伊坂幸太郎
久しぶりの伊坂幸太郎です。
彼の表現はいちいち面白い!
ちょっと村上春樹に似てる 🎶
『彼女の吐いたため息が、積もって床が見えなくなる』
『自分がやんわりと投げたその玉を、
妻が豪速球で投げ返してきたものだから、兜は青ざめた。
キャッチボールのつもりであったのが、
実は既に試合の真っ最中で、
妻はバットを持ち「良い球が来た」とばかりにフルスイングで打ってきた』
『俺を恐怖で直接不動にさせたのは、お前が久しぶりだ、
と蜂に対して言いたいほどだった。
緊張を感じさせるのは、お前と、俺の妻だけだと』
『何が食べたい?
と妻に聞かれた際にどう答えるべきか。
もちろん正解は無いものの、
兜は経験からいくつかのことを学んでいた。
「何でもいいよ」と返事をするのは論外だ。
何でもいいと言われて喜ぶ料理人はいない。
では「デリバリーを頼む」「外食するか」と経営景気良く返すのは悪くない。
悪くないが良いわけでもない。
相手の機嫌によっては「そんなに贅沢できるわけはないでしょう。あなた本当にうちのことを云々かんぬん」と責められる危険性がある』
☝️主人公の兜の職業は表は文房具の営業。
裏は殺し屋。
なのに恐妻家 🤭
その、彼の言葉たち 🎶
そして、
『やれるだけの事しか人はできないんだから、やれるだけやって無理なものは仕方がない』
☝️その奥さんの言葉。
殺し屋のお話なので怖いんだけど怖くなくて楽しめる 🎶
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