nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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介護事業で経営者の存在価値はどこに?

2008-02-05 09:06:59 | 経営
介護事業はほとんどが基準で固められているため事業者が考えることはほとんどないのではないだろうか。
たとえば介護職は資格が決まっており、その資格は研修なり資格試験であったり、しかも研修すら基準があるので、事業者はその基準に則っていればいい。自社で介護職としてのスキルを求め、そのスキルを実現するための研修は行わなくとも制度の中でしかも費用は相手負担でやってもらえる。
運営にしても法令で運営基準が規定されているのでそれに則ればいい。自社で考えることはない。これが負担という声もあるが自社で開発しないのだから文句をいういわれにならないと思う。
いわば人材育成の手法と費用は国もちで行ってくれるし運営の基準すら決まっているのだからほとんどなんにも考えることはない。
ちなみに今回の介護労働者不足に関しても厚生労働省が有識者会議まで開いてその原因と対策を練っている。本当に経営者のいる場所があるのだろうか。

このような介護事業で経営は何を遂行するのだろうか、介護事業の経営者は現場で働いていますというのでは経営はどうなっているのだろう。確かに書類の決裁などしているかもしれないが、それは決裁権を持っているから行っているだけで経営ではないでしょう。

経営とは戦略を練りいかなる戦術をもって事業を実現していくか、だと思う。

介護事業で経営が行うべきは事業の量的な拡大と業務の質的な拡大(深化)だと思う。量的拡大とはたとえば事業所数の増設などであり質的拡大は(質とは制度が要求する質ではないと思う)業務の深化をさすと思う。
質的拡大はたとえば施設でユニット型にするなどというものそれに当たるかもしれない、ユニット型にするというのは単に部屋割りを変更することではないですよね、ユニットにすることで人員配置と作業工程がかわりそれを収支との兼ね合いで実現していくことを意味しますから、当然、質的に変化を求められます、この質的変化を質的拡大といえるのでないかと思います。

経営者の存在価値があるとすればこの拡大をいかに実現していくか、その内容と時期、その方法を考え実現していくところに経営者のいる意味があると思う。
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