「淡路島・津名港の栄華を偲ぶ高速船ターミナル(その2)」の続きです。
1994年に現在地に移転する前の津名港高速船ターミナルの建物ですが、実は現存します。
上記地図で、「津名港ターミナル西」交差点の南側の海沿いに「兵庫県園芸・公園 協会 緑花推進事務所」と書かれた建物がありますが、それです。
建物の作りが明らかに旅客船の待合所ですし、前には広場がありますが、1980年代後半~1990年代前半の最盛期(=世間のバブル期と重なります)にはここがあふれんばかりの混雑で、これではたまらないとばかり現在のターミナルを建設したのでしょうね。冷静に考えれば、1990年代前半時点で明石海峡大橋開通は目前に迫っており、そうなれば高速船の需要は確実に減退することは(完全撤退まではいかないまでも)予想できたはずですが。
海側にあるのは、当時使われた桟橋でしょうか?
さて、津名港界隈には高速船のほかにフェリーも複数航路発着しており、高速船と同時期に最盛期を迎えていました。次のブログではこれらの痕跡を紹介します。