関連ブログ記事・・・2021/5/2付「九州のミッシングリンクはいつ解消?」
上記記事で
>1.大分~阿蘇~熊本間
> 中九州の県庁所在地を結ぶにもかかわらず、この区間にはそもそも高速道路の計画がなく、高規格幹線道路としての「中九州横断道路」が1994年に計画指定されたものの、大分県側および阿蘇の外輪山東側を越える区間では着実に整備が進んでいる(犬飼IC~竹田IC間が開通済、竹田IC~阿蘇市一の宮町間は事業中)のに対し、
と書きましたが、このうち竹田IC~波野IC間(竹田阿蘇道路)の着工式が2022年12月11日に挙行予定です。
https://www.qsr.mlit.go.jp/kumamoto/newstopics_files/20221014/k221014_02.pdf
2019年度から調査設計・用地買収を進めており、現地における着工のメドが立ったわけですね。
ルートは現在の国道57号とは全体に離れており、特に竹田西IC~波野IC間は国道にパスされた形の旧荻町の中心部近くを通ります。JR豊肥本線の駅があり特急が停車するものの今では1日2往復にまで減っており、地域住民にとっては待望の幹線交通ですね。開通時期は未定ですが、この区間にはトンネルがないので意外と早く完成するかも。
一方、波野IC~阿蘇市一の宮町間は、延長5km近い滝室坂トンネルで阿蘇の外輪山を突破する「滝室坂道路」として工事中です。現在の国道57号は(大分側からだと)外輪山を上り詰めた後に急坂・急カーブの滝室坂を経由して阿蘇カルデラに至る形となっており、特に大型車にとっては難所で、防災面でも大きな問題を抱えています。したがって、観光目的でないドライバーにとっては竹田阿蘇道路よりもこちらのほうが待望ですね。
滝室坂トンネルは2018年6月に着工し、
https://www.qsr.mlit.go.jp/kumamoto/road/juutai_taisaku/takimurozaka.html
2022年9月4日にまず避難坑が開通しました。
https://kumanichi.com/articles/780311
当然、本坑の貫通はまだ先で、滝室坂道路の開通見通しも未公表です。
ただ、Googleで「滝室坂道路 開通予定」と検索すると、このブログ記事を書いている時点では、じゃらんのサイト内の以下の記事がトップに表示されます。
2013年4月に作成されたコンテンツのようで、この時点では事業期間は約8年(用地買収3~4年、トンネル工事5年程度)と見込んでいたとのこと。既に2021年は過ぎてしまっていますが、果たしてトンネル着工から5年後の2023年下半期中に開通できるでしょうか?