事例
XはYに、車で突っ込んだ。
Xの罪名を検討せよ。
に対して、
Xの供述なしには検討しようがない、
という見立てでは、ダメです。
xの行為やその痕跡――要するに物証――から
Xの意図・目的を推認できます。
先程の事例では
「車」が、
戦車なのか、
自転車なのか、
はたまた、
空荷の手押し台車なのか、
によって、
また、
XとYの関係性が、
抗争関係に或る暴力団員同士なのか、
只の通行人同士なのか、
はたまた、
ドラマ撮影クルーと俳優の関係なのか、
によって、
さらに、
突っ込むときのスピードが
「車」で出しうる全速力なのか、
徒歩より遅いのか、
によって、
そして、
Yに生じた結果が、
致命傷なのか、
笑い話のネタなのか、
によって、
推認される「Xの意図・目的」は
大きく異なります。
さて、憲法学の花形、表現の自由では、
象徴的行為
という論点があります(他と比べると目立たないものの)
象徴的行為の定番事例は、
国旗を焼く
です。
(デトロイトで日本車を壊すも、象徴的行為の一つです)。
象徴的行為「国旗を焼く「行為の意図・目的は、
一枚数千円の布切れを燃やす
でも、
化繊製品の燃焼実験
でも、
ありません。
国旗の国に対する抗議・敵意の表明
です。
(デトロイトで日本車を壊す行為の意図・目的は、日系自動車メーカーに対する抗議・敵意の表明です)
「表現の不自由展」開催意図・目的を
分析しなかった。
象徴的行為は、憲法学でも出てくるのに……
日本の法曹界はゴリゴリ真っ赤になりつつある、いやもうなっているかのように不可解な判決をする
— 🎌日本愛志隊🎌 (@Japan_No1_again) May 25, 2022
では、どっかの国の人の肖像を燃やしても憎悪や侮辱の表明ではないということよね?
そういうことになってくるけど https://t.co/6eJvsjs8mt
憎悪や侮辱以外の何物でもない! https://t.co/k3UOKRNCdx
— 西村ひろき🇯🇵 (@BOODtT1iuXsVvxl) May 25, 2022
昭和天皇に限らず、誰かの写真を燃やして踏みつける動画を公開する事が憎悪や侮辱に当たらないと???
— wonder🇯🇵 (@wondervian) May 25, 2022
これは芸術では無くヘイトだろが💢 https://t.co/3flA5utmOT
ある人物の図画を燃やす行為は、その人物に対する増悪・敵意を表明する象徴的行為。
写真を見たらまた💢
— 八雲 (@inazo87487363) May 25, 2022
反日活動活動家に公金。
今も別なのに使われてますよ。 https://t.co/U73Ip5NFvy
出きるものなのか?わかりませんが県の特別予算で水を買い取って農業用水に回すとか出来ない物でしょうか?大村知事の胆力次第だと思います。知事だろう?県民の下僕として動け…正直な思いです。
— 🇯🇵真夜中の堕天使🇯🇵1人SS隊員勝手連🌸 (@kaname02076019) May 25, 2022
トリカエナハーレのレベルを云々する人はこれを解釈してごらんなさい。
— あいちトリカエナハーレ実行委員会【公式】 (@tricaenahare) May 25, 2022
表題は「4分33秒」
※2019の展示内容、中止になった2021の開催状況を勘案すること。 https://t.co/38ZK8iVoFw pic.twitter.com/Cumu9cXPji
ちなみに、
「エディー・マーフィーのワシントン大行進」では、
九十度傾いて撮影された映像(悪事の暴露)を、
公聴会の場にいた者たちが首を九十度傾けて観る、
というシーンがある。
コメディ映画ではあるものの、それなりの見識がある者にとっては、
タイトル込みで含蓄深い「象徴的行為」が浮かび上がる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます