遺跡好き弁護士の一(はじめ)法律事務所

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梅山古墳(欽明天皇陵)

2012-09-14 20:46:43 | 日記
もう9月の半ばだというのに相変わらず暑いですね。私はようやく夏風邪から復活してきました。
ところで、あさってはいよいよ橿原考古学研究所有史会の9月例会です。行き先は三重県伊勢地方の雲出川流域。東海地方の遺跡は言ったことがなかったので楽しみです。
例会までに体調が回復してよかったよかった。

今回は梅山古墳です。欽明天皇の墓に比定されているのですが、学説的には欽明天皇の墓は以前ご紹介した見瀬丸山古墳が有力とのこと。
全長約140メートル、後円部径約72メートル、前方部長107メートルの前方後円形をしており、明日香村唯一の前方後円墳とされています。もっとも、この墳形は、もともとは双円墳だったものが文久の修陵(江戸時代1862年から幕府が行った墳丘の改築事業)によって前方後円墳に変えられたとの説もあるようです。
もし、本当だったらきわめて残念ですね。

明日香村巡りで鬼の雪隠と俎を見た後、そのまま西の方角に自転車でうろついていると、右に大きな古墳が見えてきました。これが梅山古墳です。こんな感じ。

東西と北側を低い丘陵が囲んでおり、多分その丘陵の一部を切り取って整形して作った古墳ではないかと思いました。

近づいてみると周濠があります。

前方部の先に階段があって上るとちょうど鳥居を見下ろす感じになりました。珍しいのでパチリ。


しかし、本当にもともとが双円墳だったのなら返す返すも残念です。双円墳ってほとんどないのに。もったいない(>_

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