YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

有川 浩

2013-07-08 21:52:34 | Weblog
初めての作家さん!

ず~っと前からニム氏に進められていたんだけど…
どうしても初めての作家さんは、足踏みしてしまう。

ニム氏の趣味は…
あたりはずれがあるから…
信用してないわけじゃないのよ。
人間としては、絶対的に信用してる。
でも…趣味、嗜好的なセンスは…ねえ (笑)

何度も、何度も迷った挙句にやっと一昨日いえ、一昨昨日読み始めたら…

へへへ、面白くって止まらない (^^;)

ここまで良い方向に期待はずれは久しぶり!

素敵な文章、いっぱいよ!

『誰かが見てても見てなくても、毎日こんな景色なんですね。夏じゃなくても、あたしたちがいなくてもー毎日こんなに綺麗なんだ…』

『女っていうのは、元来男よりも度胸が良くて図太い生き物だよ。男は頭でしか考えられないけど、女は違う。
男は理屈が越えられないけど女は越えちゃう。頭以外のどっかでね、理屈を追い越した先にある何かをしっかりつかんでいるんだろうね。』

『秋庭が作戦を成功させるとしても、彼は世界なんかを救ったんじゃない。君が先に死ぬのを見たくないだけなの、利己的な自分の感情を巣くったんだ。
そしてその感情の先に繋がっている君を救う。秋葉に無事でいて欲しいとねがう君をね。
僕らが救われるのはそのついでさ。君たちの恋は君たちを救う。僕達は君たちの恋に乗っかって余禄に与るだけさ。』

『「大丈夫か」たった一言にこんなに気持ちが乗るということをノブオは始めて知った。』

『気付かないやつにわざわざ気付かせる必要はないと思っているのだろう。』

『世界を救うなんて大上段な使命感ではなく。ただ好きな人を守りたい、と言う願いがきっと一番強いのだ。
きっと世界を守りたいなんて思って世界を守る人はいない。』

『生きてるって高括ってるから県下なんか出来るんですよ。明日お父さんが死んじゃったら、秋葉さん絶対後悔する。昼間のお父さん、帰ってきたのかって行った時、少し嬉しそうだった。
話し合うのも面倒なくらいお父さんが要らないのなら、そんで私にガキの分際で他人の事情に口出すななんて言うくらいなら、
いっそ私にお父さんをください。
あたしにくれたら、秋庭さんよりずっとお父さんを大事にするのに』

『冷や汗かきつつ、けど倒れる時は前のめりで』←この言葉、超好き!

お父さんの話は、本当に大賛成!
私の年になって両親健在! 何て人はもうあんまりいないんだろうけど…
どちらかがまだご健在! ってひとはたくさんいる。
私はもう、25年も前に…両親共に…いない。

だから、親御さんが生きている事が普通だと思って、何の感謝の気持ちも無い人。
親御さんとの時間を持とうとしない人。
まだまだ心配をかけている人。
大切に思えない人。
みんなみんな許せない!
この人の文章みたいに、本当に「お父さんを、お母さんをください!私、大切にしますから!」って言いたい!

親ってね、本当に生きててくれるだけで…
ありがたく、幸せなものなんですよ!!
子供も神様がくれた宝物だと思うけど…
親って、もっともっと宝物じゃないですか?!
だって、自分を産み、育ててくれたのよ!

ふう~、
どうしても親の話になると力が入ってしまう!
失礼いたしました (笑)


 

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