遺跡好き弁護士の一(はじめ)法律事務所

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見瀬丸山古墳(橿原市)

2012-06-14 22:38:27 | 日記
見瀬丸山古墳(みせまるやまこふん)は、橿原市国道169号線、近鉄橿原神宮前駅を南に下って1キロ弱でしょうか。道路の左側に青々とした草に覆われた小山が見えてきます。これが見瀬丸山古墳です。
上の写真の右側が後円部です。またしても全景が写っていません。とにかく大きいんですよ。

全長約310メートル、後円部径約150メートル、前方部幅約210メートルを図り、奈良県最大、全国でも6位の規模を誇る巨大古墳です。
この古墳は、後円部の上の方だけ宮内庁が管理しています。
早速前方部の上に登ってみます。

前方部から後円部を望みます。
今度は反対に

前方部から北西の方向を望みます。青々として気持ちのいい古墳ですね。
前方部の上は平らになっており、多分築造後に平らに削られてしまったのでしょう。


さらに下から後円部を見上げます。立ち入れたらいいのに。。。。

後円部には、日本最大規模の横穴式石室があります。全長28.4メートル、玄室長8.3メートル、羨道長20.1メートルであり、中には家形石棺2基が設置されています。石材は兵庫県加古川流域で採取された竜山石が使われているとのこと。
築造時期は6世紀後半と考えられています。

昔、近隣の方がこの横穴式石室に入って写真を撮ったらしいのですが、現在は宮内庁によってふさがれているとのこと。ケチですね。一度オープンになっているものを塞いでもいいことないと思うのですが。

と思ったら、後円部のところにこんな案内板がありました。

奥壁に円形の石が使われていますね。これは何か意味があるのでしょうか?
よく見ると、石室が台形になっています。しかも、大変整っています。

奥壁の手前に家形石棺の一部が見えます。多分全体が埋もれて屋根だけ見えているのでしょう。
屋根が非常に扁平で、ほとんど平らになっています。
もう一つの写真は、奥から入り口方向を撮ったものと考えられます。
同じく家形石棺の屋根が見えます。うわっ!!めちゃくちゃきれいに稜線が残っている!
その向こうに羨道が見えます。

再び前方部に出て段築の様子を撮ります。しかし、少なくとも三段築成以上ありますね。それとも、後の世に段々畑にされてしまったか?


この日はよく晴れていてよい古墳散策日和でした。
緑色の古墳に真っ青な空がよく映えますね。

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