遺跡好き弁護士の一(はじめ)法律事務所

遺跡好き弁護士射場守夫は現在奈良県大和高田市一法律事務所にて業務中!遺跡紹介とたまに法律や仕事のお話をいたします。

グスク見学その4

2012-03-28 20:33:13 | 日記
今回で沖縄のご報告は終わりです。最近更新のペースが落ちていていけません。
上の写真は玉城の城門跡です。これまで見てきたグスクの城門はいずれも石積みでしたが、玉城はくりぬき式です。このグスクは山の上にあり、この城門からの景色がすばらしいです。

この日も曇ったり雨だったりしたものですからすこしかすんでしまいましたが、それでも外に見える緑がいいですね。
玉城にも内部にウタキと呼ばれる礼拝施設みたいなものがあります。前にも書きましたが、グスクは軍事施設であると同時に宗教施設なんですね。

次は、

糸数城です。糸数城はサンゴでできたっぽい城壁の石がおろし金のようで見るからに痛そうです。
城壁の上に乗ってみるとこう

そして、別の角度から

下から見上げると

写っているのは一緒に行った弁護士のKさんです。Kさんナイスガイ!

そして次に知念城です。

アーチの城門は修理中でしょうか?それでも、これまで見たグスクと同じように石組みがきれいです。

この城は整備中のようでして、森林に埋もれていた従来の姿がまだ残っています。

締めくくりは中村家住宅

中村家住宅は、19世紀の豪農の住居です。当時の沖縄の建築様式を見ることができます。
屋根にはシーサーがこちらをにらんでいます。

もちろんいかつい顔なんですが、2頭身くらいの姿が何となく愛嬌があってよいと思います。

以上で沖縄グスク見学は終わりです。本当は斎場御嶽(せいふぁうたき)などにも行ってきましたが、何しろろくに写真を撮っていませんでした。今となってはとても残念です。
沖縄はとてもいいところでした。また、行ってみたいです。

グスク見学その3

2012-03-21 16:02:28 | 日記

今回は、勝連城と座喜味城です。
上の写真は、勝連城です。高い丘の上にあります。この日はあいにくの雨でして、そらも暗いですね。

城壁の近影です。これまでご紹介したグスクは、いずれも城壁を湾曲させて作っているのですが、どうしてでしょうかね?防衛上の理由でしょうか?

城壁の中は2段階になっていて、外側の城壁を入ると広いスペースがあります。そこから頂上を撮影したところです。

頂上から下の広場を撮影したところです。礎石が生前と並んでおり、大きな建物があったことがわかります。
確か、建物跡の手前の方に御嶽(礼拝所のようなもの)があったと思います。グスクは政治と軍事の施設であるとともに宗教施設だったみたいですね。


お次は座喜味城です。

中城でもご紹介しましたが、アーチ状の門が綺麗ですね。この日天気が良くなかったのが本当に残念です。

なぜか座喜味城は門ばっかり撮っていて他の写真がありません。多分中城でアーチの綺麗さに感動したため、座喜味城ではアーチばっかりに関心が行ってしまったのでしょう。

もう少しグスク見学をお送りします。


グスク見学その2

2012-03-17 12:23:54 | 日記
今回は中城です。上の写真は、入口の遠景です。右の方に写っているのは、一緒に見学した弁護士Kさんです。
この日は大変よく晴れていて、白い中城が映えて見えました。
とくに気に入っているのはこれ、

きれいなアーチがかっこいいです。

これもいいですね。まるで地中海のギリシャかどこかの遺跡みたいな感じがします。行ったことありませんけど。

これは、上の門を反対からとったものだったかな?ちょっと忘れてしまいました。
最後に、これは全景です。


中城は、14世紀に築造されたもののようです。江戸時代には番所がおかれ、明治には役場が置かれたようです。
幕末にはペリーも立ち寄ったみたいです。
どのグスクもきれいでしたが、とくに中城はきれいで印象深かったです。
また沖縄に行きたいです。

まだグスク見学の成果は続きます。


グスク見学その1

2012-03-11 21:14:24 | 日記
今回はずいぶん前のお話。4年くらい前に沖縄に行ったときに見て回ったグスクの写真です。
上の写真は今帰仁(なきじん)城です。確か2泊3日くらいの旅行だったのですが、とりあえずグスクを手当たり次第見に行きました(笑)

これは門を反対から見たところ。きれいな石組みですね。

これは、門に入る前、城壁をとったところです。日本の城郭の雰囲気とは全く違います。

これは同じ城壁を上からとったところ。見事です。

城壁の上は、兵を配置できるようになっています。
今帰仁城はいつ建築されたのかは不明ですが、14世紀には琉球の三山時代の北山の中心地として栄えていたようです。その後、1416年に中山の尚巴志によって滅ぼされてしまいます。

このときに行ったのは3月頃でしたが、とても暖かくて土地の雰囲気がゆっくりしていてとてもよかったですね。また行きたいです。

平成の大遷宮(出雲大社)

2012-03-09 20:22:26 | 日記
せっかく事務所を開設したのに更新がままなりません。
今回は、遺跡というより現在も絶賛稼働中の出雲大社です。
出雲大社は現在「平成の大遷宮」の真っ最中で、本殿の屋根を改修しています。
2月25日、その改修中の本殿屋根を間近で見させていただきました。

出雲大社は、60年に一度檜皮葺(ひわだぶき)の屋根を葺き替える工事をしてきたとのこと、次回は2080年ごろということになります。私はこれを見るのは最初で最後です。
・・・・・・・しかし、写真はNG。ガックリ・・・・・・。

葺かれた屋根は、薄い檜皮が緻密に重ねられ厚さが数十センチメートルにもなっています。屋根の端はきれいに檜皮が切りそろえられており、分厚い断面が凹凸のない見事な平面をなしています。そして、断面同士が直角に交わった部分では、これまた見事な稜線が全くゆがむことなく現れています。
屋根は檜皮を何枚も重ねて数十センチメートルにも積み上げた形になっているのですが、重ねた檜皮を竹の釘で一枚一枚下層の檜皮に留めています。
うーん大変な作業です。

ところで、上の写真はこれまで本殿に葺かれていた檜皮の一枚です。さすが60年間の年季を感じますね。
拡大するとこう。


出雲大社は、いわゆる縁結びご利益の神社で有名です。地元もこれにあやかろうとして出雲空港は「出雲縁結び空港」という名前です。そういうわけで、割合としては縁談の願掛けに来られる方が多いのでしょうが、大学合格などの絵馬も多いですね。

私の仕事では、「離婚問題」はありますが、「結婚問題」というのはありません。当然ですが。
仕事の性質上、出雲大社とは縁がないのです。その上、出雲大社に来て願もかけずに屋根ばっかり見ている私は、たぶん罰当たりでしょう(笑)