公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、主要駅と会場を結ぶシャトルバスについて、「駅シャトルバス連絡窓口会社」を決定しました。
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20230919-01/
シャトルバスが発着する主要駅は現時点で10か所あまり(梅田地区は南北2か所)計画されていますが、このうち弁天町駅については「非常時の利用を想定しており、連絡窓口の会社の設定無し」とのことです。弁天町駅は基本的に「JR線と地下鉄の乗り換えターミナル」という位置づけであり、来場客/退場客の殺到で乗り換え部分のオーバーフローが危惧される際に初めてシャトルバスの出番となるのでしょうね。
他はいずれも鉄道系のバス会社が窓口となり、
西日本JRバス=桜島駅・梅田<うめきた>
京阪バス=梅田<マルビル跡地>・中之島駅
阪急バス=新大阪駅
阪神バス=尼崎駅(阪神尼崎駅のみなのか、JR尼崎駅も含まれるのかは不明)
近鉄バス=上本町駅・天王寺駅
南海バス=難波駅、堺駅・堺東駅
となります。多くは親会社の鉄道事業者の駅が近接しており、鉄道とバスとの連携が容易になりますね。新大阪駅には阪急電鉄は乗り入れていませんが、新幹線駅の北側に阪急バス自前のバスターミナルがあります。
そして、梅田のマルビル跡地については、建て替え事業を担う大和ハウス工業が一時的にバスターミナルとして整備し、発着場を協会に無償提供する形になりますが、連絡窓口会社が何故大阪市内に拠点を持たない「京阪バス」なのかは不明です。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF1927A0Z10C23A9000000/
もちろん、相当な台数が必要となるシャトルバスを全て1社で賄えるとは思えず、「駅シャトルバス連絡窓口会社」が関西一円のバス会社と連携して必要数を調達することになるのでしょう。そして、窓口会社に名を連ねていない大阪シティバスは、各バス会社の要望に応え適宜各駅にバスを送り込むのか、それとも別建てで観客・関係者輸送を担うのか、果たして・・・