遺跡好き弁護士の一(はじめ)法律事務所

遺跡好き弁護士射場守夫は現在奈良県大和高田市一法律事務所にて業務中!遺跡紹介とたまに法律や仕事のお話をいたします。

益田岩船(奈良県橿原市)

2014-02-11 22:18:37 | 日記
久々の更新です(^_^)v
全く儲かってはいませんが、全く時間なしです。

これ以上更新しないのは、私の精神衛生上も良くないので、業務への圧迫も顧みず、更新いたします。

今回は、橿原市の益田岩船です。

これは、東西方向約8メートル、東西方向約11メートル、高さ約4メートルの巨大な石造物です。写真ではわかりにくいですが、近づいてみると本当に巨大です。

白橿小学校の西側の丘陵上にあり、北側からの細い道をたどって行きます。途中段差の大きな場所もありますが、ロープが張ってあり、それを伝っていけば大丈夫です。

少し上ると、

こんな感じで見えてきます。


南側はこのように格子状に彫りこまれており、石が整形途中であることを示すようです。

北側に回って


東側に回って


きれいな溝の彫り込みが見えます。
巨石の上部にきれいな溝を掘り、その中に2つの四角い穴をうがっています。
よく見ると、溝には小さな段差が付けられています。
きれいな造形ですね!
7世紀に採用された高麗尺を使用していることが分かっています。

当然、上に登ってやるとばかりに石に飛びつきましたが、結構石が滑って苦戦です。
とあれやこれやしている間に、スマホのバッテリーが切れてしまったことに気付いて終了(T_T)

これは絶対おかしい!!
ここにたどり着いたときには、まだ40%くらいあったのに!
今日は上に登るなという天のお告げなのでしょう。

この岩船については、
①近くにある益田池の石碑の台にするために作られたという説。
②占星台という説。
③横口式石槨の作りかけが放棄されたという説。(牽牛子塚古墳に使用するはずだった。)
があります。

ぱっと見は横口式石槨に見えますよね。

次に来たときには、必ず上に登ります。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。