの老人のかたわらにしゃがんで、まっすぐ見上げる看護婦さん。

「・・・・(聞き取れない)」
「あ、そうですか。」
「・・・・・・」
「あ、そうですか。」
「・・・」
「あ、そうですか。」
「・・・。(沈黙)」

たぶん、自分のこと、‘いい人’で、がんばってるって思ってるんだろうな。
いや、実際、‘いい人’で、がんばってるんだろう。

ぼくは会話が下手。
大勢の前で話す、とか、面接で自分の意見を述べる、とか、そういったある程度前提の読める場での表現は、むしろ得意。
複雑な、時には複数の、表情、声の調子、言い回し、意図、背景、気分、スタンス、等々、処理しきれない情報の中で、半ばヤケッパチな




途中でまんが読んじゃった。リロード中・・・




リロード失敗。

書きたかったことは、理想的会話における、
相手の言いたいこと・自分の聞きたいこと・相手の聞きたいこと・自分の言いたいこと
の配分と、重要性。

気が向いたら、また書く。

天使になったと言い張ってたんだよ。小さいころ。

2005-07-14 05:07:24 | Weblog
今日は、何色?
そうねえ・・・青かな。それと紫。すこしね。

海は、見渡す限りはいいろ。
低く垂れ込めた雲が、不機嫌なひげ面みたいにもじゃもじゃしてる。
目を凝らせば、遠い東の水平線に、シミのような金のつぶが散らばってるのが見える。
かすかな‘色’は、毎日この方角から流れてきた。

あの下へ行けたら、すべてが変わる気がする。
一年中しとしとしてるこの天気も、時おり思い出したように吹く風も、ため息がたまったままよどんでるみたいなこの海も。
でもあの光が真上にきたことは、ついぞ、ない。
救いはいつも、タイムリミットを過ぎてからやってくるのだ。

予報だと午後から赤くなるってよ?

木綿のテーブルかけに、プラスチックの皿が並ぶ。以前は白い陶磁器製だったけど、あの置く時の、ことん・ことん という音が嫌いで、代えてもらった。重苦しい空気に、なお重量を加える口実を与えてはならない。かろやかに、声をひそめてすりぬけるのが、ここで暮らす者の鉄則だ。

へー・・・。じゃあ、休みになる?

型で抜いたみたいな、ピンク色のゲルをつつく。黄色いのをスプーンの底でなでて、紫のを一口切り取る。

二言目にはそう言うね。しょうがないんだか、ありがたいんだか。

みっつながら口に放り込んで、上から銀色のお茶を流し込む。困ったような笑顔を作って、マグカップの向こうから、いじわるな視線でくすぐりにかかる。
こっちは所在なさげに一口を十字に切り分ける。なに照れてんだ、あたし。

なんだよー。だってこないだ、黒こげ見たっていったじゃんかー。

さあて、と立ち上がる。簡単な食器重ねて、シンクの酸に、慎重に沈める。
ぷつぷつと囁く泡ぶく。

心配したってしょうがないよ。冷房の故障なんて、トトカルチョより確率低いんだってよ?
・・・・飛行機、買うんでしょ?ふふ。

またそれをいう!こどもじゃないってば!もう。

金の柱にたどり着いて、キャノピーを開けると、羽が生えるんだよ?
純粋な光のイメージ。死の海と、無の宇宙の間に現れた、奇蹟の空間。
常識の破れ目を塗りつぶすように、ゲルを混ぜる。
よく混ぜてから食べる方が、体にいいのよ。
開けたとたん黒こげ。
うちはそれでみんな長生きだったんだから。
・・・あの子を除いて。


ぼくはほんとうに一単位なのか・数えられる‘1’なのか

2005-07-13 05:07:24 | Weblog
もしもこれを読む人がいるのなら、
こういう時もあるし、
そうでない時もある。
そう思って読んでもらいたい。

でなければ、あまりにも、惨めすぎる。







もう10日はなにも食べていない。
やっとたどりついた、配給を待つ、長い列。
都合よく手に入った器一つを抱え、永劫とも思える時間を、ただひたすら、じりじりと待つ。
あと20人。15人・・・10人・・・5人・・・3人、ふたり、ひとり。
やっと回ってきた順番に、急く心抑えてふるえる器を差し出す。
無造作に突き出される、手。
配給券?そんなものは、ない。ないはずだ。
係官は、確かに持っていたはずだ、と言う。後ろに並ぶ人たちもうなずく。
待ちきれない次の者に押しのけられて、列を外れる。
目の前で配られる、大きな塊のパン。注がれる、湯気を立てたスープ。
突き飛ばされ、追い立てられ、徐々に、遠ざかる。
そんなものが要るとは知らなかった。本当に知らなかったんだ。
人々は口々に言う。初めから持っていたはずだと。
しかしぼくは持っていない。
どうやって手に入れたらいいのか、わからない。
たとえ手に入ったとしても、また列の後ろに並ぶ、力はない。


だれかと、二人で居ると、他人は必ず、ぼくにではなく、彼の方に話しかける。
ぼくからその人に話しかけてみても、次の答えは、彼の方を向いてる。
いろんな理由が、挙げられる。
声が小さい。不明瞭で聞き取り辛い。容姿がとっつき辛い。有り体に言えば怖い。物腰がどこかあやしい。話す内容が意味不明。返答が当を得ない。回りくどい。素直に答えず、いつもなにかを狙っているようなふしがある。等々。いくらでも、ある。
でも、それらを封じると、ぼくができることは、とても少ない。
無意識に出ているものだから、なかなかうまく、直らない。
どうも、興味を持つ対象や、思考の経路が生来ふつうと違うらしい。
この外見や、今の立場に、他人が期待するものを、ぼくは持っていないらしい。
だからぼくは、何も感じないふりをして、黙って後ろへ、下がる。
楽しげな会話を、無感動に眺める。
これまでもずっとそうだったから、別に誰かに限ったことではない。
これがぼくの、いつもの景色。


ぼくのこの体が、誰かの深い信頼を得るということが、あるとは、思えない。
そのステップに、第一歩をのせるには、大きく時期を逸している。
期待を持てない生徒に、師は手を差し伸べない。
皆のところへ登りつくには、その足取りが、あまりにも拙い。




複雑精緻を極める、方便とまやかしのベールで何重にも覆い、

でもわずかずつ漏れ出す、憧れ、想い。

役に立たず、むしろ理性を歪める力になってしまうのなら、なくして欲しい。異性への憧れ、‘一生の伴侶’への期待、暖かい家庭への希求、つまりは、性欲。

そうすれば流れるように生きられるだろう。
何にもこだわらず、好ましいものとして受け入れられるだろう。

でも、それに意味がある のか?

星の同位体

2005-07-12 05:07:24 | Weblog
なんで書くのか。
もっとちゃんと分析しろと、
考えちゃだめ、と、
両側からソデを引っぱる。

君らの出番は終わったはずだよ。
口をついて出そうになることば、飲み込む。
君らはぼくで、ぼくは君らで。
ああ、振り切って書き散らすことは、できない。

わかってんだ。
人の読むたび元気なくすぼくを、
心配してくれてるんだよね。

道に落ちてる針金の曲がりぐあいにも、
並んだ電柱が引き合う電線のしなりにも、
ゆれる草の穂のちらばりかげんにも、
指先でふるえる蛾の羽の鱗粉にも、
ノートのやぶけた穴の隠喩にも、

あと、そう、

ぷつん・ことこと・かたり、ささやく音たち、
きゅ・つぱん・ざりり、跳ねる音たち、
ぎぎぎぎ・がちゃん・たぽん、うめく音たち、

夏の、冬の、朝の、星の、風の、この場所の、泣きたくなるような、におい。

いろいろいろいろ。

琴線に触れる物、多すぎる。
慌てて、おぼれて、流されて、
解体する、ぼく。
すべてが押し寄せて、なにも、見えない。

勝手にふぃろそふぃあ

2005-07-11 05:07:24 | Weblog
哲学とかもおんなじだと思うのです。いや、時代の閉塞に新しい可能性のはなし。

常識の危機に際し、そのすべてをできるだけ細かく分けて、調べ上げ、今まで見落としていたパーツを生かして、組み立て直す。やたら無骨で不恰好かもしれないけれど、するどく尖ってるとことか、ギラギラ光ってる部分があって、いかにもエネルギッシュ。今にも飛び立ちそう!ぴかぴかに磨き上げて、流線型に仕上げるのは続く人の仕事。うまくいけば、星空だって飛び越えるさ!

ただし、「人生哲学」は逆。
あれは常識にツギをあててるだけ。
混同してるのをみると、正直むかつく。
「わたしの哲学」だ?
ふざけるな。
わたしの信念って言え!



いかんいかん。むかついてどうすんだよ。
ことばってなふにゃふにゃしたもんをつかまえて、ここに入れとくの!ってダダこねても仕方ないね。
その弾力をたのしんで、遊びなさいよ。ぼーるみたいに、ぽんと蹴って。



大学生だったとき、哲学とかなんかそんな学科にいたんですが、
あそこは哲学でなくて、「哲学学」とか「哲学者学」を教わるところでした。

ああいうところに所属してる学生とか先生は、哲学的には落ちこぼれでしょう。
わかんないから、書物のあいだでもそもそしてる。
大勢集めて、学会だの研究だの、勿体つけてみたりして。
解ってる人は、とっくに山ん中か精神病院にいるか、もしくはふつうにサラリーマンとかやってますよ。
その方が、理にかなってる。

出来の悪い学生のタワゴトですな。もっとちゃんとベンキョウしてれば、違う理屈も見つかったのかもしれません。
でも、哲学者の皆さんは、とても気持ちがいい、人生に真摯な人ばかり。
プラトンさんも、カントさんも、ヘーゲルさんも、大好きです。
会えたら嬉しいだろうなあ。

でも、尊敬はしてません。
なに言ってるかわかんないし。
人間、自分に必要ないことは、理解できないのです。

あまつさえ、書物なんか書いて、名を残したりしてるしなぁ。

なにをえらそうに

2005-07-10 05:07:14 | Weblog
芸術とは、常識を破壊して新しい可能性を用意する、もの。

先の見えた未来に、穴をあけて希望をただよわせる、もの。
「当たり前」が嫌いな人が仕掛けた、時限爆弾。

結局はみんな、生気に満ちた楽天家なんだろうな。たとえ表向きのスタンスがどうであっても。
もうだめだ・・・。誰かがつぶやく。
だから彼らは、いや、ちがう! と、叫ぶ。
それでみんな気づく。そうか、こういう方法もあったか。
たとえその逸脱がある狭い範囲に限られたものでも、誤解に基づく無責任な陶酔(信仰)という素晴らしい能力に恵まれた我々は、その効果を無限低に撒き散らす。
一枚の絵が、ポストなんとかイズムを起こしたりするのだ。
で、また青春がやってくる。
ポスト、ポストポストポストポスト・・・・。
ポストの氾濫。ゆうびんやさん、大いそがし。


などと常日頃考えていたりするのですが、
最近評価されている小説などを拝見するに、
騒ぎどころがちと違うのではないかと思ってみたり。

別に、創作家本人が、時代の閉塞だの可能性の開拓だのを想定している必要はないと思うけど、
単に書き慣れててうまいだけの作品に、
騒ぐにふさわしい!騒ごうよ。騒げばいいじゃん!騒げ!!
って絶叫するのはどうかと思ったりなんだり。

まあたしかに、選ぶべきものを選ぶ組織があって、毎回ずーっと“該当なし”じゃ、存在意義が疑われるでしょうが。

静かに鑑賞すればいいじゃん!
受ける印象は人それぞれじゃん!
それがどういう価値をもってるかは、ぼくがぼくのために決めるから、横からいろいろ言わないで!

あまのじゃくなぼくは、
なんかちやほやされてるものはみんな、自動的に嫌いになってしまうのです。


みんなが志向してることに自分を合わせたり逸らせたりするための、吟味。ゲイジュツの、そんなあり方。
道具に徹することが、道具の本分か。
結局、よくできた道具の、よい職人か。

表現とは、なんだ?
より多くに読まれることは、可能性のほかに何を連れてくる?

まんがよんでた

2005-07-09 01:22:23 | Weblog
何かに夢中になるのは気持ちいい・・・けど、それが他人の創作物だと、4分の1ほど、くやしさが混じる。
ぼくもこんなの、作れたらいいのになー。とたんに世界は、対象に。

一方で、これを生み出すのに、どれだけの時間と労力が費やされているかを、思う。それが、数百円で買い取られて、さっと目を通すだけで(時には素通りで)忘れられたりする。
それでもいい、って思えれば、いいんだけど。

これもコミュニケーションの一形態であって、
強く、影響力持てること、期待して目指すのかもしれない。でも、
どんなに輝いていたものも、カコノモノになる、し。

なにしたらいいんだか、わかんなくなる。
古本屋へよく行くのは、そこらへんを確認しに。
なのについ、抵抗しちゃう、悪い癖。
やっぱり処分すべきなんだろうなーあ。
持ってるだけで、使わないもの・見ないもの。
モノは所詮付属物であって、どんなに個性的に組み合わせて輪郭を作っても、その中が空洞じゃ、しょうがない。

‘個性’か。ヘンなことばだな。
‘自分らしさ’。困った顔するしかないな。
自分がなんだかわからないのに、らしさ、もないもんだ。

やはりかかわる他人が規定するんだろう。実質的には。
だとすると利害が尺度だ。
どれだけ人の期待に答えられるか・答えるか。

頭が回んない。
粘土のよう。
劇的なのに、陳腐なエンディング。
一晩で1000キロ旅して、朝また出勤する気分。

これは誰へのイイワケ?

2005-07-08 02:17:33 | Weblog
おい!
取り払われる新聞。鋭い紙音が耳を切る。
んが?
時計を見る。深夜2時10分。
4日ぼうず!
白い逆光の中、覆い被さるしかめ面。
毎日書くんじゃなかったのかっ!
ん・・・ああ。ほら・・・ここんとこ・・・・いそがしかった、し。
押しのけて起き上がる。低く唸って、頭を掻く。視界の端に、飲みさしのグラス。
うそ!
伸ばす手を無造作に押しやって、開いた手帳を突き出す。
なんで書かっ、あっ
だぁ!ンてんじゃねぇ!よ。・・・勝手に。
慌てて奪い取って尻のポケットにつっこむ。
・・・・。
仁王立ちの渋面が、徐々に溶ける。
・・・・ははん。
なんだよ?
ちらちらと上目。それを見下ろす不敵な笑み。
なーるほどっ。
だからなンだよ!
ひょいとつまんだグラスを掲げて、しなをつくる。
照れてんだ。そうでしょ?
腕を逃れてステップを踏む。
好き勝手書いてたら、ステキな読者が現れたから。
う、そんなんじゃ、ねぇ。
所在なさげにビンをつかんで、腰を下ろす。中身は、空。

そーんな気にしなくたって、いいのにーぃ。
蛇口をひねる音。水の中でたのしげに踊る音。張り上げる声。
ねーえ、聞いてる?だれも真剣に読んじゃいないってっ。
ぼんやり灯りを透かしてみる。中の空洞で跳ね返って目を射る光。角にたまった数滴を見つめる。
確かに。・・・確かに、そうかもな。
大儀そうに引き出すと、しわになったページを、開いた。

フマジメノススメ

2005-07-03 23:42:38 | Weblog
どこまでもまじめな人がいたとして、
その人が幸せになれる可能性は、どれだけあると思う?


今、幸せじゃない・・・はず、ていう前提があるのね。その質問。

正直者は、馬鹿を見るって、いいたいんでしょ。


“正直者”って、価値観が固定していることを期待して、頑なにがんばってる人のことだよね。

確かに、みんなが同じ価値観を持っていれば、同じ規範で利害が一致するよね。

狂信的な宗教家や、政治家なんかは、それを目指してるわけだ。

単純で解り易いし、
完璧な結果を望むのなら、そうするしかないんだけど。

もし、今わたしたちが感じてるこの世界が・・・否、
自分を・世界を、認識しているこの感覚が、信頼に足るものと・・・仮定しても、

細かいところは、てんでばらばら。
一致しない利害で、絶えずカンカンガクガクなのよね。

つまりね、固定してない価値観引きずってる限り、“正直”かどうかなんて、独断に過ぎないわけ。

そりゃまあ、将来的にひとつに定まる可能性がない、とは言い切れないけど、
少なくとも今は、現われては消えていく主義、やら教義やらがいつ果てるともなくせめぎあってる。

それに、
毎日飽きもせず、へーきで忘れたり、都合よく勘違いしたりするやつらが、
・・・もちろんわたしたちも含むけど、
いつかそんな“真理”にたどり着けると、本気で思ってる?

凝り固まったむかしの価値に、以前は通用したとかいう理由でしがみついてるのは、
要するに、臨機応変についてけない落伍者のイイワケなのよ。

みんなの方が立ち返ればいい、それで万事うまくいく、なんて考えは、思い違いも甚だしい。
だって一致しないんだから。現実に。どんどん多様化してるんだから。かえって。

だから、答えはNO。そんな人は幸せにはなれない。

パーセントで答えろって?
だから正確には0よ。でも“おれはどこまでもまじめだっ”って勘違いしてるのも多そうだから、
まあ、ざっと70%くらいじゃない?あ、不幸になる率ね。


あんたまさか、自分がまじめな奴だとか、思ってないわよね?

二日目

2005-07-02 23:38:19 | Weblog
あーあーあー 悩まない・悩まない。
ここでは考えてることを、そのまま書く。とくにタクラミないときは。

とにかくしばらく毎日書いてみる。
まとまった量になってくれば、それなりの傾向が出てくるかも。
一月分、とかで、ひとまとまりの何かになるかも。

さーあ、実験、実験。


やりたいことが、たくさんあります。
結果を求めてるというよりは、それがどういったものか、一応試してみたい、といった感じ。
ひとつことに、長く打ち込むことで見える世界もあると思うのだけれど、
時間がない。
ああ、寿命がなければいいのになぁ。
あと、食べなくても死ななければいいのになぁ。

限られた人生を、有意義に・・・というより、自己満足できるように過ごすには、
偏りない吟味と、それに基づく綿密な計画に拠ればいいんだろうけれど、
集めて見比べるのも、切って捨てるのも、順番に並べるのも、実に、たいへん。
こだわればこだわるほど、そういった準備作業にわずらわされて、肝心の実行はずーっと先送り。
そのうち、いかに満遍なく集めるか、とか、整然と並べるか、とか、本質ではないあたりに集中し出したりして。自分なりの方法、なんか確立しちゃって、悦に入ってみたり。
あはあ、趣味ですから、とかなんとか、自虐的な笑いでごまかしてみる。
価値の多様化、なんて呼ばれる、要は混沌の内にあって、そんな自分勝手が市民権を得ているふうなのも、やっかいなことで。お墨付きを自分で与えて、うまいこと逃げたり・隠れたりする。
まあ、信じられるものがなければ、そうするしかないんだけども。

持続的な注意力がないので、目についたものを端からやって、毎日寝不足。
それでもいいのかも、と思う。
だって、望む未来が描けないんだもの。
とりあえず、刹那的に取捨選択していくしかないじゃないか。
一生懸命生きなさい、ってこと。
ほかの生き物を見なさい。みんなそうしてるから。
自分だけ特別だ、なんて、おかしな話だと思わない?

蚊に刺されてかゆい。
それで、いいじゃない。

♪ともだち100人できるかなっ

2005-07-01 02:55:03 | Weblog
いつも思うんだけど、それってともだちっていえるの?


七月です。
別に、ここの雰囲気に合わせて、暗いの書いてるわけじゃなく、今の気分の反映です。
あとで読み返したとき、この時期がどんな意味を持ってたか、持ってなかったか、
推し量る材料として、それなりに、忠実に。
別に四六時中、沈み込んでるってこともない。
ふつう、です。
ただ、はしゃぐ気になれないのも、ほんとう。
ねじくれて縮み上がり、もだえてる自尊心に、ときどき笑顔をふくませてみる。
スポイトで水滴たらすみたいに。
上から冷静に観察する自分がいる。
全体的にゆるやかに下り続ける道行きに、いつか変化が現れるのか。