YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

吉村喜彦

2016-07-15 20:35:06 | Weblog
初めての作家さん!
だいぶ前に送ってもらった本なのですが、、、
私、昔で言う 「ジャケ買い (こんな言葉知らない?) 」タイプなので、、、
なんだか軽そうで、、、
後回しになっていた

でも、ごめんなさい。 めっちゃくちゃ面白かったデス

『あとは愛嬌。可愛さは世界を救うんや。売り込むいうことは、自分勝手なことや。
自分の好きなように世界を変えていこうという己の我儘や。
そやけど、その嫌らしいエゴを可愛さが救うてくれるんや。ほんまやぞ』

『「三日、三週間、三年」っちゅう言葉がある。
人間、何やるんでも段階がある。第一段階が三日。次が三週間。』この言葉はいつも私を支え、励ましてくれた。

『己の心を鏡のように保つことじゃ。鏡にゃこの瀬戸内海の青空も映るし、白い雲が流れよるのも映る。
鏡をちゃあんと磨いておくことが、一番大事なことじゃ。それだけ、守りんさい。
きれいに磨き上げた鏡じゃったら、何から何まで映し出すんじゃ』

『わしぐらいの年になるとのう、世の中のことはそう複雑じゃあないとわかってくる。
実はシンプルなことなんじゃ。若い頃はいろんなことにびくびくするけえ、他人のことが気になる。
じゃが、いろんな経験積むと、余計なことをせんようになる。そうやってどんどん削ぎ落としていったら、
結局、素直なまっすぐな気持ちに行き着く』

『ビールもええが、ラム飲まんの?今日、マルティニークのええラム入れたんよ』ここで 「マルティニーク」 が出てくるとは
そうなのよ、マルティニークのラムは本当においしいの

『生まれてくるんも死んでゆくんも一人ぼっちや。金持ちも貧乏人もみんな同じ。
みんながみんな死ぬことを怖がってる。そやから宗教も生まれたし、芸術も生まれたんちゃうか?
生きるんは、、、、束の間の夢や』

『「40歳を超えると、男は自分の顔に責任を持たねばならない」とリンカーンは言った』

『いかに生きるかは、いかに死ぬかということじゃ』

『職人は端っこに一番気ぃ使う。小さな端っこがようでけてるかどうか。
そこには職人の腕がかかってる。職人は端っこから世の中、見てるんや』

も~!
文章そのものが、表現が新鮮で
気になる文章を抜き出してたら、、、本になっちゃう

テンポよく、気持ちよく読ませてもらいました

余談ですが
にむ氏の本名は 「にむらよしひこ」 この作家さんは 「よしむらよしひこ」
お~!! 凄い! 「近いで賞」だ~!!
って思ったら、アルファベット書きで 「Nobuhiko」って書いてあった。 残念!