あなろぐ

ここは私の巣穴です。自閉症の息子のことや、好きな作品のことなどを書きます。
最近のハマリものはイ・ジュンギ。愛だぜ。

トランサー 霊幻警察

2012-07-06 21:59:11 | ニコラス・ツェー
TRANCER_The Psychic Police
(トランサー 霊幻警察)

2001年製作。
製作総指揮…スティーブン・チュウ/デヴィッド・チャン
監督…ウィルソン・イップ
Cast…ヤウ(潮):ニコラス・ツェー
   フォン(風):スティーブン・フォン
   サム:サム・リー

story(DVDパッケージより引用)
悪霊によって起こる不可解な事件を解決する香港警察“2002”は、人間と幽霊が一組になり事件にあたっていく特殊部門。生まれながらに霊感が強いが孤独の星の下に生まれた主人公ヤウは、自分と心を通わせた人間が死ぬ運命であることにいつも悩みながら任務遂行していく。そして新たな友情と愛に向き合った時、その宿命と戦わざるをえなくなる…


ニコラスへの胸キュン度   ★★★★★
水鬼のバタフライに驚く度  ★★★★☆
香港の習俗が興味深い度  ★★★★☆
霊界関係小道具の楽しさ  ★★★★☆
恋のトキメキ度        ★☆☆☆☆


いや~、見ましたよ「トランサー」

「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」や「キョンシー」のテイストを取り入れて、ニコラス・ツェーとスティーブン・フォンの魅力を押し出しつつ、恋愛もからめようという、つめこみすぎ?な作品でした。
良くも悪くも香港テイスト全開

謝霆鋒ファンサイトの掲示板で、新米ファンへのお勧め作品と言われましたが、それもむべなるかな。
孤独に傷ついて憂わしげな霆鋒のたたずまいは、なかなか!よろしゅうございました!
演技がどうこうよりも、傷つきながらも懸命に強がってる感が母性本能をくすぐるですね


ヤウのてのひらには「死星」があって、自分と関わる人間は死ぬと予言され、
心に壁をつくって、誰も入れないようにしています。
でも本当は、可愛い女の子に心も動くし、フォンが部屋に押しかけ女房(笑)しても追い出すようなことはできない、やわらかい心を隠して平然を装っているのが魅力でした。
どこがどうっていうより、存在そのものから滲み出す「寂しさ」「悲しさ」があるんですね、この人
ってことで、ニコラスへの胸キュン度は★五つ!

室内プールでのヤウと水鬼の格闘シーンが見どころの一つ、らしいのですが、
なぜ怨霊がバタフライ?とか、
(しかしバタフライは本物。物凄い迫力のバタフライ。聞けば俳優は元オリンピック選手らしい)
フォンを起こそうとして寝起きの彼に蹴倒されるヤウの鼻血は、笑うところなの?とか、
突っ込みどころはいろいろとありますが、勢いで見られる映画です。
ってことで、バタフライの勢いに★四つ!

CGは、もう10年も前の作品ですからね~、
現在の技術の進んだCGを見慣れた目から見るとかなり微妙だけど、
「魂滅銃」などの小道具系の見せ方はナイス。
紙でつくった武器を燃やすと、霊に対して有効な武器としてヤウの手にわたるっていうのも、面白いと思いましたね。
ってことで、小道具や香港習俗の面白さも★四つ!

恋愛エピソードは、さして乙女心をくすぐる演出でもなかったですが--
ツンデレのバリエーションで、ほんとはデレてるのに一生懸命ツンでいようとするヤウが可愛いから許す。
それにしたって、キスどころか肩も抱かないって、手をつなぐだけって、それってどんな純情少年やねん
ってことで、恋のトキメキ度は★一つ!(まだまだだね!)

幽霊とか陰陽道とかをモチーフにしてるけど、ホラー的な怖さはありません。
出演してるのは若手アイドルだけど、アイドル映画とそうバカにしたものでもなかったです。
ニコラス・ツェーが好きなら、手放しでお勧め。
痛々しいほどにキメキメの、黒革のコートの裾をひるがえしてカッコつけたニコラスが堪能できます
てことで、冷静な(笑)総合評価としては★三つ半
役者萌えのない方にも、娯楽作として、まあまあお勧めできます。

あっ、そうそう、私は字幕で見ましたが、日本語吹き替えを「仮面ライダー龍騎」に出ていた萩野崇&松田悟志がやっています。
次は吹き替え版も見てみなくちゃーね


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