冒頭から憎いマスタング節炸裂。
国家錬金術師の証、銀時計をエドにポイッと投げ渡して、「おめでとう、これで君も晴れて軍の狗だ」。
最小最年少で国家資格を得たという晴れがましさを足蹴にされてむくれるエドに、ハボックが「大将、そんな顔しなさんな」とフォローします。いいキャラだなあ、ハボック。
ハボックいわく、中佐は女ばかり狙った連続殺人事件が解決しないことに苛々している、と。
これは次の第8話への伏線ですね。
この7話では、テクノロジーに魂を喰われてしまった錬金術師、ショウ・タッカーの破滅がテーマ。
もうすぐ査定、と、最初はハボックから伝えられ、次にはバスク・グラン准将からプレッシャーをかけられて、追い詰められていくタッカーの様子がたたみかけられて、見てて怖かったです。
関係ないけど、私も今、冬のボーナスの査定中! プレゼンの嫌いな私には嫌な季節です…。
母の絵を描きながら寝てしまったニーナを抱き上げるタッカーは、確かに優しく笑っていたはずなのに、そのあと闇へ溶けていくかのような暗転……。影へ人物の輪郭が溶けていくような演出、コワイです。
そして彼は「人語を解する合成獣」を作り出すために、2年前に妻を犠牲にしたのと同じように、今度は自分の娘を、犬と合成してしまう……。
それを聡くも気づいて責めるエドに、「目の前に可能性があったからそれを試した」だけだと言うタッカーの理屈。
ここでそうか、と思いました。
錬金術は近代科学のメタファーなんだなと。
「鋼の錬金術師」からすぐれて現代的な印象を受けるのは、テーマが現代的だからっていうのもあるんだなー。
スカー初登場。
「憎むべき錬金術の烙印」である右腕を見られて、まるで手負いの獣のように逃げ去っていく、まだ行くべき道を見つけていないスカー。
暗闇にうずくまるスカーと、キメラのニーナが出会ってしまうことで、スカーの右腕が赤く光って、スカーも黙示録を読みます。
神の道に背きし錬金術師を、同じ悪魔のわざによって、滅ぼす…と、彼は自分の道を規定してしまうのです。
この段階では、スカーの右腕とか人となりとか、全然わからないので、すごく気味悪かったですね……。
ニーナが無残に殺されてしまったことを知ったエドの嗚咽が、やりきれません。
エンディングも特別バージョンで、いっそう悲しい。
そして次は、衝撃の第8話……。
小ネタ1.
例の「女ばかり狙った連続殺人犯」の犯行現場を見てしまったエドは、人生最大の挫折体験=母の錬成失敗を思い出してしまい、倒れます。なんとも痛ましいんですけど、タッカー邸で気づいたエド、なんで服を脱がされてんの?
だれが脱がしたのよ?(笑)
小ネタ2.
関係ないかもですけど、エドがスカーと遭遇する図書館の係員さん、声がエンヴィーです。もしかしてエンヴィー初登場だったのか? だとしたら芸が細かいなー
国家錬金術師の証、銀時計をエドにポイッと投げ渡して、「おめでとう、これで君も晴れて軍の狗だ」。
ハボックいわく、中佐は女ばかり狙った連続殺人事件が解決しないことに苛々している、と。
これは次の第8話への伏線ですね。
この7話では、テクノロジーに魂を喰われてしまった錬金術師、ショウ・タッカーの破滅がテーマ。
もうすぐ査定、と、最初はハボックから伝えられ、次にはバスク・グラン准将からプレッシャーをかけられて、追い詰められていくタッカーの様子がたたみかけられて、見てて怖かったです。
関係ないけど、私も今、冬のボーナスの査定中! プレゼンの嫌いな私には嫌な季節です…。
母の絵を描きながら寝てしまったニーナを抱き上げるタッカーは、確かに優しく笑っていたはずなのに、そのあと闇へ溶けていくかのような暗転……。影へ人物の輪郭が溶けていくような演出、コワイです。
そして彼は「人語を解する合成獣」を作り出すために、2年前に妻を犠牲にしたのと同じように、今度は自分の娘を、犬と合成してしまう……。
それを聡くも気づいて責めるエドに、「目の前に可能性があったからそれを試した」だけだと言うタッカーの理屈。
ここでそうか、と思いました。
錬金術は近代科学のメタファーなんだなと。
「鋼の錬金術師」からすぐれて現代的な印象を受けるのは、テーマが現代的だからっていうのもあるんだなー。
スカー初登場。
「憎むべき錬金術の烙印」である右腕を見られて、まるで手負いの獣のように逃げ去っていく、まだ行くべき道を見つけていないスカー。
暗闇にうずくまるスカーと、キメラのニーナが出会ってしまうことで、スカーの右腕が赤く光って、スカーも黙示録を読みます。
神の道に背きし錬金術師を、同じ悪魔のわざによって、滅ぼす…と、彼は自分の道を規定してしまうのです。
この段階では、スカーの右腕とか人となりとか、全然わからないので、すごく気味悪かったですね……。
ニーナが無残に殺されてしまったことを知ったエドの嗚咽が、やりきれません。
エンディングも特別バージョンで、いっそう悲しい。
そして次は、衝撃の第8話……。
小ネタ1.
例の「女ばかり狙った連続殺人犯」の犯行現場を見てしまったエドは、人生最大の挫折体験=母の錬成失敗を思い出してしまい、倒れます。なんとも痛ましいんですけど、タッカー邸で気づいたエド、なんで服を脱がされてんの?
だれが脱がしたのよ?(笑)
小ネタ2.
関係ないかもですけど、エドがスカーと遭遇する図書館の係員さん、声がエンヴィーです。もしかしてエンヴィー初登場だったのか? だとしたら芸が細かいなー
ホント、この回は衝撃だった。
エド、まだ12歳になったばっかりですよ。
国家錬金術師の資格をとった直後に錬金術の闇の部分と、自分と同じ国家錬金術師の狂気を目の当たりにしてしまうんですから・・・。
このエピソードを過去編にもったきたことには大きな意味があったな~と思いました。
タッカーはエドに「命を弄んだ結果だろう。」「君も私も同じだ」と言います。
確かに結果だけをみれば二人とも禁忌の錬成を犯した咎人ですが、純粋な思いで母親を甦らせようとしたエドと現在の地位と生活を続けるために娘を犠牲にしてしまったタッカーとはその動機があまりにも違いすぎます。
狂ったようにタッカーを殴りつけながら「違う!」と激しく否定するエドが切ないです。
哀れなニーナの最期と一気にどん底に落とされた主人公。
ただの悲劇と一言では言い尽くせないような回でした。
エドの嗚咽は本当にやりきれなくて胸が痛くなります。
>小ネタ1について
きっと倒れた時にお洋服が汚れちゃって、汚れた服でベッドに寝かせられないからタッカーが脱がしちゃったよ。
そして髪がほどけてるのは、三つ編みしたままで寝るとゴワゴワするだろうから、こっちもついでに解いちゃったんですね。(笑)。
でも、本当の理由はスタッフからのファン・サービスだとひそかに思っている私なのでした(爆)。
あ、荒川センセも鬼か。
>小ネタ1について
そう、アニメの方が露出度高めですもんね。
でもお約束からいえば、マスタング氏やリザさん、ウィンリィ嬢あたりのお風呂シーンが出ておかしくないのですが、なぜエドでサービスされるのか?(笑)
それにしても脱がせちゃったのはやっぱタッカー氏ですか?(許すまじタッカー/爆)
いやいや、倒れたときに傍にいたヒューズさんかリザちゃんを(個人的に)希望。マスタング氏はないだろう…(このヒトはそんなメンドクサイことしないと思う)
今後シャワーシーンもありましたよねぇ、確か。
特別バージョンのED
こんな風にEDに何カットか挿入されるだけでも(スタッフのその一手間が)
ファンには忘れられない一話になったりするのですね。
原作を先に読んでいたので本編では淡々と見ていた私ですが、この ♪ダーリン には泣いちゃいました。
「お兄ちゃん」と呼ばれて衝撃を受ける原作のエド(と読者の立ち位置が同じ)という演出が好きだったのでアニメを後に見た私はちょっと面食らってしまいました。
この回に限らず、アニメでは時系列を入れ替えたり、原作の台詞を全く違う場面で違うキャラに言わせたり、すごく細かい組み換え作業がいろんな場面でされていて、かなり混乱させられました。今でも時々わけがわからなくなるほどです。
↑批判じゃないんです。別に嫌悪感もありません。
やってもいいけど私には意図が読めなかった、っていう空振りの場面が多かったので。
私はアニメを(途中まで)先に見て、原作をはさんで、アニメの続きを見たので(笑)かなり混乱してます、情報が。
いやはや。
花散里さんの言われる「空振り」っていうの、わかる気がします。何のために変えてるのかわかりにくい時とか、そこんとこもうちょっと説明してよ、っていう時とかありますよねー。
>エドのサービスシーン
シャワーね。確かにありましたね…。
私は脱いでるのより何より、「髪ほどいてるっっ」と思いました(爆)
しかし、鋼では、女性のサービスシーンがないですよね!
ラストなんて、せっかく色欲の名を持っていながら、もうちょっと妖艶な場面があってもいいのにねえ。