イルジメ８話

７話では、失敗も失敗、姉を死なせてしまったヨンでしたが。
８話では、父暗殺の手がかり、「天友」の紋章のある剣を探し始めました。
官吏の屋敷に忍び入って探すんだけど、持ち出した細長い筒は、開けてみたら中身が絵だったので、ガッカリして、うかつにも、その辺にポイッて捨てちゃうんですね。
それをデシクが拾って、戦で清の捕虜になった父さんを描いた絵だ！と部屋に飾るのですが、何とその絵は50万両もする陶淵明の肖像画でした。
盗賊として捕らえられてしまったデシクの運命やいかに！？

ヨンが、自分のうっかりのせいで友人を窮地に追いやってしまったわけで、デシクを助けようとしてまずしたことは、「王への直訴」でした。
これは成功したかのように見えたんですが、隠し財産を見つけられまいとする官吏たちの暗躍で、デシクは犯人として処刑されることになってしまいます。
思わず握りこぶしで見てましたが、再び同じ屋敷へ忍び込んで、例の50万両の絵に落書き（！）し、おまけに移送中の隠し財産を奪うことに成功、デシクはあやうく処刑を免れるのでした！！よかった～

８話のハイライトは。
・セドルから盗みの技術を習うところ。かわいい。
・危ういタイミングでデシクを助けることができて、目に涙をいっぱいためて「今度はうまくいったよ」と姉に心で語りかけるところ。泣けました。
・助けたデシクに、「ごめん」と謝るんだけど、詳しい事情を話すわけにもいかず、うつむくところ。孤独のはじまり。
・科挙はもう受けないとセドルに言い放ち、タンからホウキでぶたれながら隠れて涙するところ。ヨンの優しさ。

ってことで、８話といえばそろそろ中盤ですが、なかなかカッコいいイルジメにはなれませんね～。
失敗も多いし、民衆の苦しみにもまだ無関心です。
はっきり「俺は自分のことしか関心ない」というセリフがありました。
お姉さん殺されたばっかりで、自分のことで精一杯なヨン君です。
これが、ウンチェとの出会いで変わっていくんだよね
愛は人を変えますね～

そしてこのとき、絵に「落書き」したことが、イルジメと呼ばれるきっかけになるのもおもしろいですね。
やっぱりドラマは脚本がしっかりしてないとね！