イルジメ13話。
修行の続きです。
sebastianさんの言う通り、全20話の中の13話といえば、そろそろラストへ向けて…というステージだというのに、「イルジメ」はまだ「イルジメ」になってないんですよね。
ヤバイでしょソレって……
しかしこの修行のシーンが、ずっとシフの修行と交互に進行して、コントラストが非常にわかりやすいんですよ。
「不殺」をコンガル師匠にも亡き父からも教えられるイルジメと、行く手を阻むものは仏だろうと友だろうと斬れ、と教えられるシフ。
この対比のわかりやすさ。大衆向けでイイです。
打たれて打たれて、歯を食いしばって立ち向かう。不敵な表情…
コンガルから「刃」のない剣を渡されて、亡父の言葉を思い出す。
刃がなくても、その気になれば人を殺せる…、人を殺すのは剣ではなくて人だ、というコンガルの言葉、いい言葉ですね。
その言葉を、胸に刻むギョム=ヨン。
亡き父に不殺を誓う、このシーンはとても大切なメッセージを伝えてくれていると思います。
ああ、かっこいい……
そして、これで修行完了です。ついに!
修行を終えて、南門に帰ってきたヨン。
「帰ってきたよ~」と触れまわる無邪気な表情が……
このシーンで一転します。
道端に落ちていたヤンスンのリボン、変に人気のない町中で、ひとだかりの中の子どもの亡きがら。
ヤンスンがヨンからの贈り物が落ちたのを拾おうとして、勅使のドラ息子、チホンの乗った馬に跳ね飛ばされて死んだのでした。
現場を目撃したポンスンが勅使の館に抗議の座り込みをするけど、門はかたく閉ざされて。
町の人たちも座り込みに加わっていき、次第に騒ぎが大きくなります。
騒ぎを力で鎮圧しようとする権力サイド。
抑圧してきた怒りをあらわにする民衆サイド。
どうして謝罪もしないのか、という民衆の怒りを、「これはもはや反逆だ」と論理をすりかえていく権力者たち……。
ここの、徐々に対決が深まっていく描写は「光州事件」や、今もタイで続く騒擾を思わせます。
そして、武力の前では無力に打ちのめされていく民衆を見て、ヨンはイルジメになります。
↓はイルジメの鎧を自分で作ってるところ。ヨンってほんと多才。絵も描くし鍛冶もするし。
できあがった鎧を、ガシャッ、ガシャッ、と小気味いい音を立てて装着していく姿のかっこいいこと!
ついに「イルジメ」が完成したシーンです。
「見てろ、俺が何を盗むか……」
ということで、次回へ続く!
【オマケ】
可愛いシーン抜粋。
修行を終えて帰途につくシーン、妙に可愛くないですか?
舟からコンガルに手を振るところの表情、大好きです。
鎧作りのため、ヒマ組に木槌を借りに行った時のワンカット。
そしてこれが、今回一番、私がリピートしたシーン(笑)。
修行から帰ってきて、両親にごあいさつするところです。
さすが東方の礼儀の国、韓国。
「ごあいさつ」が日本と全然レベルが違うのね。
「光州5・18」でも、遠い故郷の両親に「ごあいさつ」する市民兵の描写がありましたけど、同じ儒教の影響でも、「忠」をクローズアップして伝えてきた日本と、「孝」を大切にする韓国では、かなり精神風土が違うと思いました。
あ、話がそれましたが、要はヨンが可愛いってことで。
修行の続きです。
sebastianさんの言う通り、全20話の中の13話といえば、そろそろラストへ向けて…というステージだというのに、「イルジメ」はまだ「イルジメ」になってないんですよね。
ヤバイでしょソレって……
しかしこの修行のシーンが、ずっとシフの修行と交互に進行して、コントラストが非常にわかりやすいんですよ。
「不殺」をコンガル師匠にも亡き父からも教えられるイルジメと、行く手を阻むものは仏だろうと友だろうと斬れ、と教えられるシフ。
この対比のわかりやすさ。大衆向けでイイです。
打たれて打たれて、歯を食いしばって立ち向かう。不敵な表情…
コンガルから「刃」のない剣を渡されて、亡父の言葉を思い出す。
刃がなくても、その気になれば人を殺せる…、人を殺すのは剣ではなくて人だ、というコンガルの言葉、いい言葉ですね。
その言葉を、胸に刻むギョム=ヨン。
亡き父に不殺を誓う、このシーンはとても大切なメッセージを伝えてくれていると思います。
ああ、かっこいい……
そして、これで修行完了です。ついに!
修行を終えて、南門に帰ってきたヨン。
「帰ってきたよ~」と触れまわる無邪気な表情が……
このシーンで一転します。
道端に落ちていたヤンスンのリボン、変に人気のない町中で、ひとだかりの中の子どもの亡きがら。
ヤンスンがヨンからの贈り物が落ちたのを拾おうとして、勅使のドラ息子、チホンの乗った馬に跳ね飛ばされて死んだのでした。
現場を目撃したポンスンが勅使の館に抗議の座り込みをするけど、門はかたく閉ざされて。
町の人たちも座り込みに加わっていき、次第に騒ぎが大きくなります。
騒ぎを力で鎮圧しようとする権力サイド。
抑圧してきた怒りをあらわにする民衆サイド。
どうして謝罪もしないのか、という民衆の怒りを、「これはもはや反逆だ」と論理をすりかえていく権力者たち……。
ここの、徐々に対決が深まっていく描写は「光州事件」や、今もタイで続く騒擾を思わせます。
そして、武力の前では無力に打ちのめされていく民衆を見て、ヨンはイルジメになります。
↓はイルジメの鎧を自分で作ってるところ。ヨンってほんと多才。絵も描くし鍛冶もするし。
できあがった鎧を、ガシャッ、ガシャッ、と小気味いい音を立てて装着していく姿のかっこいいこと!
ついに「イルジメ」が完成したシーンです。
「見てろ、俺が何を盗むか……」
ということで、次回へ続く!
【オマケ】
可愛いシーン抜粋。
修行を終えて帰途につくシーン、妙に可愛くないですか?
舟からコンガルに手を振るところの表情、大好きです。
鎧作りのため、ヒマ組に木槌を借りに行った時のワンカット。
そしてこれが、今回一番、私がリピートしたシーン(笑)。
修行から帰ってきて、両親にごあいさつするところです。
さすが東方の礼儀の国、韓国。
「ごあいさつ」が日本と全然レベルが違うのね。
「光州5・18」でも、遠い故郷の両親に「ごあいさつ」する市民兵の描写がありましたけど、同じ儒教の影響でも、「忠」をクローズアップして伝えてきた日本と、「孝」を大切にする韓国では、かなり精神風土が違うと思いました。
あ、話がそれましたが、要はヨンが可愛いってことで。
実は地上波放送を、仕事しながら、楽しみにラジオで音だけ聴きつつも、
もう…脚本的に考えると
あと7話しかないのに大丈夫か 本当に大丈夫なのか この番組
と、同僚達といらん心配で真っ青になっていました…(苦笑)
後で映像で初めて
みたときの
アクションデザインの衝撃は忘れられません
もう、イ・ヨンソク監督の サム・ライミばりの演出から
チェ・ランさんのドキュメント作家さんらしい
構成も(若干いじられた感はのこりますが)最高
因みに、私は
何かに迷ったら、この回の構成研究ノートを
引っ張りだして
読み返します…
本当に、勉強にもなって わくわくドキドキで
一石二鳥です(笑)
…かきたりない
ひと様の所で…すいません…
や、ほんと、私も思いました。いつになったらヨンはイルジメになるのかと!
決して大風呂敷を広げているわけではないので、ラストへ向けてどう収拾するのかという心配はそれほどでもなかったですが、それにしても、主人公が主人公として完成されるのが中盤過ぎって、「起承転結」のイロハからしたらかなり変則では?
sebastian様、書き足りないことは、またいつでも書きにいらしてくださいませ
うちは長文コメントも横レスも歓迎です~。
ずいぶんお忙しそうですが、お体にお気をつけて!
私も若いころには無理もしてましたが、何せ体が大事です。
(そのころはトイレで座った瞬間にうっかり居眠りしたりしてました…(笑) 今は笑い話です)
私の目がハートビームを送ってます
私は、語るに何万年も早いなぁ~
記事はもちろんのこと、皆々様のコメントがとっても楽しみな柚子茶です。
ぜひ…お待ちしております
何万年も…だなんて(笑)、そんなことないですから~
難しくて解ら無い所もあるけど、勉強になって、とても楽しいです
必死になって修行するヨン、可愛いね~
コロコロ変わる表情が良いな!
ご挨拶するあの仕草~
写真にしてくれた所は、可愛い過ぎる
韓国で放送された時、なかなかイルジメが登場しないので、皆さん心配したらしいね!
春花さんとセバスチャンさんのお話を読んで、どんなに特殊な出来なのか解りました
後半益々カッコイ~イぞ
不陽気なので、体調壊しません様に
「イルジメ」終盤の盛り上がり方ってすごいですよね。
いや、前半も十分盛りだくさんだった気はするんですが。
なんだか5月末にしては朝方冷えますね。
ひろさんもお体にお気をつけて~。
体を冷やさないように、あったまるものを召し上がってね!