全国交通ニュースブログ

2024/4時点の園福線&関連バス路線の状況(その4)

その1はこちら その2はこちら その3はこちら

桧山に到着した中京交通バス。

旧瑞穂町の中心部にほど近い桧山(バス駅)は古くから国鉄~JRバスの運行拠点で、広大な敷地を持っています。かつては鉄道駅と同等の扱いを受けており、鉄道駅の如くホームや待合室も設置されました。国鉄分割民営化直前の1980年代半ば以降、それまで旧瑞穂町内をくまなく運行していた支線がどんどん廃止になり、自家用有償運送の瑞穂町営バスに転換されました。その路線の多くは現在も京丹波町営バスとして継続運行され、桧山のバス駅を乗降場所としています(JRバス撤退後も変更なし)。

ここだけ窓の下辺が低くなっています。あるいは(昔の国鉄の駅によくあった)荷物扱い所だったのかも。

京丹波町営バスの運賃は、2021/4/1以降全路線200円均一となっており、同じ町内を走るJRバスよりも総じて安くなっていました(2022/12/27付ブログ記事「京都府北部のJRバス路線が廃止へ、その背景は?」参照)。中京交通バスへの転換により安くはなったものの、格差は残ります。

旧国名の「丹波」が付くバス停名が目立ちますが、これは国鉄バスの名残<鉄道駅と名前が重複しないようにするため>です。「丹波梅田」「丹波三ノ宮」に加え、園福線には「園部河原町」というバス停もあるので、ここから京阪神三都の繁華街に乗り換えなしで行けるわけです(嘘)

ここにあった西日本JRバス京丹波営業所は路線廃止に伴い営業終了となり、敷地は閉鎖されています。中京交通バスはバス駅のホームの脇で待機します。

ただ、定期券・回数券の払戻手続きのため、旧営業所には平日に限り要員が勤務しています。その要員の方にこの場所の今後について聞いてみたところ「バス駅の部分は西日本JRバスが京丹波町に貸し出しており、当面はそのまま運用する。旧営業所の敷地部分については未定」とのことでした。

ちなみに、JRバスはもともと福知山駅近くに営業所があり、ここは「桧山支所」でした。しかし運行規模の縮小に伴い2013/2/1付で営業所機能を桧山に完全に移し、福知山営業所跡地には2016年に京都ルネス病院が移転してきました

なお、京丹波町営バスの車庫は、以前からJRバス営業所の隣の建物となっています。

(つづく)

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「路線バス」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事