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宮城県白石市の公立病院が医師不足でとった方法は

2008-02-29 16:34:54 | 経営
宮城県白石市の公立病院では医師が退職するのでいままでの診療体制が維持できないことから「安易な受診は自粛して」というチラシを全市全戸に配布するのだそうです。
チラシによるとかかりつけ医の利用促進、夜間救急の受療自粛が主な呼びかけだが、これは医療制度ではいまに始まったことではなく、以前からかかりつけ医の利用と紹介は常識であり、夜間救急は救急処理のために行う医療行為ですからいまさらと思う。
いままで白石市が医療制度の説明と利用方法の理解を求めていなかったことがあるのではないかと思う。
医師が不足したこの事態でようやく本来の医療制度の利用の説明が行われるということですが、それでも公立病院を利用していた理由はあるだろうから、それを医師が不足だということで利用方法を変えることの説明だけではかかりつけ医に受診するという形態には変わらないだろう。
通常、お願いをするときは応対して説明を行い、さらにはかかりつけ医の紹介まで行ってはじめとお願いとなる。
介護保険制度で事業を行っているものとしては介護保険法及び関連法規でお客さまの利用申し込みを理由なく断ることはできない、支援ができないときは連携している事業所を紹介し利用ができるよう支援することとされている。
介護保険はよくできた制度だから、こういう内容になっているのだが、介護保険の保険者である市町村がチラシ一枚で利用方法を変えてくれという要望はいかにもお役所仕事と批判されかねないだろう。
まさに安易な受診は自粛してという安易なチラシを配布ということだろうか。


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