
連続3回で出雲市神戸川西岸の古墳です。
前回の妙蓮寺古墳から水路沿いを東に200メートルくらい進んだところの小さな十字路を右に曲がり、少し坂を登ったところに案内板があります。
たどり着いた瞬間悪い予感が・・・・・入口に格子がつけられている・・・残念!!
入れない(T_T)
しかし、諦めずに格子の隙間から手を突っ込んでカメラをできるだけ前に出して撮影します。

これもすごい!!巨大な奥壁が真っ平らに整形されています! しかも、横を見ると同じブロック状に加工された側壁の石が綺麗に積み上げられています。それも台形に持ち送られています。美しい・・・
そして、下を見ると石床があります。右側に二つ、左側に一つなんですが今ひとつ見えないですね(ーー;)
やっぱり中に入りたい~~
さらに腕を伸ばして下から奥壁の上方を撮影します。

ブロック状の側壁石材がよく見えます。同じ形状に整形してますね~~。前々回の宝塚古墳といい、出雲の工人集団は気合入っていますよね。
この古墳は羨道長約2メートル、玄室長約3.27メートル、高さ約2.8メートルです。
墳丘は円墳で埴輪や葺石はありませんでした。
金銅製装頭推太刀、同小刀、直刀、鉄鏃、くつわ、杏葉(馬につける飾り)、金環、須恵器が出土しています。
築造当時の状況を想像すると、墳丘の外見はそれほどパッとしないのですが、石室の中にはいるとすごかったのでしょう。