あなろぐ

ここは私の巣穴です。自閉症の息子のことや、好きな作品のことなどを書きます。
最近のハマリものはイ・ジュンギ。愛だぜ。

イルジメ16話

2010-06-20 05:32:39 | イルジメ
イルジメ16話。いよいよクライマックスへ…

イルジメがチョン親子を清行きの舟に積んだと喝采を叫ぶ人々。
セドルだけは複雑な顔をして、ヨンのところへ走っていきます。
セドルはヨンがイルジメになってしまったことを自分の責任だと考えていて、その胸中を思うとほんとにかわいそうです。

涙のアボジ、父の思いを知ってうつぶせに寝たままひそかに涙するヨン。
背中越しの親子愛。
泣かす……。

チョン親子は国外追放。朝廷では改革が断行されてオ・ガプスらは失脚。
イルジメへの憎しみを募らせる王。
イルジメの主要登場人物は、なぜかみんな孤独を背負っていますが、この王の孤独の闇の暗さ、深さがドラマ終盤になって非常にきわだってきました。
民衆の間ではイルジメに対して「我らが太陽、我らが王」と名声が高まるのと相反して、王は闇に沈んでいく感じ…。

そんな中、清へ行っていた世子(世継ぎの太子)が帰国。
表面上は温かく迎える仁祖王ですが、チョン親子の追放直後の帰国だったことから、猜疑心がむくむくと。
清と結託して自分を廃位に追い込むつもりに違いない……と自分の息子さえ信じられない王。
権力の座にあるばかりに、弟を謀殺し、側近を疑い、ついにはわが子を毒殺する……。なんて孤独なんでしょう。

王の暗さと対置するかのように、ヨンの周りには笑顔があふれます。

祝賀その1.靴屋のフンギョン兄さんが宮廷靴職人として召し抱えられた!
祝賀その2.コンガルおじさんとあの色っペー女将が婚礼を挙げる!

が、ここで、両親が婚礼を挙げていないと聞くヨン。
一肌脱いで両親の婚礼を挙げてやろうとします。


表面は冷淡にしながら、うれしそうなタンが微笑ましいです。
いくつになっても女は女。
婚礼にまったく心が動かないはずはありませんね~。


一方のセドルは、ヨンのことで頭がいっぱいで婚礼気分になれないんだけど、ヨンは自分が「明日をも知れない身」だからこそ、婚礼だけでも、と奔走を続けます。



いつもの仲良したちであれこれ分担して婚礼準備を。
ちょっと頭の血の巡りのよくないデシクが、余計なことを口走らないようにヨンに引っ張っていかれるのがおかしい(笑)

セドルとタンの婚礼の話を聞きつけたソムソムが、お嬢様にも知らせたので、ウンチェの計らいで、ふたりの婚礼はウンチェの高級旅館で挙げることに。
猟師はイノシシをかついで、息子のウンボクもキジをもって、祝いに訪れます。
いかにも周囲の人々の温かさに包まれた、幸せそうな婚礼準備が整っていきます。
婚礼準備にいそしむ面々に、「僕の出る幕じゃない」と背を向けるシフがかわいそうでしたね。
ここにも、孤独な人がいた……。

婚礼を前にセドルを風呂に入れるヨン。

この場面が泣けるんだよね~
セドルの背をぬぐってあげながら涙ぐむヨン。


「俺がいなくても、愛しのタンといつまでも幸せにね。わかった?」
「お前こそ父さんがいなくても、母さんと幸せに暮らせ」


二人とも、相手に見えないように涙を流す……


セドルを婚礼の場所まで拉致っていくヨンが楽しそうで、イイです。

タンの花嫁姿を見て、さすがに嬉しそうなセドル。
幸せそうな花嫁、花婿。
ヨンの眼にも涙。
門の外からそっと見ている孤独なシフ。
ほんとに可哀そうなシフ。
出生に関してシフを強請ろうとする男まで現れて、踏んだり蹴ったりです。
しかしこれでシフは自分の出生の真実を知ってしまうんですね!

さて、セドルとタンが幸せな初夜を迎えているころ、イルジメは夜働きに。
しかし西洋の最新式錠前を破るのにてこずってしまい、見つかってあわやというところで死地を逃れます!
ここのアクションもなかなかカッコイイのですが、静止画にすると魅力がわからんので画像は省略~

失意で帰ったはずのイルジメなのに、朝帰りのヨンが、タンをからかう表情はこの可愛いさです。





で、イルジメがその錠前を破れなかったことを噂に聞いたセドルが、ヨンに「錠前屋を継ぐ」という建前のもとに錠前破りを教えるんですね~。

手製の、錠前破りの必殺道具をヨンに渡して。
「この世に破れぬ錠前はない。」
セドルったらカッコイイわ~

汗だくになって錠前破りをマスターするヨン。
しかしその技を使ってさっそく……というわけにはいきませんでした。

イルジメが忍び込む予定の邸には、先回りしてセドルが潜入し、既に騒ぎになっていたからです。
「イルジメのふり」をしてシフに捕らえられるセドル!!
ああ、セドル、なんてことを……!!
新妻が寝床の用意して待ってるのに……(泣)


自己犠牲は過ぎると嫌味なものですが、セドルについては全くそれが気にならないのは、やっぱり「犠牲」だなんて思ってないからなんでしょうね。
言うなれば無償の愛。

セドルはヨンともシフとも血のつながりこそないけど、実の親以上に彼らを愛していて、
一方仁祖王は実の子をさえ信じることができずにいる。

このドラマの最も見ごたえのあるところは、この親子の姿だと思います。


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4 コメント

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先が恐い… (ひろS30)
2010-06-22 14:23:52
春花さん 今日は。

お風呂のシーン…泣きました
この辺から、ズーと泣いてしまいます
先が恐いけど、見ずにはいられない!!
それに…
ジュンギが体調悪そうで
無理しないで~
って観る度思ってしまいます…

春花さんも無理しないでね
返信する
ここから先は (春花)
2010-06-23 04:44:24
もうこっから先、怒涛のドラマですよねえ。
イルジメに関しては、いわゆるジェットコースター展開っていうのではなくて、とにかくドラマがてんこ盛り!って感じがします。

アボジのシーンは泣けて……。
そしてジュンギの体調もほんとに悪そうです…。
ジュンギ……あんなにしんどそうなのに、アクションも自分でやってるし! 倒れそうなくらい疲れているのに、スタントなしで頑張るのはほどほどにしておいてほしいです

お互い、体には気をつけましょうね~、ひろさん、皆さん。
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我が母は 曰く (sebastian)
2010-06-23 15:03:16
親の結婚式の日にまで 盗みに入るとは何事!!
と、テレビに齧りつきながら
失敗した ヨンに 大喜びの 我が母を
思い出しました・・・

あとで セドルにつられて しゅんとしていた様ですが・・・

この回の 前後当たりから
もう、昼なのか夜なのか
物語の時間軸がよく判らなくなって来て・・ 
現場が極まって来たのか
時間進行に無頓着なのかは
もう..よく判りません


そうそう! やはりこの辺りの回は
セドルの名シーンが続出ですね!

風呂のシーンも好きですが・・
その前に セドルを えいっと 抱える ヨンが ツボでした!
確か あの抱っこ・・
余程バランス感覚が しっかりしていないと 難しいようですしねえ・・

あ!あと 結婚式での ヨンの小躍りが やたらと リズムが規則正しくて 最高です!


因に・・
この回を見ると・・・自分は 無性に チャプチェが 食べたくなります・・・
 余談ですが・・チャプチェ・・以前 近所の韓国食材店で
多分45lサイズの ビニール袋で 売られているのを 見た事があります・・・

・・・業務用にしても・・・
簡単に棚にしれっと ならんでいましたなあ・・・


ふう!やっと来れました! 
ああ、反応したかったです!

そして・・・又 行って参ります!

あ、sebastian は至極元気ですので
皆様も どうぞ 御身体ご自愛下さいませね!
返信する
チャプチェ! (春花)
2010-06-26 08:58:27
食べてましたねえ、チャプチェ。
おいしそうに。
韓国の食材って、日本とは基本的な梱包サイズが異なる気がします。
キムチだってキロ売りだし。

でもそういえば、近所に来たアサリ売りのおじさんはキロでしか売ってくれなかったっけ…。

チャプチェ……食べたくなりました。
どこかに簡単チャプチェの素が買ってあったはずなので、昼はそれにしようかなあ。


しかし、sebastianさんのご母堂は正しいと思います!
「親の結婚式の日にまで盗みに入る」
それはケシカラン。まったく、イカンです。
そして親が盗みのスキルを教えるのも、イカンです(笑)。
しかし、親子の情愛がこんなにあふれたドラマ…日本でも、もっと多くの人に知ってほしいです。
「イルジメ」見てから、日本の時代劇はもっとがんばれ!と思うようになりましたよ。

では、sebastian様、どうぞ体に気をつけてお過ごしくださいね!
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