珍しい本です!
12人の作家さんの短編がぎっしりと詰まってるんです‼️
『厚子は7時に帰ってきた。
駅から電話をくれたので、その間にフライをあげることができた。
なるほど、自分もそうすればよかったのかと、目から鱗うろこが落ちた』👈奥田秀朗「ここが青山」
『世の中ってのは何でもありだね』👈伊坂幸太郎「太陽のシール」
『今はまだ見えないけど、
この恋にも賞味期限があるのかもしれない。
サプリメントの箱の裏とは違い、
男の背中には裸になっても恋の有効期限は印刷されてなかった』👈石田衣良「2人の名前」
『僕らが生まれた昭和51年、つまり1976年と言うのは歴史に残る事件が相次いで起こった年だった。
一国の首相まで務めた人間が、収賄容疑で逮捕され、
ソ連のミグ戦闘機が函館の空港に強行着陸した。
中国では天安門事件が起こり、南アフリカではアパルトヘイトに反対する暴動が起き、
そして南ベトナムと北ベトナムはついに統一されて社会主義共和国となった』👈村山由佳「約束」👈実はこの1976年はナオの生まれた年なのです!
『あえて、誤解を恐れずにいますならば、これは我々に対する自然からの罰なのかもしれないと、つまり人間のおごりが招いた強烈なしっぺ返しと申しますか、、、』👈同じく村山由佳「約束」
『「できるのかな」
「できるのかな?じゃなくてやるんだよ」』👈同じく村上由佳
12編、みーんな素敵💕
その中でも私は
「道尾秀介のゆがんだ子供」と「熊谷達也の川崎船」が好き❣️
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