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2023/1時点の清滝生駒道路未開通区間の現況(その1)

国道163号は大阪市と三重県津市を結ぶ国道で、このうち大阪府内から京都府木津川市山城町までは近畿地方整備局が管轄する国直轄の幹線国道です。

この国道のバイパスとして、大阪府門真市から京都府木津川市山城町の間に地域高規格道路「学研都市連絡道路」が都市計画決定されており、このうち大阪府四條畷市と奈良県生駒市北部(近鉄けいはんな線学研奈良登美ヶ丘駅北東の京都府との境)の約11.8kmが「清滝生駒道路」として事業化され、それより東の京都府域約4.6kmも「精華拡幅」として事業化されています。

この両区間が、2022年11月に開催された近畿地方整備局の令和4年度第3回事業評価監視委員会で再評価対象となっています。

https://www.kkr.mlit.go.jp/plan/ippan/zigyohyoka/ol9a8v000005w0e7.html

https://www.kkr.mlit.go.jp/plan/ippan/zigyohyoka/ol9a8v000005w0e7-att/no.3.pdf

清滝生駒道路のうち四條畷市内区間の大半(清滝峠の下をトンネルで抜ける区間を含む)は2014年3月までに4車線で開通しました。トンネルにより代替された山越え区間は国道指定を解除されています。現在の終点にあたる下田原ランプで元からの国道163号に接続します。

下田原ランプから府県境を越え生駒市高山町までの区間は、現在の国道163号よりも北側に新たに4車線道路を築造する形になりますが、現時点では全く未開通です。生駒市高山町の高山ランプで再び現在の国道163号に合流し、その先の府県境までは基本的に現道拡幅で、一部屈曲区間はバイパスで短絡する予定ですが、いずれにしろほぼ未着工です。

京都府域は「精華拡幅」の工事名の通り基本は現道拡幅(2車線→4車線)です。但し一部にバイパスによる短絡区間があり、うち乾谷区間のバイパス0.7kmは2023年春に開通予定ですが、

https://www.kkr.mlit.go.jp/kyoto/news/press/2020/sih68m0000005a8m-att/seika.pdf

他はほぼ進捗していないようです・・・下記URLの京都国道事務所サイト内の紹介ページで、乾谷地区以外の工事状況が閲覧できない

https://www.kkr.mlit.go.jp/kyoto/project/vitality/grt3670000002g7p.html

 

先日、清滝生駒道路の未開通区間(下田原ランプ~高山ランプ間)を実地踏破してきたので、順に紹介していきます。

(つづく)

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