オリンピックの光と影

始まりましたねえ、オリンピック。
しかしこんな猛暑の中のオリンピック、選手にもつらいのでは～？！

私は北島選手にけっこう注目していました。
気になり始めたのは「Ｉ am the swimmer」Ｔシャツを着てた時から。
私には「俺はレーザーレーサーなんか着ない」というメッセージなのかと受け取れたのです。

競泳に詳しい人に教わったのですが、本来平泳ぎって、伸ばした脚を縮めるときに大きな水抵抗を受ける。それを北島選手は、ストロークを少なくして水抵抗を減らし、あのスピードを得ているんだそうです。
それを聞いて改めてレースの映像を見ると、ほんとに北島の動きは他の選手とリズムが違う。
なるほど！と思いましたね。
レーザーレーサー着ずに勝ったら、かっこいいなあって。

実際には着てましたけどね。レーザーレーサー。
あの面妖な水着！
ひとりでは着られないとか、強い締め付けで抵抗の少ない体型を維持するとか、
どうも水着というカテゴリーを超えて、なんとかスーツって感じ。

私はあれを知ったとき、実は「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」でヴィクトール・クラムが湖にもぐった時の半魚人スタイルを連想してしまったのでした。
だって似てない？
半分サカナになってんのよ。

まあ彼のアスリートとしてのプライドが、あの水着とどのように折り合ったのかは知らないけど、勝利を得られてよかったですよね。
やっぱり勝負の世界では勝ってナンボですから。
泣いている北島選手を見て、どれほどのプレッシャーと戦っての頂点なのかと、胸が熱くなりました。

そしてそんなオリンピックの輝きに目を奪われている陰で、グルジアとロシアの武力衝突は深刻さを増しているとか。
オリンピック開催期間中は休戦っていうのが古来のしきたりなんだから、
国際社会がもっと介入してもいいのでは！と思うんですけどねえ。