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十三高槻線正雀工区、開通に向けての障壁(その3)

その1はこちら その2はこちら 正雀工区付近のGoogleMapはこちら

アンダーパスが終わった先では、用地こそ確保されているものの街路の築造工事は手付かずで、ガードレールばかりが目立ちます。

手前の工事看板は十三高槻線が阪急京都線を越える部分の工事(したがって発注者は阪急電鉄です)のものですが、巨大な箱型の構造物は道路予定地のほとんどを占めています。たとえこの橋梁部分の道路が完成したとしても、この構造物を撤去するか、あるいは構造物を避ける仮設の道路を構築せねば供用開始は無理そうですね。

しかし、構造物の北側には、現在供用中の歩道を潰したとしても2車線分の仮設道路を造るためのスペースはキツキツそうです。それ以前にこの歩道は生活道路や通学道路となっており、潰すことはまず無理です。

南側はこの有様です。

巨大な箱型の構造物の正体は、下水管を地中深くに敷設するためのシールドマシンの起点・終点となる立坑でした。

工事主体は大阪府ではなく吹田市下水道部で、新たな下水管(岸部幹線)は十三高槻線と全く同じルートを通る予定となっており、工事期間は「令和4年5月31日~令和7年6月30日」となっています。

https://www.city.suita.osaka.jp/kurashi/1018541/1020126/1018554/1018556/1028041/1025179.html

もっとも、工事完成を待たずとも、シールドマシンによる掘削が終わればこの立坑は用済みになり撤去できるはずですが・・・

巨大な構造物の西側では、橋梁部分の車道の舗装工事が順調に進んでおり、ライン引き用の車両が行き来しています。ここから東側を見なければ、2023年度内の供用開始は十分可能なように見えますが・・・

ただ、現地の工事看板では、道路舗装工事の工期は「令和6年5月31日まで」となっていました。

(つづく)

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