遺跡好き弁護士の一(はじめ)法律事務所

遺跡好き弁護士射場守夫は現在奈良県大和高田市一法律事務所にて業務中!遺跡紹介とたまに法律や仕事のお話をいたします。

飛鳥寺(明日香村)

2012-06-13 14:05:28 | 日記
U弁護士との遺跡巡り最終地点。飛鳥寺です。
私は初めてでしたが、Uさんは以前ボスと行ったことがあるそうで。
それはそれはおもしろくなかったでしょうね。と想像します。

飛鳥寺は、蘇我馬子が建てた蘇我氏の氏寺です。日本最古の本格的寺院で、創建は6世紀末から7世紀にかけてとのこと。
当時は大変立派な伽藍が存在したのですが、現在は周囲の民家の中で見過ごしてしまいそうなこじんまりしたお寺です。

西門から入ってすぐに

「思惟殿」というお堂がありました。

ここで有名なのは、冒頭の写真の飛鳥大仏です。別の角度から撮った写真が

あちこち補修の跡があります。

お話によると、この大仏(釈迦如来)は鞍作鳥(くらつくりのとり)によるものです。日本史の教科書に出てくる人物ではありませんか!?
しかし、本堂が過去2回にわたる火災で焼失し、一時期はお堂もなく野ざらしにされていた時期もあったそうです。
しかし、作られてから現在までその位置を動くことがなかったそうです。そして現在は、頭の一部と指の一部が作られた当時のもので、他は補修されてサイボーグとなって現在に生き残っています。
まさに歴戦の勇士です。

そういう目で見ると、補修の1つ1つが美しく見えてきます。

この大仏様を中心として左右に仏像が並んでいます。名前は忘れてしまいました。
大仏を裁判長とするならば、右陪席左陪席といったところでしょうか?

では向かって左のお方

スマートなお姿。
そして、向かって右のお方

この方もちょっと忘れてしまいました。大変申し訳ありません。

飛鳥寺西門を出て、少し行くと蘇我入鹿の首塚があります。

大化の改新で滅ぼされた際、蘇我入鹿の首がこの首塚まで飛んできたとのこと。

最後に以前の飛鳥寺西門跡の発掘状況の写真です。

写真の真ん中上の方に写っているのが現在の飛鳥寺です。現在はちっちゃいですね。当時がいかに巨大な伽藍であったかを想像させます。

Uさんお疲れ様。

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