一般道の災害通行止めによる並行高速道路の無料通行措置ですが、
・九州道の八代~人吉間(昨年夏より)=7/5付ブログ「水害から1年、球磨川沿いの道路は今も一般車両通行止め」参照
・秋田道の北上西~湯田間(今年5月より)=8/13付ブログ「国道107号の2021年中の通行止め解消は無理?」参照
に続き、3か所目が加わりました。
https://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/kansai/r3/0903/
8月18日に滋賀県大津市内の県道大津信楽線(甲賀市信楽地区と大津市中心部を結ぶ幹線道路)が崩土により通行止めとなりました。
他の県道を迂回路として指定したものの、山間で道路事情が悪いことから、発生後半月が経過した時点でこれに加え並行する新名神高速道路の信楽IC~草津田上IC間を代替路として無料で通行できる措置を開始することとなり、9月4日0時から実施されています。
ちなみに、この区間は大戸川ダムの建設予定地に相当し、1990年代からダム建設に伴う付け替え道路の工事が進んでいるものの、民主党政権下でダム建設反対運動が盛んになり(この時期の滋賀県知事はダム凍結を公約に当選)、当然付け替え道路のほうも長きにわたりストップしていました。もっともその後の情勢の変化から、2021年時点では再開しています。
https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20210609.html
しかし、この結果として県道大津信楽線は未改良の貧弱な状態なまま(対面交通の区間も残る)現在に至っており、当然災害に弱いわけです。
さて、復旧はいつになるでしょうか・・・